GRUB メニューが表示されたときに、別のオプションを選択しないかぎり、デフォルトのエントリが自動的に使用されます。
ログインプロンプトが表示されたら、ユーザー名とパスワードの両方に jack を指定してください。
root パスワードは solaris です。
Live Media からブートした場合、不足しているドライバが存在すると、プロンプトが表示されます。デバイスドライバユーティリティーの使用方法に従い、インストールに必要なドライバをすべて見つけて、インストールします。
「ローカルディスク」 – これは、コンピュータに接続されているディスク (内蔵および外付けハードディスクを含む) のデフォルトのオプションです。
「iSCSI」 – iSCSI 標準を使用してネットワーク経由でアクセスできるリモートディスクをインストーラで検索する場合は、このオプションを選択します。追加のフィールドが次のように表示されます。
「DHCP 自動検出を使用」 – システムで iSCSI ディスクの自動検出がサポートされている場合は、このオプションが有効になります。このオプションを選択すると、条件フィールドに自動検出から返された値が取り込まれます。「検索条件の指定」オプションを選択すると、これらの値をさらに細かく調整できます。
「検索条件の指定」 – このオプションを選択して、iSCSI 検索の値を手動で設定できます。
iSCSI ターゲットの IP アドレス。0 から 255 の範囲の番号を指定します。この IP アドレスのシステムがオンラインであり、アクセス可能である必要があります。このフィールドは必須です。
指定した IP アドレスに配置されている iSCSI デバイスの論理ユニット番号。LUN は多くの場合、0 や 1 などの数値です。このフィールドはオプションです。
iSCSI ターゲットの iSCSI 修飾名 (IQN) 形式の名前。このフィールドはオプションです。
iSCSI デバイスを検出するために、指定した IP アドレスと組み合わせて使用されるポート番号。デフォルト値の 3260 は、iSCSI に通常使用されるポートです。このフィールドはオプションです。
iSCSI 検出セッション用に設定されるイニシエータノード名。iSCSI ブートの場合は、イニシエータノード名を変更できないため、このフィールドは非表示になっています。このフィールドはオプションです。
CHAP (チャレンジハンドシェーク認証プロトコル) 認証の詳細を入力する場合は、このオプションを選択します。
認証に使用される CHAP 名。このフィールドはオプションです。
認証用の CHAP シークレットの値。入力する場合は、この値の長さを 12 から 16 文字にする必要があります。このフィールドはオプションです。
「iSCSI」オプションを選択した場合は、「次へ」を選択したときに入力した詳細が検証され、遅延が発生する可能性があります。iSCSI LUN を検出できない場合は、エラーが表示されます。有効な条件を入力するか、または「iSCSI」の選択を解除するかのどちらかによって問題が解決されるまで、処理を続行できません。
ディスク全体またはフォーマットされていないディスクにインストールする場合、インストーラは GPT フォーマットを使用します。ただし、既存の GPT パーティションまたは DOS パーティションがデフォルトで保持され、インストーラに表示されるため、既存のパーティションを保持してそこにインストールできます。
次の事項に注意してください。
ディスクに既存の DOS パーティションが含まれている場合は、最大 4 つの DOS プライマリパーティションが表示されます。DOS 拡張パーティションが存在する場合は、その論理パーティションも、拡張パーティション内のディスクの配置順に表示されます。Solaris パーティションは 1 つしか許可されないため、その Solaris パーティションをインストールに使用する必要があります。Solaris パーティションは、拡張パーティション内の論理パーティションである場合があります。
ディスクに既存の GPT パーティションが含まれている場合は、それらの GPT パーティションが表示されます。最大 7 つの GPT パーティションがサポートされます。インストール中に 1 つまたは複数の Solaris パーティションを作成できますが、インストール先として 1 つの Solaris パーティションを選択する必要があります。既存の Solaris GPT パーティションが複数存在する場合、デフォルトでは、最初の適切な Solaris GPT パーティションがインストール先として選択されます。
パーティションのレイアウトを変更することもできます。手順については、対話型インストール中にシステムをパーティション分割するためのガイドラインを参照してください。
インストールのこのフェーズでは、いつでも設定を元に戻すことができます。
注意 - 既存のパーティションテーブルを読み取れない場合は、提案されたパーティション分割がパネルに表示されます。この場合は、インストール中にディスク上のデータがすべて破棄されます。 |
可能な場合、インストーラは、システム内に設定されているタイムゾーンを初期のデフォルトとして使用します。地図で所在地を選択すると、インストーラはその情報を使用して日付、時間、およびタイムゾーンを設定します。
ユーザー名とパスワードを入力します。
ユーザーのアカウントの設定を完了するには、ログイン名とパスワードを指定する必要があります。ログイン名は英文字で始まる必要があり、英文字と数字のみを含めることができます。
インストールされたシステムでは、デフォルトで初期の root パスワードが、ここで入力したユーザーアカウントパスワードになります。root パスワードの初回使用時に、パスワードの変更を求めるプロンプトが表示されます。
コンピュータ名を入力するか、デフォルトを使用します。このフィールドを空白にすることはできません。
デフォルトの「サポートの構成」インストーラパネルには、匿名の登録アドレスが表示されます。パスワードなしでこの匿名アドレスを使用した場合は、Oracle サポート組織にシステム構成がアップロードされたときに、My Oracle Support (MOS) はインストール済みシステムの構成に関する情報を受け取りますが、顧客情報は一切受け取りません。
あるいは、次のようにしてセキュリティー更新に登録したり、OCM を切断したりすることもできます。
「サポートの構成」パネルの匿名の電子メールアドレスを My Oracle Support のログイン ID に置き換えて、My Oracle Support のパスワードを追加できます。My Oracle Support で顧客情報を参照し、セキュリティー更新を受け取る場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、ASR も起動します。
「サポートの構成」パネルの匿名の電子メールアドレスを削除し、そのフィールドを空白のままにした場合は、OCM が切断モードで起動します。My Oracle Support にデータは送信されません。匿名の電子メールアドレスを削除し、それを MOS のログイン ID 以外の別の電子メールアドレスで置き換えた場合、OCM は未認証モードで Oracle サポートにデータを送信します。
詳細は、Oracle Configuration Manager の使用を参照してください。
「インストールのサマリー」パネルで、仕様を確認します。インストールを開始する前に、必要に応じて以前の手順に戻って変更を加えます。
Oracle Solaris のインストール処理が開始します。
注意 - インストールの進行中に処理を中断しないでください。インストールを完了しないと、ディスクが未確定な状態のままになります。 |
「完了」パネルで、インストールログを表示および確認できます。
インストールが成功したら、システムをリブートするか、インストーラを終了してシステムをシャットダウンします。
次回システムのブートを開始するときにメディアを取り出してください。または、GRUB メニューの「Boot from Hard Disk」オプションを選択してください。
インストールに失敗した場合は、インストールログを表示して、インストーラを終了できます。