物理マシンが次の要件を満たしている必要があります。
SPARC ベースシステム:
システムファームウェア 8.8 以上がインストールされている SPARC T4 シリーズサーバー。
システムファームウェア 9.5 以上がインストールされている SPARC T5、SPARC M5、または SPARC M6 シリーズサーバー。
SPARC M8 シリーズサーバー。すべてのファームウェアバージョンがサポートされています。
SPARC T7 または SPARC M7 シリーズサーバー。すべてのファームウェアバージョンがサポートされています。
Fujitsu M10/SPARC M10 サーバー。Fujitsu M10 システムのプロダクトノートのファームウェア要件 (使用している構成に適したもの) に従ってください。
Oracle Solaris 11.3 以上がインストールされている Fujitsu SPARC M12 サーバー。すべてのファームウェアバージョンがサポートされています。
最新のシステムファームウェアのダウンロードについては、Oracle システムのファームウェアのダウンロードとリリース履歴 (http://www.oracle.com/technetwork/systems/patches/firmware/release-history-jsp-138416.html)に関する Web ページを参照してください。
x86 システム:
Nehalem またはそれ以降のプロセッサを搭載した Intel ベースシステム
Barcelona またはそれ以降のプロセッサを搭載した AMD ベースシステム
互換性のある CPU 上のマイクロコードレベル
BIOS では、次が有効になっている必要があります。
CPU 仮想化 (VT-x など)
EPT、NPT、または RVI (Rapid Virtualization Indexing) とも呼ばれる Extended/Nested Page Table のサポート
NX、XD、No-Execute Memory Protection、No Execute Mode Mem Protection、Execute Disable、または Execute Bit サポートとも呼ばれる、No-eXecute のサポート
SPARC システムと x86 システムにはどちらも次が必要です。
8G バイト以上の物理 RAM
カーネルゾーンのブランドソフトウェアパッケージ brand/brand-solaris-kz。
ソフトウェアパッケージの取得およびインストールについては、Oracle Solaris 11.4 でのソフトウェアの追加とシステムの更新 の 第 3 章, ソフトウェアパッケージのインストールおよび更新を参照してください。
リモート管理デーモン (RAD) を使用するには、rad-zonemgr パッケージがシステムにインストールされている必要があります。システム間で発生するゾーン移行などの操作については、rad-zonemgr パッケージがターゲットシステムとソースシステムの両方にインストールされている必要があります。RAD モジュールのインストール後、コマンド svcadm restart rad で RAD SMF サービスを手動で再起動する必要があることに注意してください。
メモリーエラーを回避するには、カーネルゾーンホスト上で ZFS Adaptive Replacement Cache (ARC) のパラメータを調整する必要があります。カーネルゾーン用にメモリーを予約するためのホスト ZFS ARC のチューニングを参照してください。
カーネルゾーンは、次を使用してインストールできます。
大域ゾーンのパブリッシャーとデフォルトの AI マニフェスト
カスタム AI マニフェスト
Oracle Solaris インストールメディアの ISO イメージ
統合アーカイブ
–a、–b、または –m オプションが指定されないかぎり、インストールの実行にはデフォルトの AI マニフェスト /usr/share/auto_install/manifest/default.xml と、大域ゾーンの pkg パブリッシャーが使用されます。テキストインストーラと自動インストーラを使用すると、サポートされている任意の Oracle Solaris バージョンをインストールできます。Oracle Solaris 11.2 はカーネルゾーンでサポートされている最初の Oracle Solaris バージョンです。
Oracle Solaris カーネルゾーンは、Oracle VM Server for SPARC (旧称: Sun 論理ドメイン) 上のゲストで実行できます。各 Oracle VM Server for SPARC ドメインには、実行できるカーネルゾーンの数に個別の制限があります。制限は、SPARC T4 または SPARC T5 システムでは 768、SPARC M5、SPARC M6、SPARC M7、または SPARC M8 システムでは 512、Fujitsu M10 と Fujitsu SPARC M12 システムでは 256 です。
カーネルゾーンは、Oracle VM Server for x86 ゲスト内、または Oracle VM VirtualBox 上では実行できません。
SPARC ベースシステムでのカーネルゾーンのライブ移行には、追加のソフトウェアおよびファームウェア要件があります。カーネルゾーンのウォーム移行およびライブ移行での追加要件を参照してください。