カーネルゾーンを構成する方法

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デフォルトのカーネルゾーンテンプレート SYSsolaris-kz を使用するカーネルゾーンを構成するには、この手順を実行します。

始める前に

重要なカーネルゾーンリソースに関する情報など、カーネルゾーン構成の要件やガイドラインを確認します。Oracle Solaris カーネルゾーンの計画を参照してください。
ホストシステム上でのカーネルゾーンのハードウェアサポート、ソフトウェアサポート、およびメモリー構成を確認します。カーネルゾーンホストでのハードウェアおよびソフトウェアサポートの確認を参照してください
カーネルゾーンをホストするシステム上で user_reserve_hint_pct チューニング可能パラメータを設定します。カーネルゾーン用にメモリーを予約するためのホスト ZFS ARC のチューニングを参照してください。

カーネルゾーンホストで、管理者になります。
詳細は、Creating and Using Oracle Solaris Zones の Overview of Rights Profiles for Zone Administratorsを参照してください。
zonecfg ユーティリティーを起動し、新しいカーネルゾーン構成を作成します。
solaris-kz のデフォルトのゾーンテンプレートは SYSsolaris-kz です。
```
global$ pfbash zonecfg -z kzone
Use 'create' to begin configuring a new zone.
zonecfg:kzone> create -t SYSsolaris-kz
```
追加のカーネルゾーンリソースを追加します。
カーネルゾーンリソースは、すぐに設定するかゾーンの構成後に設定できます。詳細は、カーネルゾーンのリソースの管理についてを参照してください。
ゾーン構成を確定します。
```
zonecfg:kzone> commit
```
zonecfg ユーティリティーを終了します。
```
zonecfg:kzone> exit
```
(オプション) ゾーン構成を確認します。
インストールの前にゾーンを確認できます。このステップを省略した場合、ゾーンのインストール時に検証が自動的に実行されます。
```
global$ zoneadm -z kzone verify
```
エラーメッセージが表示され、ゾーンの検証に失敗した場合は、メッセージに従って修正を行い、コマンドを再度実行してください。エラーメッセージが表示されない場合は、ゾーンをインストールできます。

次のステップ

カーネルゾーンの検証が完了したら、カーネルゾーンをインストールしてブートします。カーネルゾーンのインストールを参照してください。