クラスタファイルシステムで HAStoragePlus リソースが構成され、オンラインになると、これらのファイルシステムは確実に使用可能になります。クラスタファイルシステムは、ルート ZFS ファイルシステムと非ルート UNIX ファイルシステム (UFS) 上でサポートされています。このセクションの手順は、UFS を使用した HAStoragePlus リソースに適用されます。データサービスが I/O 集中型である場合は、ローカルファイルシステムの HAStoragePlus を使用してください。HAStoragePlus リソースのファイルシステムを変更する方法については、HAStoragePlus リソースのクラスタファイルシステムをローカルファイルシステムに変更する方法を参照してください。
クラスタファイルシステムは、ループバックマウントメカニズムを使用して、HAStoragePlus リソースのゾーンクラスタに対して構成できます。SUNW.HAStoragePlus リソースタイプは、クラスタファイルシステムをグローバルクラスタ内にマウントすることによって、そのファイルシステムをゾーンクラスタから使用可能にします。このリソースタイプは、次に、リソースグループがオンラインであるゾーンクラスタノード上でループバックマウントを実行します。
ゾーンクラスタの HAStoragePlus リソースタイプで構成されているクラスタファイルシステムは、clzonecluster コマンドを使用して、ゾーンクラスタでの使用を承認するようにしてください。詳細は、clzonecluster(1CL) のマニュアルページおよびOracle Solaris Cluster ソフトウェアのインストール のクラスタファイルシステムをゾーンクラスタに追加する方法 (clsetup)を参照してください。