Trusted Extensions 構成と管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Trusted Extensions の監査トークン

Trusted Extensions ソフトウェアで Oracle Solaris に追加される監査トークンを、次の表にアルファベット順に一覧しています。トークンの定義は、audit.log(4) のマニュアルページに一覧されています。

表 22-1  Trusted Extensions の監査トークン
トークン名
説明
機密ラベル
X ウィンドウのアトム ID
X ウィンドウのカラー情報
X ウィンドウのカーソル情報
X ウィンドウのフォント情報
X ウィンドウのグラフィカルコンテキスト情報
X ウィンドウのピクセルマッピング情報
X ウィンドウのプロパティー情報
X ウィンドウのデータ情報
X ウィンドウのウィンドウ情報

label トークン

label トークンは、機密ラベルを含みます。

label トークンは、praudit -x コマンドによって次のように表示されます。

<sensitivity_label>ADMIN_LOW</sensitivity_label>

xatom トークン

xatom トークンは、X アトムを識別します。

xatom トークンは、praudit によって次のように表示されます。

X atom,_DT_SAVE_MODE

xcolormap トークン

xcolormap トークンには、X サーバー識別子や作成者のユーザー ID など、カラーマップの使用に関する情報が含まれます。

xcolormap トークンは、praudit によって次のように表示されます。

<X_colormap xid="0x08c00005" xcreator-uid="srv"/>

xcursor トークン

xcursor トークンには、X サーバー識別子や作成者のユーザー ID など、カーソルの使用に関する情報が含まれます。

xcursor トークンは、praudit によって次のように表示されます。

X cursor,0x0f400006,srv

xfont トークン

xfont トークンには、X サーバー識別子や作成者のユーザー ID など、フォントの使用に関する情報が含まれます。

xfont トークンは、praudit によって次のように表示されます。

<X_font xid="0x08c00001" xcreator-uid="srv"/>

xgc トークン

xgc トークンには、X ウィンドウのグラフィックコンテキストに関する情報が含まれます。

xgc トークンは、praudit によって次のように表示されます。

Xgraphic context,0x002f2ca0,srv
<X_graphic_context xid="0x30002804" xcreator-uid="srv"/>

xpixmap トークン

xpixmap トークンには、X サーバー識別子や作成者のユーザー ID など、ピクセルマッピングの使用に関する情報が含まれます。

xpixmap トークンは、praudit -x によって次のように表示されます。

<X_pixmap xid="0x2f002004" xcreator-uid="srv"/>

xproperty トークン

xproperty トークンには、X サーバー識別子や作成者のユーザー ID、アトム識別子など、ウィンドウの各種プロパティーに関する情報が含まれます。

xproperty トークンは、praudit によって次のように表示されます。

X_property,0x000075d5,root,_MOTIF_DEFAULT_BINDINGS

xselect トークン

xselect トークンは、ウィンドウ間で移動するデータを含みます。このデータは、内部構造を想定されないバイトストリームと、プロパティー文字列です。

xselect トークンは、praudit によって次のように表示されます。

X selection,entryfield,halogen

xwindow トークン

xwindow トークンは、X サーバーおよび作成者のユーザー ID を識別します。

xwindow トークンは、praudit によって次のように表示されます。

<X_window xid="0x07400001" xcreator-uid="srv"/>