リソースグループの自動復旧アクションを一時的に中断できます。リソースグループの自動復旧は、クラスタ内にある問題を調査して修正するために、中断する必要がある場合があります。または、リソースグループサービス上で保守を行う必要がある場合もあります。
リソースグループの自動復旧アクションを中断するには、clresourcegroup suspend コマンドを発行します。自動復旧アクションを再開するには、clresourcegroup resume コマンドを発行します。
リソースグループの自動復旧アクションを中断する場合は、そのリソースグループの静止状態への移行も行います。
自動復旧を再開するコマンドを明示的に実行するまで、中断されたリソースグループが自動的に再開またはフェイルオーバーされることはありません。オンラインかオフラインかにかかわらず、中断されたデータサービスは現在の状態のままです。指定したノード上でリソースグループの状態を手作業で切り替えることもできます。また、リソースグループ内の個々のリソースも有効または無効にできます。
次のいずれかの条件を満たすリソースグループの自動復旧アクションを中断すると、依存関係またはアフィニティーが中断され、適用されなくなります。
別のリソースに対する再起動依存関係を持つリソースが含まれている。
別のリソースグループに対する強い肯定的または否定的なアフィニティーが宣言されている。
これらのいずれかのカテゴリのリソースグループを中断すると、Oracle Solaris Cluster により、依存関係またはアフィニティーも中断されることを示す警告が表示されます。