このセクションでは、AI の主な使用方法について説明します。カスタマイズを自動的に行う度合いによっては、これらのアクションの一部がオプションとなります。自動インストーラの使用事例では、状況に適したアクションについて説明しています。
AI クライアントをサポートするために必要な構成が提供されるように AI サーバーを構成します。詳細な手順については、AI サーバーを設定する方法を参照してください。AI サーバーを構成する場合:
正しい OS がインストールされます。
ネットワークインタフェースが、静的な IP アドレスを使用して構成されます。
installadm パッケージがインストールされます。
必要に応じてマルチキャスト DNS を有効にできます。
インストールサービスを作成して、AI クライアントが使用するブートイメージを作成します。インストール可能である必要がある各クライアントのアーキテクチャーおよび各バージョンの OS のインストールサービスを作成する必要があります。特定のアーキテクチャーの 1 番目のインストールサービスが AI サーバーに作成されると、そのサービスの別名 default-i386 または default-sparc が自動的に作成されます。このデフォルトのサービスは、そのアーキテクチャーのクライアントのうち、create-client サブコマンドを使って別のインストールサービスに明示的に関連付けられていなかったクライアントへのすべてのインストールで使用されます。詳細は、インストールサービスの作成を参照してください。
(オプション) AI クライアントをサービスに関連付けます。インストールサービスへの AI クライアントの関連付けを参照してください。このステップは、1 つのクライアントアーキテクチャーで複数のバージョンの OS をサポートする場合に必要となります。
(オプション) AI マニフェストを作成して、AI クライアントをインストールするために使用するパッケージリポジトリまたはアーカイブがある場所を定義します。詳細については、AI クライアントのインストールパラメータの定義を参照してください。AI マニフェストを作成するときに、条件を指定することによって、マニフェストを特定の AI クライアントに関連付けることができます。詳細については、AI クライアントとインストール手順および構成手順との対応付けを参照してください。AI マニフェストを作成したら、マニフェストをインストールサービスに関連付ける必要があります。詳細な手順については、インストールサービスとクライアント固有のインストール手順の関連付けを参照してください。AI クライアントのインストールをカスタマイズする場合は、マニフェストの作成およびマニフェストとインストールサービスの関連付けが必要となります。カスタマイズ可能な情報の一部を次に示します。
ディスクレイアウト
IPS リポジトリまたはアーカイブの場所
インストールするロケール
インストールするパッケージ
(オプション) 1 つ以上のシステム構成プロファイルを作成して、AI クライアントの追加の構成情報を提供します。詳細については、AI クライアントのシステム構成パラメータの定義を参照してください。システム構成プロファイルを作成する場合は、条件を指定することによって、プロファイルを特定の AI クライアントに関連付けることができます。詳細については、AI クライアントとインストール手順および構成手順との対応付けを参照してください。システム構成プロファイルを作成したら、プロファイルをインストールサービスに関連付ける必要があります。詳細な手順については、インストールサービスへのクライアント固有の構成手順の関連付けを参照してください。次のいずれかを自動的に構成する場合は、1 つ以上のシステム構成プロファイルの作成、およびシステム構成プロファイルとインストールサービスの関連付けを行う必要があります。
SMF サービス (有効化、無効化、およびプロパティーの設定を含む)
ユーザーアカウントとグループ
ノード名
タイムゾーンとロケール
端末タイプとキーボード配列
ネットワークインタフェース
ネームサービス
Oracle Configuration Manager と Oracle Auto Service Request (ASR)
システム構成プロファイルを作成することによって、これらの項目のいずれかまたはすべてを構成することを選択できます。AI クライアントがインストールされたら、システム構成プロファイルに指定されていない項目を手動で構成する必要があります。プロファイルを使用しないことを選択した場合は、インストールが完了したあとに、変更を行うように求められます。
(オプション) 初回ブートスクリプトを作成して、AI マニフェストまたはプロファイルに追加できない構成要件を指定します。詳細については、初回ブート時のカスタムスクリプトの実行を参照してください。
必要に応じて、AI クライアントが DHCP サーバーと、IPS サーバーまたはアーカイブを格納するシステムにアクセスできることを確認します。
インストールサービスを使用してネットワーク経由で AI クライアントをブートします。