リソースタイプのアップグレードをインストールおよび登録する方法

始める前に

ノードにアップグレードパッケージをインストールする前に何を実行する必要があるかを確認するには、リソースタイプに関するドキュメントを参照してください。次のリストのうちの 1 つのアクションが必要になります。

• ノードを非クラスタモードでリブートする必要があります。

• ノードをクラスタモードで実行されたままにすることができますが、リソースタイプのすべてのインスタンスのモニタリングを無効にする必要があります。

• ノードをクラスタモードで実行されたままにし、かつリソースタイプのすべてのインスタンスのモニタリングをオンにしたままにすることができます。

ノードを非クラスタモードでリブートする必要がある場合は、ローリングアップグレードを実行することによって、サービスが失われることのないようにします。ローリングアップグレードでは、各ノードに個別にパッケージをインストールし、その間は残りのノードをクラスタモードで実行されたままにします。

1. クラスタメンバーで、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する root 役割になります。
2. リソースタイプのアップグレードのパッケージを、リソースタイプのインスタンスをオンラインにするすべてのクラスタノードにインストールします。
3. リソースタイプの新しいバージョンを登録します。

   正しいバージョンのリソースタイプが確実に登録されるようにするには、次の情報を指定する必要があります。

   • リソースタイプ名

   • リソースタイプを定義するリソースタイプ登録 (RTR) ファイル

   # clresourcetype register -f path-to-new-rtr-file resource-type-name

   リソースタイプ名の形式は次のとおりです。

   vendor-id.base-rt-name:rt-version

   この形式については、リソースタイプ名の形式を参照してください。

4. 新しく登録されたリソースタイプを表示します。

   # clresourcetype show resource-type-name

5. 必要に応じて、Installed_nodes プロパティーを、リソースタイプのアップグレードのパッケージがインストールされるノードに設定します。

   この手順は、リソースタイプのアップグレードのパッケージがすべてのクラスタノードにインストールされるわけではない場合に実行する必要があります。

   リソースタイプのインスタンスを含むすべてのリソースグループの nodelist プロパティーは、リソースタイプの Installed_nodes プロパティーのサブセットである必要があります。

   # clresourcetype set -n installed-node-list resource-type

   –n installed-node-list

   このリソースタイプがインストールされるノードの名前を指定します。