Trusted Extensions でマウントの失敗をトラブルシューティングする
始める前に
マウントしようとするファイルシステムのラベルでゾーン内にいる必要があります。root 役割である必要があります。
- NFS サーバーのファイルシステムが共有されていることを確認します。
- NFS サーバーのセキュリティー属性を確認します。
- tninfo または tncfg コマンドを使用して、その NFS サーバーの IP アドレスまたはそのサーバーを含む IP アドレス範囲を見つけます。
このアドレスは、直接割り当てられる場合も、ワイルドカードを使用して間接的に割り当てられる場合もあります。アドレスは、ラベル付きテンプレートのものでも、ラベルなしテンプレートのものでもかまいません。
- テンプレートが NFS サーバーに割り当てるラベルを確認します。
そのラベルは、ファイルをマウントしようとしているラベルと一致している必要があります。
- 現在のゾーンのラベルを確認します。
ラベルがマウント済みファイルシステムのラベルよりも上位である場合、リモートファイルシステムが読み取り/書き込み権付きでエクスポートされたときでも、マウントに書き込みはできません。マウントのラベルでは、マウント済みファイルシステムにのみ書き込み可能です。
- 古いバージョンの Trusted Solaris ソフトウェアを実行している NFS サーバーからファイルシステムをマウントするには、次のようにします。
- Trusted Solaris 1 NFS サーバーの場合は、mount コマンドで vers=2 および proto=udp オプションを使用します。
- Trusted Solaris 2.5.1 NFS サーバーの場合は、mount コマンドで vers=2 および proto=udp オプションを使用します。
- Trusted Solaris 8 NFS サーバーの場合は、mount コマンドで vers=3 および proto=udp オプションを使用します。
これらのサーバーからファイルシステムをマウントするには、サーバーにラベルなしテンプレートを割り当てる必要があります。