クラスタ管理者は、ゾーンクラスタ内のリソースグループと、ゾーンクラスタ内の別のリソースグループまたはグローバルクラスタ上のリソースグループの間のアフィニティーを指定できます。
ゾーンクラスタ内のリソースグループ間のアフィニティーを指定するには、次のコマンドを使用できます。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=affinity-typetarget-zc:target-rg source-zc:source-rg
ゾーンクラスタ内のリソースグループのアフィニティーのタイプには、次のいずれかを指定できます。
+ (弱い肯定的)
++ (強い肯定的)
+++ (フェイルオーバー委託付きの強い肯定的)
- (弱い否定的)
-- (強い否定的)
この例では、ゾーンクラスタ内のリソースグループ間の強い肯定的なアフィニティーを指定するためのコマンドを示します。
ゾーンクラスタ ZC1 内のリソースグループ RG1 は、ゾーンクラスタ ZC2 内のリソースグループ RG2 に対する強い肯定的なアフィニティーを宣言します。
ゾーンクラスタ ZC1 内のリソースグループ RG1 と、別のゾーンクラスタ ZC2 内のリソースグループ RG2 の間の強い肯定的なアフィニティーを指定する必要がある場合は、次のコマンドを使用します。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=++ZC2:RG2 ZC1:RG1使用例 2-55 ゾーンクラスタ内のリソースグループとグローバルクラスタ内のリソースグループの間の強い否定的なアフィニティーの指定
この例では、ゾーンクラスタ内のリソースグループ間の強い否定的なアフィニティーを指定するためのコマンドを示します。ゾーンクラスタ ZC1 内のリソースグループ RG1 と、グローバルクラスタ内のリソースグループ RG2 の間の強い否定的なアフィニティーを指定する必要がある場合は、次のコマンドを使用します。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=--global:RG2 ZC1:RG1