以前に構成した Oracle Solaris インスタンスを構成解除し、それを未構成の状態のままにする場合は、unconfigure サブコマンドを使用します。すべての機能グループまたは一部の機能グループのみを構成解除することを選択できます。詳細は、sysconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。
使用例 1 システムの構成解除次の例のように sysconfig unconfigure コマンドを使用して、システムからすべての構成データを削除します。
# sysconfig unconfigure -g system使用例 2 SMF データの構成解除
Oracle Solaris サービス管理機能 (SMF) では、システムが構成解除されても削除されないいくつかの構成データが格納されます。特に、/etc/svc/profile/site および管理レイヤーに格納されているデータは、機能グループの一部ではありません。このデータを削除して、システムを構成解除するには、次のコマンドを使用します。
# sysconfig unconfigure -g system --include-site-profile
削除される XML プロファイルは、/etc/svc/profile/sysconfig/site-profile.tar という名前の tar ファイルにアーカイブされます。
使用例 3 特定の機能グループの構成解除この例では、システムの日付および時間のデータを構成しています。
# sysconfig unconfigure -g date_time
あるいは、次のようにシステムを構成解除し、システムをシャットダウンすることもできます。
# sysconfig unconfigure -s
システムがリブートすると SCI ツールが実行されて、システムが再構成されます。