障害のある PCIe カードを特定する

交換を行う前に、障害のある PCIe カードを特定する必要があります。

1. サーバーの保守要求 LED が点灯または点滅しているかどうかを確認します。

   フロントパネルのコンポーネント (保守)および LED の解釈を参照してください。

2. Oracle ILOM で、各 PCIe カードが認識されることを確認します。

   -> show /System/PCI_Devices/Add-on
    /System/PCI_Devices/Add-on
    	Targets:
    		Device_x
    		Device_y
   ...
   ->

   ここで、x、y などは PCIe カードが取り付けられているスロット番号です。

3. 1 枚の PCIe カードが識別されることを確認するには、次を入力します。

   -> show /System/PCI_Devices/Add-on/Device_x

   ここで、x は PCIe カードが取り付けられているスロット番号です。

   PCIe カードが認識されない場合は、その取り付けを確認します。

   PCIe カードを取り付けるを参照してください。

4. PCIe カードに障害があることを確認します。

   たとえば、次を入力します。

   -> show faulty
   Target              | Property               | Value
   --------------------+------------------------+-------------------------------
   /SP/faultmgmt/0     | fru                    | /SYS/MB/PCIE1
   ...
   ->

   ここで、y は 0 - 6 です。

   • PCIe カードに障害がある場合は、Value 見出しの下に /SYS/MB/PCIEy が表示されます。

   • /SYS/MB/PCIEy とは異なる FRU 値が表示されている場合は、コンポーネント保守タスクのリファレンスを参照して、障害のあるコンポーネントを特定します。

5. Oracle ILOM faultmgmt シェルを使用して、障害のあるコンポーネントを特定します。

   障害の発生したコンポーネントを特定するを参照してください。

   Fault class および Description フィールドで詳細情報を確認します。

6. PCIe カードに障害がある場合は交換します。

   PCIe カードを取り外すを参照してください。

7. PCIe カードに障害があるかどうかを判断できない場合は、詳細情報を調べます。

   障害の検出と管理を参照してください。

関連情報

• PCIe カードの構成

• PCIe カードを取り外す

• PCIe カードを検証する