カーネルゾーンをインストールイメージのみからインストールすることも、特定のリソースおよびパッケージ構成を含む AI マニフェストとインストールイメージの組み合わせからインストールすることもできます。
インストールイメージからカーネルゾーンをインストールする場合は、次の要件やガイドラインに従ってください。
インストールイメージ内の Oracle Solaris のバージョンはカーネルゾーンをサポートしている必要があるため、Oracle Solaris 11.2 以上である必要があります。カーネルゾーンホストでのハードウェアおよびソフトウェアサポートの確認を参照してください。
ISO イメージへの完全なパスを指定する必要があります。
対話型テキストインストールとメディアからの自動インストールの両方がサポートされています。ライブメディアインストールはカーネルゾーンではサポートされていません。詳細については、次を参照してください。
このセクションでは、インストールイメージからカーネルゾーンをインストールするための次の手順について説明します。
ISO ファイルからの Oracle Solaris のインストール中に、カーネルゾーンがブートされ、ゾーンコンソールに接続されます。ゾーンコンソールの使用方法については、Creating and Using Oracle Solaris Zones の Zone Console Loginを参照してください。
![]() | 注意 - インストールが完了する前にカーネルゾーンコンソールを終了または切断すると、インストールが失敗します。 |
始める前に
インストールイメージを使用したカーネルゾーンのインストールの要件やガイドラインを確認します。
カーネルゾーンのインストールに使用するシステムからインストールイメージにアクセスできることを確認します。
詳細は、Creating and Using Oracle Solaris Zones の Overview of Rights Profiles for Zone Administratorsを参照してください。
global$ pfbash zoneadm -z kzone install -b path-to-iso-file
それらの場所については、カーネルゾーンのインストールを参照してください。
この例では、/var/tmp/solaris-media.iso にあるイメージをカーネルゾーン kzone2 にインストールしています。
global$ pfbash zoneadm -z kzone2 install -b /var/tmp/solaris-media.iso
特定のリソースやパッケージの構成情報を提供する必要がない場合は、インストールイメージからカーネルゾーンをインストールする方法を代わりに参照してください。
始める前に
インストールイメージを使用したカーネルゾーンのインストールの要件やガイドラインを確認します。
カーネルゾーンのインストールに使用するシステムからインストールイメージと AI マニフェストにアクセスできることを確認します。
詳細は、Creating and Using Oracle Solaris Zones の Assigning Rights to Non-Root Users to Manage Zonesを参照してください。
global$ pfbash zoneadm -z kzone install -b path-to-iso-file -m path-to-manifest
zoneadm install のオプションの詳細については、zoneadm(8) のマニュアルページを参照してください。
それらの場所については、カーネルゾーンのインストールを参照してください。
この例では、/var/tmp/solaris-media.iso にあるイメージをカーネルゾーン kzone2 にインストールし、AI マニフェスト /var/tmp/kz_manifest.xml を使用して特定のリソースおよびパッケージ構成を提供しています。
global$ pfbash zoneadm -z kzone2 install -b /var/tmp/solaris-media.iso \ -m /var/tmp/kz_manifest.xml