クラスタ内の少数のノードに負荷を集中させる方法
Concentrate_load プロパティーを false に設定すると、クラスタは、リソースグループの負荷をそのリソースグループのノードリスト内の使用可能なすべてのノード間で均等に分散させます。デフォルトでは、Concentrate_load プロパティーは FALSE に設定されています。
このプロパティーを TRUE に設定すると、クラスタは構成済みのどの強い負荷制限値または弱い負荷制限値も超えることなく、リソースグループの負荷を可能なかぎり少ない数のノードに集中させようとします。
注 -
リソースグループ RG2 がリソースグループ RG1 に対する ++ または +++ アフィニティーを宣言しているときに Concentrate_load=TRUE を指定する場合は、RG2 にゼロ以外の負荷係数を設定しないようにしてください。代わりに、RG1 と同じノード上でオンラインになる RG2 による追加の負荷を考慮して、より大きな負荷係数を RG1 に設定します。これにより、Concentrate_load 機能が目的どおりに動作できるようになります。あるいは、RG2 に対して負荷係数を設定するが、これらの負荷係数には強い負荷制限値を設定せずに、弱い制限値のみを設定することもできます。これにより、弱い負荷制限を超えた場合であっても、RG2をオンラインにできます。
Concentrate_load プロパティーを設定できるのはグローバルクラスタ内だけであり、ゾーンクラスタでこのプロパティーを設定することはできません。ゾーンクラスタでは、デフォルト設定は常に FALSE です。
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クラスタの 1 つのアクティブノード上で root 役割になります。
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clsetup ユーティリティーを起動します。
phys-schost# clsetup
clsetup メニューが表示されます。
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「その他のクラスタタスク」メニュー項目を選択します。
「ほかのクラスタタスクメニュー」が表示されます。
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「クラスタの concentrate_load プロパティーを設定します」メニュー項目を選択します。
「クラスタの負荷集中プロパティーの設定」メニューが表示されます。
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yes と入力し、Return キーを押します。
TRUE または FALSE の現在の値が表示されます。
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yes と入力して値を変更し、Return キーを押します。
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yes と入力して更新を開始し、Return キーを押します。
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Return キーを押して前のメニューに戻ります。
「ほかのクラスタタスクメニュー」が表示されます。