x86 のインストール処理中には、キーボードおよび言語の選択を求められます。SPARC のインストール処理では、これらの値は事前設定されます。
デバイスドライバユーティリティーの使用手順については、デバイスドライバユーティリティーを起動する方法を参照してください。ドライバのインストールが完了したら、テキストインストールを再起動して、インストールメニューに戻ります。
シェルのプロンプトで、ネットワークインタフェースを構成するための手順に従います。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の 第 3 章, Oracle Solaris での IP インタフェースとアドレスの構成および管理を参照してください。ネットワークインタフェースを構成したら、Ctrl-D を押してシェルを終了します。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の 第 3 章, Oracle Solaris での IP インタフェースとアドレスの構成および管理を参照してください。
この例では、使用可能なリンクが表示されたあと、net5 を使用してパーティションリンクが作成されます。最後のコマンドは、このリンクが作成されたことを示しています。
# dladm show-ib LINK HCAGUID PORTGUID PORT STATE GWNAME GWPORT PKEYS net4 212800013F2EC6 212900013F2EC7 1 down - --FFFF net5 212800013F2EC6 212900013F2EC8 1 up - --FFFF # dladm create-part -l net5 -P 0xFFFF ibd5 # dladm show-part LINK PKEY OVER STATE FLAGS ibd5 FFFF net5 unknown ----
この例では、前の手順で作成された IPoIB インストールの ibd5 を使用します。この IP アドレスは静的である必要があります。
# ipadm create-ip ibd5 # ipadm create-addr -T static -a 6.6.6.53/24 ibd5/v4
この例では、通常 iSCSI 接続に使用される net0 を使用します。
# ipadm create-ip net0 # ipadm create-addr -a 129.144.83.5/8 net0
Welcome to the Oracle Solaris 11.3 installation menu 1 Install Oracle Solaris 2 Install Additional Drivers 3 Shell 4 Terminal type (currently sun-color) 5 Reboot Please enter a number [1]:
「継続」ファンクションキーを使用して、次のパネルに移動します。
「ローカルディスク」 – これは、コンピュータに接続されているディスク (内蔵および外付けハードディスクを含む) のデフォルトのオプションです。
「iSCSI」 – iSCSI 標準を使用してネットワーク経由でアクセスできるリモートディスクをインストーラで検索する場合は、このオプションを選択します。iSCSI を使用する場合は、手順 3 を完了してください。追加のパネルでは、次の情報の入力を求められます。
iSCSI ターゲットの IP アドレス。0-255 の範囲の 4 つの数値を指定します。この IP アドレスのシステムがオンラインであり、アクセス可能である必要があります。このフィールドは必須です。
指定した IP アドレスに配置されている iSCSI デバイスの論理ユニット番号。LUN は多くの場合、0 や 1 などの数値です。このフィールドはオプションです。
iSCSI ターゲットの iSCSI 修飾名 (IQN) 形式の名前。このフィールドはオプションです。
iSCSI デバイスを検出するために、指定した IP アドレスと組み合わせて使用されるポート番号。デフォルト値の 3260 は、iSCSI に通常使用されるポートです。このフィールドはオプションです。
iSCSI 検出セッション用に設定されるイニシエータノード名。iSCSI ブートの場合は、イニシエータノード名を変更できないため、このフィールドは非表示になっています。このフィールドは自動的に生成されます。
認証に CHAP を使用する場合は、認証に使用する CHAP (チャレンジハンドシェーク認証プロトコル) 名。このフィールドはオプションです。
認証用の CHAP シークレットの値。入力する場合は、この値の長さを 12 から 16 文字にする必要があります。このフィールドはオプションです。
「iSCSI」オプションを選択した場合は、「次へ」を選択したときに入力した詳細が検証され、遅延が発生する可能性があります。iSCSI LUN を検出できない場合は、エラーが表示されます。有効な条件を入力するか、または「iSCSI」の選択を解除するかのどちらかによって問題が解決されるまで、処理を続行できません。
複数のターゲットディスクがリストされている場合は、いずれかのディスクを選択するか、デフォルトを受け入れます。
次の選択肢が表示されます。
ディスク全体を使用
GPT パーティションを使用
インストールパネルを進めているときはいつでも、元の設定に戻すことができます。
注意 - 既存のパーティションテーブルを読み取れない場合は、提案されたパーティション分割がパネルに表示されます。この場合は、インストール中にディスク上のデータがすべて破棄されます。 |
ディスク全体またはフォーマットされていないディスクにインストールする場合、インストーラは GPT フォーマットを使用します。ただし、既存の GPT パーティションまたは DOS パーティションがデフォルトで保持され、インストーラに表示されるため、既存のパーティションを保持してそこにインストールできます。
次の事項に注意してください。
ディスクに既存の DOS パーティションが含まれている場合は、最大 4 つの DOS プライマリパーティションが表示されます。DOS 拡張パーティションが存在する場合は、その論理パーティションも、拡張パーティション内のディスクの配置順に表示されます。Solaris パーティションは 1 つしか許可されないため、その Solaris パーティションをインストールに使用する必要があります。Solaris パーティションは、拡張パーティション内の論理パーティションである場合があります。
ディスクに既存の GPT パーティションが含まれている場合は、それらの GPT パーティションが表示されます。最大 7 つの GPT パーティションがサポートされます。インストール中に 1 つまたは複数の Solaris パーティションを作成できますが、インストール先として 1 つの Solaris パーティションを選択する必要があります。既存の Solaris GPT パーティションが複数存在する場合、デフォルトでは、最初の適切な Solaris GPT パーティションがインストール先として選択されます。
SPARC のインストール処理によって、ディスクスライスに関する情報の入力を求められます。
パーティション分割の詳細な手順については、対話型インストール中にシステムをパーティション分割するためのガイドラインを参照するか、インストーラのオンラインヘルプを参照してください。
このパネルでは、専用のオンボードデバイスが最初に表示されます。デフォルトでは、「専用」および「選択」列に、これらのデバイスに対する「はい」が表示されます。F5 キーを使用すると、ブートプールデバイスを変更できます。
インストーラでは続けて「タイムゾーン」パネルが表示されます。
インストーラでは続けて「タイムゾーン」パネルが表示されます。
前の手順で DNS を選択した場合は、DNS に加えて LDAP が代替ネームサービスとして設定されます。
前の手順で DNS を選択しなかった場合は、LDAP が唯一のネームサービスとして設定されます。
LDAP プロファイルのないシステムで LDAP を構成する場合は、LDAP を選択するのではなく「なし」を選択します。その後、インストールが完了したあとで LDAP を手動で構成します。
ネットワークのネームサービスが選択されていない場合は、/etc/hosts などの標準の名前ソースファイルを使用してネットワーク名を解決できます。詳細は、nsswitch.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
システムで LDAP ネームサービスを構成するために使用される LDAP プロファイル
LDAP プロファイルサーバーの IP アドレス
LDAP 検索ベース
「LDAP プロキシ」パネルで、LDAP プロキシバインド情報を入力するかどうかを指定します。
必要に応じて、LDAP プロキシバインド識別名およびプロキシバインドパスワードを指定します。
ユーザーアカウントを作成する必要はありませんが、root パスワードを作成する必要があります。
この場合、root はユーザーに割り当てられた役割になります。
ユーザーアカウントを作成するには、ユーザー名とパスワードを入力します。この名前は英文字で始まる必要があり、英文字と数字のみを含めることができます。
この場合、root は通常のユーザーとなります。
詳細は、Oracle Configuration Manager の使用を参照してください。
次のオプションを指定できます。
「プロキシなし」
「プロキシ」 - セキュアプロキシを使用している場合は、次のパネルでプロキシホスト名、ポート番号、およびユーザー名とパスワードの入力を求められます。
「集約ハブ」 - 次のパネルで、OCM ハブの URL および ASR Manager の URL の入力を求められます。
「インストールのサマリー」パネルで、仕様を確認します。インストールを開始する前に、必要に応じて以前の手順に戻って変更を加えます。
再起動ファンクションキーを使用して、Oracle Solaris のインストール処理を開始します。
注意 - インストールの進行中に処理を中断しないでください。インストールを完了しないと、ディスクが未確定な状態のままになります。 |
「完了」パネルで、インストールログを表示および確認できます。