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Oracle® Solaris カーネルゾーンの作成と使用

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更新: 2018 年 8 月
 
 

カーネルゾーン退避の準備としての保守モードの設定

ゾーン退避の準備を整えるには、保守モードを使用します。保守モードを開始すると、監査レコードがログに記録され、以降の接続、ブート、または任意のゾーンのシステムへの着信する移行が防止されます。ゾーンホストで管理タスクを実行する前に保守モードを開始すれば、ゾーン移行前にホストのサービスを停止できます。

保守の状態を変更するには、Maintenance and Repair 権利プロファイルが必要です。

ソースホストを保守モードに切り替え、オプションの関連メッセージを指定するには、次のコマンドを使用します。

sysadm maintain -s -m "message-text"

たとえば、システムをメッセージ付きで保守モードに切り替えたあと、保守のステータスを一覧表示するには、次のようにします。

global$ pfbash sysadm maintain -s -m "Updating system to new release"
global$ sysadm maintain -l 
TYPE   USER     DATE               MESSAGE
admin  root     2016-07-22 17:57   Updating system to new release

ステータスとして、保守のタイプ、maintain コマンドを実行したユーザー、実行時間、およびメッセージが表示されます。現時点でサポートされている保守のタイプは、admin だけです。