障害のあるファンモジュールを特定する

交換を行う前に、障害のあるファンモジュールを特定する必要があります。

1. システム保守要求 LED が点灯または点滅しているかどうかを確認します。

   フロントパネルのコンポーネント (保守)を参照してください。

2. Oracle ILOM で、冷却システムの健全性をチェックします。

   -> show /System/Cooling
    /System/Cooling
   	Targets:
    	Properties:
    		health = OK
    		health_details = -
   ...
   ->

3. ファンモジュールに障害があることを確認します。

   たとえば、次を入力します。

   -> show faulty
   Target              | Property               | Value
   --------------------+------------------------+-------------------------------
   /SP/faultmgmt/0     | fru                    | /SYS/MB/FM0
   ...
   ->
   

   ファンモジュールに障害がある場合は、Value 見出しの下に /SYS/MB/FMx (x は 0 - 4) が表示されます。

   /SYS/MB/FMx とは異なる FRU 値が表示されている場合は、コンポーネント保守タスクのリファレンスを参照して、障害のあるコンポーネントを特定します。

4. Oracle ILOM faultmgmt シェルを使用して、障害のあるコンポーネントを特定します。

   障害の発生したコンポーネントを特定するを参照してください。

   Fault class および Description フィールドで詳細情報を確認します。

5. Oracle ILOM インタフェース内で、ファンモジュールの速度を確認します。

   -> show /SYS/MB/FMx/Fy/TACH value
    /SYS/MB/FM0/F0/TACH
    Properties:
    value = 3100.000 RPM
   ->

   ここでは:

   • x はファンモジュールで、0 (左側のファン) - 4 (右側のファン) になります。

   • y はファン要素で、0 (プライマリ) または 1 (セカンダリ) になります。

6. ファンモジュールに障害がある場合は、障害のあるファンモジュールを書きとめておき、新しいものが届いたら交換します。

   ファンモジュールを取り外すを参照してください。

7. ファンモジュールに障害があるかどうかを判断できない場合は、詳細情報を調べます。

   障害の検出と管理を参照してください。

関連情報

• ファンモジュールを取り外す

• ファンモジュールを検証する

• 障害の検出と管理