x86 システムでは、GRUB メニューから自動インストールオプションを選択します。使用する GRUB メニューの選択項目またはブートコマンドによって、インストールでメディアのデフォルトのマニフェストを使用するか、HTTP サーバーに格納したカスタムマニフェストを使用するかが指定されます。
GRUB メニューの選択項目は、次の例のように表示されます。
GNU GRUB version 1.99.5.11.0.175.2.0.0.20.0 Oracle Solaris 11.3 Automated Install custom Oracle Solaris 11.3 Automated Install Oracle Solaris 11.3 Automated Install custom ttya Oracle Solaris 11.3 Automated Install custom ttyb Oracle Solaris 11.3 Automated Install ttya Oracle Solaris 11.3 Automated Install ttyb Boot from Hard Disk Use the arrow keys to select which entry is highlighted. Press enter to boot the selected OS, 'e' to edit the commands before booting, or 'c' for a command-line.
AI ブートイメージ内にあるデフォルトの AI マニフェストを使用するには、矢印キーを使用して、次のオプションのいずれかを選択します。
Oracle Solaris 11.3 Automated Install Oracle Solaris 11.3 Automated Install ttya Oracle Solaris 11.3 Automated Install ttyb
ttya オプションは、インストール時の画面出力をシリアルコンソール ttya (COM1) に送信します。ttyb オプションは、インストール時の画面出力をシリアルコンソール ttyb (COM2) に送信します。
デフォルトのマニフェスト内の仕様を使って自動インストールが進行します。
カスタム AI マニフェストを使用するには、次のオプションのいずれかを選択します。
Oracle Solaris 11.3 Automated Install custom Oracle Solaris 11.3 Automated Install custom ttya Oracle Solaris 11.3 Automated Install custom ttyb
これらのカスタムオプションのいずれかを選択すると、次のプロンプトが表示されます。
Enter the AI manifest location [URL, /filepath, 'default']:
カスタムマニフェストの URL を入力します。たとえば、http://example.com/custom.xml と入力します。
カスタムマニフェスト内の仕様を使って自動インストールが進行します。
メディアからブートしてもインストールしない場合があります。たとえば、システムのトラブルシューティングを行なったり、システムを調べたりする場合です。
使用する GRUB2 エントリの $multiboot で始まる行に install=true が指定されている場合は、自動的にインストールが開始されます。x86 システムをブートして自動インストールをすぐに開始しない場合、使用する予定の GRUB2 エントリのカーネル行に install=true が指定されているときは、その行を編集して install=true を削除します。そのオプションを選択したときにシステムがブートしてログイン画面が表示されますが、インストールは開始されません。