AI サーバーを設定したときに、クライアントのアーキテクチャーと、インストールを計画している Oracle Solaris OS のバージョンごとに、少なくとも 1 つのインストールサービスを作成しました。各インストールサービスを作成したときに、必要に応じて各種 AI クライアントのカスタマイズされたインストール手順とシステム構成手順を作成しました。自動インストールを開始するには、単に AI クライアントをブートするだけです。
クライアントをネットワーク経由でブートしたあと、インストールサービスによって提供されるネットイメージ、インストール仕様、およびシステム構成仕様を使って AI クライアントのインストールと構成が行われます。
管理者が AI クライアントをネットワーク経由でブートします。
AI クライアントは DHCP サーバーに接続し、クライアントのネットワーク構成と AI サーバーの場所を取得します。SPARC クライアントは、必要に応じて、OBP に設定された network-boot-arguments 変数を使用してこの情報を取得することもできます。
AI クライアントが次のいずれかのソースからネットイメージをロードします。
installadm create-client コマンドを使ってこの AI クライアントに割り当てられたインストールサービス
このアーキテクチャー用のデフォルトのインストールサービス
AI クライアントが、AI マニフェストの選択の説明に従って決められた AI マニフェストを使用してそのインストールを完了します。
AI マニフェストに auto_reboot が設定されている場合、AI クライアントがリブートします。または、システム管理者が AI クライアントをリブートします。
リブート中に、AI クライアントが次のいずれかの方法で構成されます。
システム構成プロファイルの選択の説明に従って決められたシステム構成プロファイルを使用する
対話型システム構成ツールでの管理者の応答を使用する
リブート後に、AI クライアントに対して設定された任意の初回ブートスクリプトが実行されます。
インストールが完了すると、自動インストールの成功メッセージが画面に表示され、完了メッセージが /system/volatile/install_log ファイルに表示され、その AI クライアント上の svc:/application/auto-installer SMF サービスが online 状態になります。