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Oracle® Solaris 11.3 システムのインストール

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更新: 2017 年 3 月
 
 

Web サーバーのユーザーファイルディレクトリの構成

AI Web サーバーは、installadm コマンドを使用して追加されたネットイメージ、AI マニフェスト、およびシステム構成プロファイルを提供します。AI Web サーバーは、AI ユーザーまたは管理者によって提供されるファイルも提供できます。

保護が不要なユーザーファイルは、svc:/system/install/server:default SMF サービスの all_services/webserver_files_dir プロパティーによって指定されるディレクトリに格納できます。このプロパティーにはデフォルト値がありません。このプロパティーの値を指定する場合、この値はローカルシステム上のディレクトリを指定する必要があります。このディレクトリは AI Web サーバーから次の URL を指定して表示でき、server は AI サーバーのホスト名または IP アドレス、port使用例 11で説明した AI Web サーバーのポート番号です。

http://server:port/files

保護が不要なユーザーファイルは、all_services/webserver_secure_files_dir プロパティーによって指定されるディレクトリに格納できます。このプロパティーにはデフォルト値がありません。このプロパティーの値を指定する場合、この値はローカルシステム上のディレクトリを指定する必要があります。このディレクトリは AI Web サーバーから次の URL を指定して表示でき、server は AI サーバーのホスト名または IP アドレス、secure-port は上記の 使用例 12で説明したセキュア AI Web サーバーのポート番号です。

https://server:secure-port/secure_files

証明書および鍵が必要な IPS パッケージリポジトリを AI マニフェストが指定した場合、これらのパブリッシャー証明書を保管し、この URI を AI マニフェストで指定することができます。割り当てられたセキュリティー資格を持つ AI クライアントのみがこのディレクトリにアクセスできます。


ヒント  -  最高のセキュリティーを確保するために、webserver_secure_files_dir ディレクトリ内のファイルをユーザー webservd およびグループ webservd が所有するようにし、どこからでもアクセス可能にしないでください。