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Oracle® Solaris 11.3 システムのインストール

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更新: 2017 年 3 月
 
 

複数のオペレーティングシステムをインストールするためのシステムの準備

Oracle Solaris を複数のブート環境システムの一部としてインストールする場合は、各種オペレーティングシステムに関する次の仕様を確認してください。

表 2  複数のオペレーティングシステム環境
既存のオペレーティングシステム
説明
Microsoft Windows
Oracle Solaris リリースをインストールするための十分なディスク容量を設定します。このリリースでは、x86 プラットフォーム用の Oracle Solaris は GRand Unified Bootloader の新しいバージョン (GRUB 2) を使用します。Oracle Solaris は Windows を認識して、インストール中に Windows パーティションを変更しないようにします。インストールが完了すると、システムがリブートし、GRUB 2 メニューに Windows と Oracle Solaris の両方のブートエントリが表示されます。
GRUB 2 の詳細については、Oracle Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン の GRUB 2 の概要を参照してください。
Solaris 10 OS
Live Media インストーラを使用して Oracle Solaris オペレーティングシステムの複数のインスタンスをインストールすることはできません。一方で、テキストインストーラは同じパーティションにある Oracle Solaris オペレーティングシステムの複数のインスタンスをサポートします (それらのインスタンスが異なるスライス上にある場合に限る)。Live Media インストーラとテキストインストーラを使用して、Oracle Solaris の複数のインスタンスがインストールされている既存のシステム上の Solaris 10 1/06 以降のリリースを置き換えることは可能です。
テキストインストーラは同じパーティションにある Oracle Solaris オペレーティングシステムの複数のインスタンスをサポートします (それらのインスタンスが異なるスライス上にある場合に限る)。テキストインストーラを使用して、Oracle Solaris の複数のインスタンスがインストールされている既存のシステム上の Solaris 10 1/06 以降のリリースを置き換えることは可能です。

注 -  現在のオペレーティングシステムで特定の Solaris VTOC (Volume Table of Contents) スライスを保持する必要がある場合は、テキストインストーラを使用します。

拡張パーティション
拡張パーティション上に別のオペレーティングシステムが存在する場合、インストール中に既存の拡張パーティションを変更する必要はありません。Live Media インストーラ、テキストインストーラ、自動インストーラのいずれかを使用して Oracle Solaris をインストールするときに、拡張パーティションを作成、サイズ変更、または削除できます。拡張パーティション内部の論理パーティションに Oracle Solaris をインストールすることも選択できます。