Oracle^® Solaris カーネルゾーンの作成と使用

ライブゾーン構成の変更の確定中に障害から回復する方法

ライブゾーン構成の編集中に、実行中のゾーンの構成が外部で変更されることがあります。こうした競合が発生すると、zonecfg commit コマンドからエラーが返されます。

この手順を実行すると、ゾーン構成をリロードして更新されたバージョンを表示し、編集をやり直すことで、エラーを解消できます。

1. カーネルゾーンホストで、管理者になります。

   詳細は、Creating and Using Oracle Solaris Zones の Overview of Rights Profiles for Zone Administratorsを参照してください。

2. reload サブコマンドを発行し、正しい構成変更を行なって、その変更を確定します。

   このステップは、ユーザーがまだ一時的な構成変更の確定に失敗した zonecfg のセッション中であることを前提とします。

   zonecfg:kzone> reload
   zonecfg:kzone> temporary-configuration-changes
   zonecfg:kzone> commit

次の例は、一時的な構成変更、変更が失敗したことを示すエラーメッセージ、回復ステップ、および変更が成功したことを確認する出力を示しています。

ライブモードでの構成変更の例
global$ pfbash zonecfg -z kzone1 -r
zonecfg:kzone1> add anet;set lower-link=net1;set maxbw=2G;end
zonecfg:kzone1> commit
zone 'kzone1': error: the live configuration has changed externally.
Trying to commit changes to externally changed live configuration
Please use reload to start again. Your local changes will be lost.

構成をリロードします
zonecfg:kzone1> reload
Are you sure you want to reload (y/[n])? y

以前に試みた構成変更を繰り返します
zonecfg:kzone1> add anet;set lower-link=net1;set maxbw=2G;end
zonecfg:kzone1> commit

構成変更が成功したことがコマンド出力に表示されます
zone 'kzone1': Checking: Adding anet id=2
zone 'kzone1': Applying the changes
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