始める前に
SPARC システムで Oracle ILOM の SPARC 診断プロパティーを変更するには、Reset and Host control (r) 役割が必要です。
この手順のステップは、M6、M5、T5、および一部の以前の T シリーズサーバーなどのレガシー SPARC サーバーに適用します。
システムの電源投入時に SPARC サーバー診断テストを実行できるようにするには、次を実行します。
set /HOST/diag trigger=[none, power-on-reset, error-reset, all-reset]
ここで trigger = [none, power-on-reset, error-reset, all-reset]
none — 診断テストを実行しません。
power-on-reset –ルーチンの電源投入、電源再投入、またはリセット時に診断を実行します。
error-reset — エラーによる電源リセット時に診断を実行します。
all-resets — 電源リセットが発生するたびに診断を実行します。
set /HOST/diag power_on_verbosity=[none, min, max, normal, debug]
set /HOST/diag error_reset_verbosity=[none, min, max, normal, debug]
ここで verbosity = [none, min, max, normal, debug]
none — 障害が検出されないかぎり、診断の実行中に出力をシステムコンソールに表示しません。
min — 診断の実行中に、限定的な出力をシステムコンソールに出力します。
max — 診断の実行中に、各テストの名前と結果を含む完全な出力をシステムコンソールに表示します。
normal (デフォルト) — 診断の実行中に、中程度の量の出力をシステムコンソールに表示します。
debug — 診断の実行中に、デバイスのテストと各テストのデバッグ出力を含む詳細なデバッグの出力をシステムコンソールに表示します。
set /HOST/diag mode=[off, default]
ここで mode = [off, default]
off –ステップ 1 で指定された診断テストを実行しません。
(デフォルト) – ステップ 1 で指定された診断テストを実行します。