Netra SPARC S7-2 サーバーサービスマニュアル

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更新: 2016 年 6 月
 
 

障害のある電源装置を特定する

交換を行う前に、障害のある電源装置を特定する必要があります。

  1. システム保守要求 LED が点灯または点滅しているかどうかを確認します。

    フロントパネルのコンポーネント (保守)を参照してください。

  2. 電源装置のいずれかのステータス LED が点灯または点滅しているかどうかを目で確認します。

    電源装置の LEDを参照してください。

  3. Oracle ILOM で、電源システムの健全性をチェックします。
    -> show /System/Power 
     /System/Power
     	Targets:
     	Properties:
     		health = OK
     		health_details = -
    ...
    ->

    health_details プロパティーで障害のある電源装置が特定された場合は交換します。電源装置を取り外すを参照してください。

  4. 個々の電源装置の健全性をチェックします。
    -> show /System/Power/Power_Supplies/Power_Supply_x 
     /System/Power/Power_Supplies/Power_Supply_0
     	Targets:
     	Properties:
     		health = OK
     		health_details = -
    ...
    ->

    ここで、x0 (下側の電源装置) または 1 (上側の電源装置) です。

    health_details プロパティーで電源装置に障害があると特定された場合は交換します。電源装置を取り外すを参照してください。

  5. 電源装置に障害があるかどうかを判定します。

    たとえば、次を入力します。

    -> show faulty
    Target              | Property               | Value
    --------------------+------------------------+-------------------------------
    /SP/faultmgmt/0     | fru                    | /SYS/PS0
    ...
    ->
    • /SYS/PSx とは異なる FRU 値が表示されている場合は、コンポーネント保守タスクのリファレンスを参照して、障害のあるコンポーネントを特定します。

    • 電源装置に障害がある場合、Value 見出しの下に /SYS/PSx が表示されますが、ここでの x0 (下側の電源装置) または 1 (上側の電源装置) です。

  6. Oracle ILOM faultmgmt シェルを使用して、障害のあるコンポーネントを特定します。

    障害の発生したコンポーネントを特定するを参照してください。

    Fault class および Description フィールドで詳細情報を確認します。

  7. Oracle ILOM インタフェース内で、電圧出力を確認します。
    -> show /SYS/PS0/V_+12V value
     /SYS/PS0/V_+12V
     	Properties:
     		value = 12.031 Volts
    ->
  8. 電源装置に障害がある場合は交換します。

    電源装置を取り外すを参照してください。

  9. 電源装置に障害があるかどうかを判断できない場合は、詳細情報を調べます。

    障害の検出と管理を参照してください。

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