システムのグラフィックカードが Live Media でサポートされていないか、またはシステムにグラフィックカードが搭載されていない場合、メディアを挿入するとシステムはコンソールモードでブートします。この場合、GUI インストールは実行できません。
次の 2 つの方法を選択できます。
Live Media ISO イメージの代わりにテキストインストーライメージを使用します。
ローカルコンソールで、ネットワークにアクセスせずにテキストインストーラを実行できます。テキストインストーラの使用を参照してください。
システムがコンソールモードでブートした場合に Live Media から Oracle Solaris をインストールする方法の説明に従って、リモートインストールを実行します。
始める前に
この手順では、Live Media がブートされたシステム (ターゲットシステム) とインストールの実行元となるリモートシステムの 2 つのシステムがネットワーク上に必要です。両方のシステムをネットワークにアクセスできるようにします。2 つのシステムが同じサブネット上に存在する必要はありません。ただし、ターゲットシステムがリモートシステムから到達可能である必要があります。また、リモートシステムでは、グラフィカルデスクトップをサポートする OS を実行している必要があります。
Oracle Solaris のデフォルトのユーザーログインおよびパスワードは jack です。
$ su root Password: solaris
root パスワードは solaris です。
# svcadm enable ssh:default
# ifconfig -a
$ ssh -X IP-address-of-target -l jack
IP-address-of-target は、ターゲットシステムで実行した ifconfig –a コマンドの出力です。
このコマンドをリモートシステムで実行すると、Secure Shell が開かれ、ターゲットシステムにアクセスして GUI インストーラを使用できるようになります。
$ su root Password: solaris
# /usr/bin/gui-install