DGMGRLコマンドの書式とパラメータ

DGMGRLコマンドを使用すると、一度に1つのブローカ構成を作成およびメンテナンスできます。

表10-1 DGMGRLコマンドの概要

コマンド 効果 SQLcl
@ (アットマーク)コマンド DGMGRLスクリプトを実行します。  
/ (スラッシュ)コマンド

DGMGRLコマンド・プロンプトで最後に入力したコマンドを繰り返します。

 

ADD CONFIGURATION

現在の構成にブローカ構成を追加することで、2つのData Guardブローカ構成間の関係を追加します。

ADD DATABASE

既存のブローカ構成に新しいスタンバイ・データベースを追加します。

ADD PLUGGABLE DATABASE

このコマンドは、ターゲット・データベース内のターゲットPDBをインスタンス化します。

 

CONNECT

指定のユーザー名を使用して指定のデータベースに接続します。

 

CONVERT DATABASE

指定されたデータベースをスナップショット・スタンバイ・データベースまたはフィジカル・スタンバイ・データベースに変換します。

 

CREATE CONFIGURATION

ブローカ構成を作成し、プライマリ・データベースをその構成に追加します。

CREATE FAR SYNC

新しい遠隔同期インスタンスを作成し、それをブローカ構成に追加します。

 

DISABLE CONFIGURATION

構成とそのすべてのデータベースがブローカによる管理対象から外れるように、構成のブローカ管理を無効化します。

DISABLE DATABASE

指定したスタンバイ・データベースのブローカ管理を無効化します。

DISABLE FAR_SYNC

遠隔同期インスタンスのブローカ管理を無効にします。

DISABLE FAST_START FAILOVER

ファスト・スタート・フェイルオーバーを無効化します。

「DISABLE FAST_START FAILOVER CONDITION」

ユーザーによるファスト・スタート・フェイルオーバーの実行条件の削除を可能にします。

 
DISABLE RECOVERY_APPLIANCE 指定したZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)のブローカ管理を無効にします。

EDIT ALL MEMBERS RESET (パラメータ)

ブローカ構成内のすべてのメンバーに対して、指定されたパラメータの値をリセットします。

 

EDIT ALL MEMBERS RESET (プロパティ)

ブローカ構成内のすべてのメンバーに対して、指定されたプロパティの値をリセットします。

 

EDIT ALL MEMBERS SET (パラメータ)

ブローカ構成内のすべてのメンバーに対して、指定されたパラメータの値を変更します。

 

EDIT ALL MEMBERS SET (プロパティ)

ブローカ構成内のすべてのメンバーに対して、指定された構成可能プロパティの値を変更します。

 

EDIT CONFIGURATION (プロパティ)

ブローカ構成のプロパティ値を変更します。

EDIT CONFIGURATION(保護モード)

ブローカ構成の現在の保護モード設定を変更します。

 

EDIT CONFIGURATION (名前の変更)

構成名を変更します。

 

EDIT CONFIGURATION RESET (プロパティ)

指定された構成プロパティをそのデフォルト値にリセットします。

 

EDIT CONFIGURATION RESET TAG

タグとその値のペアを削除します。

 

EDIT CONFIGURATION SET TAG

構成の値ペアのタグを変更または割当てします。

 

EDIT DATABASE (プロパティ)

指定したデータベースのプロパティ値を変更します。

 

EDIT DATABASE (パラメータ)

指定したデータベースのデータベース初期化パラメータの値を変更します。

 

EDIT DATABASE (名前の変更)

ブローカにより指定したデータベースの参照に使用される名前を変更します。

 

EDIT DATABASE (状態)

指定したデータベースの状態を変更します。

EDIT DATABASE RESET (プロパティ)

指定されたデータベースの指定されたプロパティをそのデフォルト値にリセットします。

 

EDIT DATABASE RESET (パラメータ)

指定したデータベースの指定されたデータベース初期化パラメータの値をリセットします。

 

EDIT DATABASE RESET TAG

タグとその値のペアを削除します。

 

EDIT DATABASE SET TAG

指定されたデータベースの値とペアのタグを変更または割当てします。

 

EDIT FAR_SYNC

遠隔同期インスタンスの名前、状態またはプロパティを変更します。

 

EDIT FAR_SYNC RESET (プロパティ)

指定された遠隔同期インスタンスの指定されたプロパティをそのデフォルト値にリセットします。

EDIT FAR_SYNC RESET (パラメータ)

指定した同期インスタンスの指定されたデータベース初期化パラメータの値をリセットします

 

EDIT FAR_SYNC RESET TAG

タグとその値のペアを削除します。

 

EDIT FAR_SYNC SET TAG

指定された遠隔同期データベースに割り当てられた値ペアを変更または作成します。

 

EDIT MEMBER RESET TAG

タグとその値のペアを削除します。

 

EDIT MEMBER SET TAG

指定されたメンバー・データベースに割り当てられた値ペアを変更または作成します。

 
EDIT RECOVERY_APPLIANCE (プロパティ) 指定したZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)のプロパティ値を変更します。  
EDIT RECOVERY_APPLIANCE (名前の変更) ブローカ構成内の該当するリカバリ・アプライアンスのプロファイルに記録されているように、指定したZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)を参照するためにブローカで使用する名前を変更します。  
EDIT RECOVERY_APPLIANCE RESET (プロパティ) 指定されたZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)の指定されたプロパティを、そのデフォルト値にリセットします。

ENABLE CONFIGURATION

ブローカ構成とそのすべてのデータベースのブローカ管理を有効化します。

ENABLE DATABASE

指定したデータベースのブローカ管理を有効化します。

ENABLE FAR_SYNC

指定した遠隔同期インスタンスのブローカ管理を有効化します。

ENABLE FAST_START FAILOVER

ブローカによるプライマリ・データベースからターゲット・スタンバイ・データベースへの自動的なフェイルオーバーを可能にします。

「ENABLE FAST_START FAILOVER CONDITION」

ユーザーによるファスト・スタート・フェイルオーバーの実行条件の追加を可能にします。

 
ENABLE RECOVERY_APPLIANCE 指定したZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)のブローカ管理を有効化します。

EXIT

Data Guardコマンドライン・インタフェースを終了します。

 
EXPORT CONFIGURATION

ブローカ構成ファイルに格納されているメタデータをテキスト・ファイルに保存します。

 

FAILOVER

データベースまたはプラガブル・データベースのフェイルオーバー操作を実行します。この操作では、現在DGMGRLが接続しているスタンバイ・データベースが、プライマリ・データベースのロールにフェイルオーバーされます。

HELP

Data Guardコマンドライン・インタフェースのオンライン・ヘルプを表示します。

 
HOSTまたは! (感嘆符)

DGMGRLを離れることなく、DGMGRLコンソールから直接オペレーティング・システム・コマンドを実行します。

 
IMPORT CONFIGURATION

EXPORT CONFIGURATIONコマンドを使用して以前にエクスポートされたブローカ構成のメタデータをインポートします。

 
MIGRATE PLUGGABLE DATABASE 同じホスト上のCDB間でPDBを移行します。  
PREPARE DATABASE FOR DATA GUARD Data Guard環境用のプライマリ・データベースを準備します。  

QUIT

Data Guardコマンドライン・インタフェースを終了します。

 

REINSTATE DATABASE

フェイルオーバー後、データベースを回復します。

REMOVE CONFIGURATION

ブローカ構成を削除し、そのメンバーのブローカ管理を終了します。

REMOVE DATABASE

指定したスタンバイ・データベースをブローカ構成から削除します。

REMOVE PLUGGABLE DATABASE

指定したプラガブル・データベースをブローカ構成から削除します。

 

REMOVE FAR_SYNC

既存の遠隔同期インスタンスをOracle Data Guard Broker構成から削除します。

REMOVE INSTANCE

ブローカ構成からインスタンスを削除します。

 
REMOVE RECOVERY_APPLIANCE 指定したZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)をブローカ構成から削除し、そのリカバリ・アプライアンスのブローカ管理を終了します。
SET ECHO コマンドライン・プロンプトまたはDGMGRLスクリプトから発行されるコマンドをエコーするかどうかを制御します。  
SET FAST_START FAILOVER TARGET

ファストスタート・フェイルオーバーのターゲットを、指定されたスタンバイ・データベースに設定します。

 
SET MASTEROBSERVER TO

どのオブザーバをマスター・オブザーバとして認識するか、手動で変更できます。

 
SET MASTEROBSERVERHOSTS

ブローカ構成のマスター・オブザーバをターゲット・ホスト上のオブザーバに設定します。

 
SET ObserverConfigFile

オブザーバ構成ファイルのフルパスとファイル名を設定します。

 
SET TIME タイムスタンプ出力のオン/オフを切り替えます。  
SET TRACE_LEVEL DGMGRLによって取得されるトレースの量を指定します。  
SHOW ALL DGMGRL CLIプロパティの値を表示します。  

SHOW ALL MEMBERS (パラメータ)

構成内のすべてのメンバーについて、指定された初期化パラメータの値を表示します。

 

SHOW ALL MEMBERS (プロパティ)

構成内のすべてのメンバーについて、指定したプロパティの値を表示します。

 

SHOW CONFIGURATION

ブローカ構成に関する情報を表示します。

SHOW CONFIGURATION TAG

タグに関連付けられている構成を表示します。

 

SHOW CONFIGURATION WHEN PRIMARY IS

指定したデータベースがプライマリ・データベースであった場合に有効になるREDO転送構成を表示します。

 

SHOW DATABASE

指定したデータベースに関する情報を表示します。

SHOW DATABASE TAG

タグに関連付けられているデータベースを表示します。

 

SHOW FAR_SYNC

遠隔同期インスタンスに関する情報を表示します。

 

SHOW FAR_SYNC TAG

タグに関連付けられている遠隔同期データベースを表示します。

 

SHOW FAST_START FAILOVER

すべてのファスト・スタート・フェイルオーバー関連情報を表示します。

 

SHOW INSTANCE

指定したインスタンスに関する情報を表示します。

 

SHOW MEMBER TAG

指定されたタグに関連付けられているメンバー・データベースを表示します。

 
SHOW OBSERVER

Data Guard Broker構成内のすべての登録済オブザーバに関する情報を表示します。

 
SHOW PLUGGABLE DATABASE

指定したプラガブル・データベースに関する情報を表示します。

 
SHOW ObserverConfigFile

ObserverConfigFileプロパティの値を表示します。

 
SHOW OBSERVERS

特定の構成グループのすべてのブローカ構成の、すべてのオブザーバに関する情報を表示します。

 
SHOW RECOVERY_APPLIANCE 指定したZero Data Loss Recovery Appliance (リカバリ・アプライアンス)の情報またはプロパティ値を表示します。  

SHUTDOWN

現在実行中のOracleデータベースを停止します。

 
SPOOL DGMGRLの入出力をファイルに記録します。  

SQL

Data Guardコマンドライン・インタフェース(DGMGRL)からのSQL文の入力を許可します。

START OBSERVER

オブザーバを起動します。

 
START OBSERVER IN BACKGROUND

DGMGRLセッションを実行中のホスト上で、ファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバをバックグラウンド・プロセスとして開始します。

 
START OBSERVING

指定したグループの各ブローカ構成に対応する新規オブザーバを起動します。

 

STARTUP

データベースのマウントやオープンなど、SQL*Plusと同じオプションを指定してOracleインスタンスを起動します。

STOP OBSERVER

オブザーバを停止します。

 
STOP OBSERVING

このDGMGRLセッションを実行中のホスト上で動作している、特定のグループのすべてのブローカ構成のローカル・オブザーバをすべて停止します。

 

SWITCHOVER

スイッチオーバー操作を実行します。現行のプライマリ・データベースがスタンバイ・データベースになり、指定したスタンバイ・データベースがプライマリ・データベースになります。

VALIDATE DATABASE

ロール変更に先立って包括的なデータベース・チェックを実行します。

 
VALIDATE DATABASE DATAFILE プライマリ・データベースとスタンバイ・データベース全体のデータ・ファイルの検証を実行します。  
VALIDATE DATABASE SPFILE プライマリ・データベースと指定されたスタンバイ・データベースのサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)のエントリの比較を実行します。  
VALIDATE DGConnectIdentifier ユーザーは接続文字列がDGConnectidentifierプロパティに対して有効かどうかを確認できます。

VALIDATE FAR_SYNC

遠隔同期インスタンスに対する一連の包括的なチェックを実行します。

 

VALIDATE FAST_START FAILOVER

ファスト・スタート・フェイルオーバーの構成設定を検証します。

 
VALIDATE NETWORK CONFIGURATION 構成のメンバー間のネットワーク接続性チェックを実行します。  
VALIDATE PLUGGABLE DATABASE ロール変更に先立って包括的なプラガブル・データベース・チェックを実行します。  
VALIDATE STATIC CONNECT IDENTIFIER データベースの静的接続識別子を検証します。