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Oracle® Solaris 11.3 システムのインストール

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更新: 2017 年 3 月
 
 

AI マニフェストウィザードを使用して AI マニフェストを作成する方法

このウィザードは、AI サーバーで /usr/bin/ai-wizard を実行して開始することもできます。

始める前に

AI マニフェストウィザードを使用して作成されたマニフェストを追加しやすくするには、生成されたマニフェストを AI サーバー上の一時的な場所に保存する機能を有効にします。詳細については、使用例 68を参照してください。

  1. AI マニフェストウィザードを開始します。

    このアプリケーションには、AI サーバーの URL を使用してアクセスします。デフォルトでは、ai-server という名前の AI サーバーの URL は http://ai-server.domain:5555 です。

  2. 「ようこそ」画面で、マニフェストを関連付けるサービスを識別します。

    この画面には、構成されているすべてのインストールサービス、および各インストールサービスのステータスとクライアントアーキテクチャーが一覧表示されます。このリストの最初の項目は AI サーバー自体に関連しており、常に表示されます。サービスが 1 つも構成されていない場合は、この項目を選択することによってマニフェストを作成できます。AI マニフェストを関連付けるインストールサービスを選択して、「開始」をクリックします。

  3. 「はじめに」画面で、マニフェスト名とターゲットを選択します。

    AI マニフェストの名前を入力するか、default を使用することを選択します。また、AI マニフェストが大域ゾーン用または非大域ゾーン用のいずれであるかを選択します。この最後の値はターゲットと呼ばれます。「次へ」をクリックして続行します。

  4. 「ルートプール」画面で、ルートプールに関する情報を入力します。

    この画面では、ルートプール名とブート環境名の設定、ルートプールをミラー化するかどうかの選択、およびスワップデバイスとダンプデバイスの構成パラメータの定義を行うことができます。「次へ」をクリックして続行します。

  5. 「データプール」画面で、追加の ZFS ストレージプールに関する情報を入力します。

    最大 5 個のデータプールに指定できます。各データプールには、プール名とマウントポイントを指定する必要があります。データプールごとに冗長性レベル (「なし」、「ミラー」、「RAID-Z」、「RAID-Z1」、「RAID-Z2」、または「RAID-Z3」) を選択できます。「次へ」をクリックして続行します。

  6. 「ディスク」画面で、ルートプールおよびストレージプールのディスクを割り当てます。

    この画面には、前の画面で定義したすべてのプールが一覧表示されます。各プールに対して次のいずれかを構成できます。

    • ディスクのキーワード (「自動」または「ブートディスク」)

    • ディスクのプロパティー (「デバイスサイズ」、「デバイスタイプ」など)

    • ディスク名 (「CTD 名」、「ボリューム識別子」など)

    これらのプロパティーを一度に複数構成する必要がある場合は、ウィザードを使用するときにそれらのいずれかを選択して追加し、マニフェストが作成されたあとに、ファイルを編集するか、aimanifest コマンドを使用してほかのプロパティーを追加します。「次へ」をクリックして続行します。

  7. 「リポジトリ」画面で、IPS リポジトリを定義します。

    デフォルトの Oracle Solaris サポートリポジトリおよびリリースリポジトリは自動的に定義されます。また、AI クライアントに追加するパッケージが含まれている最大 5 個の追加のリポジトリに関する情報を入力できます。各リポジトリには、リポジトリ名と起点 URI が必要となります。

    詳細を追加」をクリックして、リポジトリごとに SSL 証明書ファイル、SSL 鍵ファイル、およびリポジトリのバックアップ起点 URI を示すこともできます。「次へ」をクリックして続行します。

  8. 「ソフトウェア」画面で、インストールするソフトウェアパッケージを選択します。

    必要に応じて、大規模サーバー、小規模サーバー、およびデスクトップグループのパッケージをインストールすることを選択できます。また、AI クライアントの作成時に追加する必要がある追加のパッケージまたはカスタムパッケージのパッケージ FMRI を追加できます。「次へ」をクリックして続行します。

  9. 「ゾーン」画面で、ゾーン名およびゾーン構成ファイルの URI を定義します。

    AI クライアントの作成時に追加する各ゾーンのゾーン名とゾーン構成ファイルの URI を入力します。「次へ」をクリックして続行します。

  10. 「確認」画面で、入力した情報を確認し、「保存」をクリックしてマニフェストを作成します。

    サーバー側に保存できるように AI サーバーが構成されている場合、マニフェストは AI サーバーに保存されますが、ファイルをローカルに保存するオプションもあります。そのように構成されていない場合、マニフェストはローカルにのみ保存できます。