この手順は、いずれかのクラスタノードから実行します。
始める前に
次の条件が満たされているか確認します。
次の情報を用意している。
スイッチオーバーするリソースグループの名前
リソースグループをスイッチオーバーするノードの名前
リソースグループをオンラインにするか、またはオンラインのままにするノードがクラスタ内に存在する。
# clresourcegroup switch [-n nodelist] resource-group
このリソースグループをマスターできるノードの、コンマで区切られた順序付きリストを指定します。このリソースグループは、ほかのすべてのノード上でオフラインに切り替えられます。
このリストはオプションです。このリストを省略した場合は、そのリソースグループのノードリスト内のすべてのノード上でリソースグループが切り替えられます。
切り替えるリソースグループの名前を指定します。
# clresourcegroup status
このコマンドの出力は、スイッチオーバーされたリソースおよびリソースグループの状態を示します。
この例では、resource-group-1 リソースグループ内の rscon リソース上で発生した Start_failed リソース状態をクリアする方法を示します。このコマンドは、リソースグループをクラスタノード phys-schost-2 に切り替えることによって、この状態をクリアします。
リソースが phys-schost-1 上で Start_failed リソース状態にあることを確認するために、次のコマンドを実行します。
# clresource status
=== Cluster Resources ===
Resource Name       Node Name           Status         Message
--------------      ----------          -------        -------
rscon               phys-schost-1       Faulted         Faulted
                    phys-schost-2       Offline         Offline
hastor              phys-schost-1       Online          Online
                    phys-schost-2       Offline         Offline
                                                  切り替えを実行するために、次のコマンドを実行します。
# clresourcegroup switch -n phys-schost-2 resource-group-1
このリソースグループが phys-schost-2 上でオンラインに切り替えられ、Start_failed リソースステータスがクリアされたことを確認するために、次のコマンドを実行します。
# clresource status
=== Cluster Resources ===
Resource Name       Node Name           Status          Message
--------------      ----------          -------         -------
rscon               phys-schost-1       Offline         Offline
                    phys-schost-2       Online          Online
hastor              phys-schost-1       Online          Online
                    phys-schost-2       Offline         Offline
                                                  関連項目
clresourcegroup(1CL) のマニュアルページ。