このセクションでは、システム構成プロファイルを更新、削除、検証、およびエクスポートするための手順を示します。
指定したインストールサービスの指定したプロファイルを、指定したファイルの内容と置き換えるには、installadm update-profile コマンドを使用します。プロファイルの条件は更新後もそのままです。
プロファイルと、サービスを含むインストールサービスの名前を指定できます。インストールサービスとともにプロファイルが指定されない場合、更新されるプロファイルの名前はファイルのベース名です。
次のコマンドは、solaris11_3-sparc サービスの sparc-ent プロファイルの内容を、./myprofiles/profile-new-sparc-ent.xml の内容で更新します。
# installadm update-profile -n solaris11_3-sparc \ -f ./myprofiles/profile-new-sparc-ent.xml -p sparc-ent
システム構成プロファイルの構文の正しさを検証するには、installadm validate コマンドを使用します。
インストールサービスに追加されていないプロファイルを検証するには –P オプションを使用します。–P 引数の値は、プロファイルへのパス名です。
指定されたインストールサービスにすでに追加されているプロファイルを検証するには –p オプションを使用します。プロファイル名の可能な値を表示するには、使用例 46に示すように、installadm list コマンドを使用します。create-profile サブコマンドは、システム構成プロファイルを検証してから、それらをインストールサービスに追加します。validate -p サブコマンドは、プロファイルが追加されて以降、壊れていないことを検証します。
インストールサービスに追加されたプロファイルと、まだ追加されていないプロファイルのサービス名を指定する必要があります。それぞれのバージョンの OS で DTD が異なる可能性があるため、インストールサービスにまだ追加されていないプロファイルにはサービス名が必要です。AI サーバーが実行しているバージョンと異なるバージョンの OS をインストールするようにインストールサービスを定義することもできます。インストールされる AI クライアントで使用される DTD に対してプロファイルを検証する必要があります。詳細は、service_bundle(4) のマニュアルページを参照してください。
検証されたプロファイルは stdout に出力されます。エラーは stderr に出力されます。
profile システム構成プロファイルを svcname インストールサービスから削除するには、installadm delete-profile コマンドを使用します。profile 引数の値は、installadm list コマンドによって返されるプロファイル名です。使用例 46を参照してください。
installadm delete-profile -p profile... -n svcname
次のコマンドは、sparc-ent システム構成プロファイルを solaris11_3-sparc インストールサービスから削除します。
# installadm delete-profile -p sparc-ent -n solaris11_3-sparc
指定された AI マニフェストまたはシステム構成プロファイルの内容を、指定されたインストールサービスから指定されたファイルまたはディレクトリにコピーするには、installadm export コマンドを使用します。
–o オプションを指定しなかった場合は、マニフェストとプロファイルの内容が stdout に出力されます。入力ファイルを 1 つしか指定しない場合は、pathname 引数の値をファイル名にできます。複数の入力ファイルを指定する場合は、pathname をディレクトリにする必要があります。
指定されたマニフェストは、XML AI マニフェストまたは派生マニフェストスクリプトの名前です。マニフェストや派生マニフェストスクリプトの作成方法については、AI クライアントのインストールパラメータの定義を参照してください。
installadm export コマンドを使用して次のタスクを実行します。
マニフェストおよびプロファイル内の仕様を確認します。
既存のマニフェストまたはプロファイルを変更します。
新しいマニフェストまたはプロファイルを作成するために既存のマニフェストまたはプロファイルをベースとして使用します。