Trusted Extensions 構成と管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Trusted Extensions の管理ツール

Trusted Extensions が構成されたシステムの管理には、Oracle Solaris OS と同じ多数のツールを使用します。Trusted Extensions には、セキュリティーが強化されたツールも用意されています。管理ツールは、役割だけが使用できます。

役割ワークスペース内のデスクトップシステムで、信頼できるコマンド、アプリケーション、およびスクリプトにアクセスできます。次の表に、これらの管理ツールをまとめます。コマンド行ツールは、デスクトップを実行していないシステムで使用できます。

表 7-1  Trusted Extensions 管理ツール
ツール
説明
参照先
/usr/sbin/labeladm
Trusted Extensions を有効および無効にします。
ラベルエンコーディングファイルのインストールにも使用されます。
/usr/sbin/txzonemgr
ネットワークを含め、ラベル付きゾーンを作成および構成するための Labeled Zone Manager GUI を作成します。
コマンド行オプションを使用すると、ユーザーが指定したゾーンを自動作成できます。
ラベル付きゾーンの作成と、txzonemgr(1M) のマニュアルページを参照してください。
txzonemgrzenity (1) スクリプトです。
デバイスマネージャー
デバイスのラベル範囲を管理し、デバイスの割り当てと割り当て解除を行います。
ラベルビルダー
ユーザーツールです。プログラムでラベルの選択が必要とされる場合に表示されます。
例については、ユーザーのラベル範囲を変更するを参照してください。
選択マネージャー
これも、データのセキュリティーレベルの変更を承認されているユーザー用のツールです。プログラムがユーザーに対してデータのセキュリティーレベルの変更を要求する場合に表示されます。
Trusted Extensions コマンド
管理タスクを実行するために使用されます。
管理用のコマンドや構成ファイルの一覧については、Appendix D, Trusted Extensions マニュアルページのリストを参照してください。