Trusted Extensions では、ラベルごとに別個のホームディレクトリマウントが必要です。automount コマンドは、これらのラベル付き自動マウントを処理できるように修正されています。各ゾーンでは、オートマウンタ autofs が auto_home_zone-name ファイルをマウントします。たとえば、auto_home_global ファイルの大域ゾーンに対するエントリは次のようになります。
+auto_home_global * -fstype=lofs :/export/home/&
下位レベルのゾーンのマウントを許可するゾーンがブートすると、次のようになります。下位レベルのゾーンのホームディレクトリは、/zone/zone-name/export/home 以下に読み取り専用でマウントされます。auto_home_zone-name マップにより、/zone パスが、/zone/zone-name/home/username への lofs 再マウントのソースディレクトリとして指定されます。
たとえば、上位レベルのゾーンから生成された auto_home_zone-at-higher-level マップにおける auto_home_public エントリは、次のようになります。
+auto_home_public * public-zone-IP-address:/export/home/&
txzonemgr スクリプトは、この PUBLIC エントリを大域ゾーンの auto_master ファイル内で設定します。
+auto_master /net -hosts -nosuid,nobrowse /home auto_home -nobrowse /zone/public/home auto_home_public -nobrowse
ホームディレクトリが参照され、その名前が auto_home_zone-name マップのどのエントリにも一致しない場合、マップはこのループバックマウント指定との照合を試行します。次の 2 つの条件が満たされた場合に、ホームディレクトリが作成されます。
マップが、一致するループバックマウント指定を検出する
ホームディレクトリ名が、zone-name にまだホームディレクトリを持たない有効なユーザーに一致する
オートマウンタに対する変更については、automount(1M) のマニュアルページを参照してください。