Trusted Extensions 構成と管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Trusted Extensions での LDAP ネームサービスの使用法

複数の Trusted Extensions システムを使用するセキュリティードメイン内でユーザー、ホスト、ネットワーク属性の一貫性を達成するために、ほとんどの構成情報の配布にはネームサービスを使用します。svc:/system/name-service/switch サービスによって、どのネームサービスが使用されるかが決まります。LDAP は、Trusted Extensions で推奨されるネームサービスです。

LDAP サーバーは、Trusted Extensions および Oracle Solaris クライアントに LDAP ネームサービスを提供できます。サーバーには Trusted Extensions ネットワークデータベースが含まれている必要があり、Trusted Extensions クライアントはマルチレベルポートでサーバーに接続する必要があります。セキュリティー管理者がシステム構成時にマルチレベルポートを指定します。

通常、このマルチレベルポートは、大域ゾーンで大域ゾーン向けに構成されます。したがって、ラベル付きゾーンには LDAP ディレクトリへの書き込みアクセス権がありません。代わりに、ラベル付きゾーンは、そのシステムまたはネットワーク上の別のトラステッドシステムで実行されているマルチレベルプロキシサービスを介して、読み取りリクエストを送信します。Trusted Extensions では、ラベルごとに 1 つのディレクトリサーバーを使用する LDAP 構成もサポートされます。そのような構成は、ユーザーがラベルごとに異なる資格を持っている場合に必要になります。