Oracle® Solaris Cluster データサービス計画および管理ガイド

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更新: 2014 年 9 月
 
 

リソースタイプの古い未使用のバージョンを登録解除する方法

既存のリソースをすべてリソースタイプの最新バージョンに移行しており、そのリソースタイプの古いバージョンがもう必要なくなった場合は、古いバージョンを登録解除します。

  1. クラスタメンバーで、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する root 役割になります。
  2. 登録されているリソースタイプバージョンのリストを取得し、もう使用しないバージョンを登録解除します。
    # clresourcetype list | grep myrt
    XYZ.myrt:1.0
    XYZ.myrt:2.0
    # clresourcetype unregister XYZ.myrt:1.0
  3. リソースタイプの RT_system プロパティーが TRUE に設定されている場合は、リソースタイプを削除する前に、まずそれを FALSE に設定する必要があります。

    Step 2clresourcetype unregister を実行したあとに次のテキストが表示された場合は、下の出力の次に表示されているコマンドを入力することにより、このプロパティーを TRUE に設定する必要があります。

    clrt: (C944871) Operation not allowed on system rescue type <XYZ.myrt:1.0>
    # clresourcetype set -p RT_system=FALSE XYZ.myrt:1.0
    # clresourcetype unregister XYZ.myrt:1.0

    デフォルトでは、事前にインストールされたリソースタイプ LogicalHostname および SharedAddress では RT_system プロパティーが TRUE に設定されています。これらの事前にインストールされたいずれかのリソースタイプの新しいバージョンにアップグレードしている場合は、古いバージョンを登録解除する前に RT_system を FALSE に設定する必要があります。この例では、既存の LogicalHostname リソースはすべて、LogicalHostname のバージョン 4.0 に移行されています。

    # clresourcetype list
    ...
    SUNW.LogicalHostname.3
    SUNW.LogicalHostname:4
    ...
    # clresourcetype set -p RT_system=FALSE SUNW.LogicalHostname:3
    # clresourcetype unregister SUNW.LogicalHostname:3