Oracle® ILOM システム監視および診断用ユーザーズガイドファームウェアリリース 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

用語集

A
アクセス制御リスト (ACL)

サーバーにアクセス権限を持つユーザーを制御するソフトウェア承認の仕組み。単独あるいは複数のユーザーまたはグループへアクセスを許可したり拒否したりすることにより、特定のファイルやディレクトリに特化した ACL ルールを定義できます。

Active Directory

Microsoft Windows Server オペレーティングシステムに導入されている分散ディレクトリサービス。ユーザー証明書の認証と、ネットワーク化されたリソースへのユーザーアクセスレベルの認証の両方を提供します。

actual power consumption (実消費電力)

管理対象デバイス (ブレードシャーシ、ラック搭載型サーバー、またはブレードサーバー) によって使用される電力量 (ワット)。

address (アドレス)

ネットワークにおいて、ネットワーク内のノードを識別する固有のコード。「host1.companyname.com」などの名前は、ドメインネームサービス (DNS) によって「168.124.3.4」のような、ドットの付いた Quad 表記のアドレスに翻訳されます。

address resolution (アドレス解決)

インターネットアドレスを、物理メディアアクセス制御 (MAC) アドレスまたはドメインアドレスにマップする手段。

ARP (アドレス解決プロトコル)

インターネットプロトコル (IP) アドレスをネットワークハードウェアアドレス (MAC アドレス) と関連づけるために使われるプロトコル。

Administrator

管理対象ホストシステムへの完全なアクセス (root) 権限を持っている人。

agent (エージェント)

通常は特定のローカル管理対象ホストに対応しているソフトウェアプロセスで、管理者リクエストを実行し、ローカルのシステムおよびアプリケーション情報をリモートユーザーが使用できるようにします。

alert (警告)

エラーイベントの収集および分析によって生成されたメッセージまたはログ。警告が出た場合、ハードウェアまたはソフトウェアの修正を行う必要があることを意味します。

ASF

プリブートまたは帯域外プラットフォーム管理仕様。これにより、インテリジェント Ethernet コントローラなどのデバイスが、マザーボード上の ASF 準拠センサーの電圧や温度その他について自立的にスキャンし、Remote Management and Control Protocol (RMCP) に Platform Event Trap (PET) 仕様に準じた警告を送ることができるようになります。ASF は、そもそも、クライアントデスクトップの帯域外管理機能のためのものでした。ASF は Distributed Management Task Force (DMTF) によって定義されています。

allocated power (割り当て電力)

管理対象デバイスに割り当てられた最大入力電力 (ワット)。

audit log (監査ログ)

ユーザーのログイン、ログアウト、構成変更、パスワード変更など、インタフェース関連のすべてのユーザーアクションを追跡するログ。ユーザー操作を監視するユーザーインタフェースには、Oracle ILOM Web インタフェース、CLI、障害管理シェル (captive shell)、制限付きシェル、SNMP および IPMI クライアントインタフェースが含まれます。

authentication (認証)

通信セッションにおけるユーザー、または、コンピュータシステムにおけるデバイスやほかのエンティティーの属性を、システムリソースへアクセス可能になる前に検証するプロセス。セッション認証は 2 方向に動作します。サーバーは、アクセス制御を判断するためにクライアントの認証を行います。クライアントがサーバーを認証することもできます。クライアントは Secure Sockets Layer (SSL) を使ってサーバーを常に認証します。

authenticated user (認証されたユーザー)

認証プロセスに合格し、特定のシステムリソースへのアクセス権限を付与されたユーザー。

authorization (承認)

ユーザーに特定のアクセス権を与えるプロセス。承認は、認証およびアクセス制御に基づいています。

available power (使用可能電力)

ラック搭載型サーバーの場合、使用可能電力は、電源装置が供給できる電力すべての合計です。サーバーモジュールの場合、使用可能電力は、シャーシがサーバーモジュールに供給する用意のある電力の量です。

B
bandwidth (帯域幅)

通信リンク上で送信可能な情報量の尺度。通常、あるネットワークが配信可能な秒ごとのビット数として記述されます。

Baseboard Management Controller (ベースボード管理コントローラ)

シャーシ環境や構成、サービス機能を管理し、システムのほかの部品からイベントデータを受信するのに使うデバイス。センサーインタフェースからデータを受信し、そのデータを、インタフェースを提供している SDR を使用して解釈します。BMC を使うことにより、システムイベントログ (SEL) へのまた別のインタフェースができます。BMC の典型的な機能には、プロセッサの温度や電源値、冷却ファンのステータスの測定があります。BMC は、システムの完全性を保つために自立的に動作できます。

baud rate (ボーレート)

たとえば端末とサーバーの間といったデバイス間で送信される情報の速度。

bind (バインド)

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) において、ユーザーが LDAP ディレクトリにアクセスする際に LDAP が必要とする認証プロセスのこと。認証は、LDAP クライアントが LDAP サーバーに接続する際に行われます。

BIOS (Basic Input/Output System)

システム電源投入時にオペレーティングシステムの読み込みおよびハードウェアのテストを制御するシステムソフトウェア。BIOS は読み取り専用メモリー (ROM) に格納されています。

bits per second (bps)

データ転送速度の単位。

blade server power consumption (ブレードサーバー消費電力)

ローカルコンポーネントによって消費されている電力の合計。

boot loader (ブートローダー)

読み取り専用メモリー (ROM) に格納されているプログラムで、システム電源投入時に自動的に実行され、システム初期化およびハードウェアテストの最初の段階を制御します。その結果、ブートローダーは、オペレーティングシステムの読み込みを行うもっと複雑なプログラムへ制御を移管します。

C
キャッシュ

ローカルに格納されている元のデータの複製。通常、命令やもっとも頻繁にアクセスされた情報です。キャッシュされたデータは、要求されたときに再度リモートサーバーから読み出す必要がありません。キャッシュによってメモリー転送速度およびプロセッサ速度が上がります。

証明書

エンティティーのアイデンティティーを検証するために、信頼できる認証局 (CA) が割り当てた公開鍵データ。デジタル署名されたドキュメントです。クライアントおよびサーバーの両方が証明書を持つことができます。「公開鍵証明書」とも呼ばれます。

認証局 (CA)

公開鍵証明書を発行しその証明書の所有者の身分証明書を提供する、信頼された組織。公開鍵認証局は、証明書に記載されたエンティティーと、そのエンティティーに属しかつその証明書に記載されている公開鍵との関係を示す証明書を発行します。

シャーシ監視モジュール (CMM)

完全なシャーシ管理システムを形成するために、各ブレードのサービスプロセッサ (SP) と連携して動作する、一般に冗長でホットプラグ可能なモジュール。

client (クライアント)

クライアントサーバーモデルにおいて、ネットワーク上のサーバーリソースにリモートでアクセスする、ネットワーク上のシステムまたはソフトウェア。

CMM power consumption (CMM 消費電力)

ブレードシャーシの電源装置によって消費されている入力電力の合計。

CLI (コマンド行インタフェース)

テキストベースのインタフェースで、ユーザーはこれを使用してコマンドプロンプトから実行命令を入力できます。

Common Information Model (CIM)

Common Information Model (CIM) は、デバイスおよびアプリケーションの特性を定義するためのコンピュータ業界標準であり、システム管理者と管理プログラムがメーカーやソースの異なるデバイスおよびアプリケーションを同じ方法で制御できるようにします。

console (コンソール)

システムメッセージが表示される、端末または画面上の専用ウィンドウ。コンソールウィンドウによって、数々のサーバーソフトウェアコンポーネントの構成や監視、保守、トラブルシューティングができます。

UTC (協定世界時)

世界標準時間。UTC は、以前はグリニッジ標準時 (GMT) と呼ばれていました。UTC は、ネットワーク上のシステムとデバイスを同期させるために NTP サーバーが使用します。

core file (コアファイル)

プログラムが機能不全となり終了したときに Solaris または Linux オペレーティングシステムが生成するファイル。コアファイルには、障害発生時にとらえられたメモリーのスナップショットが入っています。「クラッシュダンプファイル」とも呼ばれます。

critical event (クリティカルイベント)

サービスに深刻な障害を及ぼし早急な対処を必要とするシステムイベント。

CRU (顧客交換可能ユニット)

ユーザーが特別なトレーニングやツールなしで交換できるシステム部品。

D
DES

データを暗号化および復元する共通アルゴリズム。

DMI

コンピュータハードウェアおよびソフトウェアについての技術サポート情報にアクセスするための標準を定めた仕様。DMI は、ハードウェアおよびオペレーティングシステム (OS) から独立で、ワークステーションやサーバー、その他のコンピュータシステムを管理できます。DMI は Distributed Management Task Force (DMTF) によって定義されています。

digital signature (デジタル署名)

デジタルデータの情報源の証明書。デジタル署名は、公開鍵暗号化プロセスから導き出される番号です。署名が作成されたあとにデータが改ざんされた場合、その署名は無効となります。このことにより、デジタル署名はデータの完全性およびデータ改ざんの発見を保証できます。

DSA (デジタル署名アルゴリズム)

DSS が規定する暗号化アルゴリズム。DSA は、デジタル署名の作成に使用する標準アルゴリズムです。

DMA (ダイレクトメモリーアクセス)

プロセッサの指示なしで直接メモリーにデータ転送すること。

ディレクトリサーバー

LDAP において、組織内の人員およびリソースに関する情報を論理的な中心位置から格納および提供するサーバー。

識別名 (DN)

LDAP において、ディレクトリ内のエントリの名前および位置を識別する、固有のテキスト文字列。DN は、ツリーのルートからの完全なパスを持った完全修飾ドメイン名 (FQDN) である場合もあります。

Distributed Management Task Force (DMTF)

200 以上の団体によるコンソーシアムで、コンピュータシステムをリモート管理する能力を高めることを目的とした標準を記述および推進します。DTMF からの仕様には、DMI、CIM、ASF などがあります。

ドメイン

名前によって識別する、ホストの系列化。こういったホストは通常、同一インターネットプロトコル (IP) ネットワークアドレスに属します。また、ドメインは、そのドメインを所有している団体または組織を識別する完全修飾ドメイン名 (FQDN) の最後の部分のことを指します。たとえば、「oracle.com」は、Oracle Corporation がドメインの所有者であることを示します。

domain name (ドメイン名)

インターネット上のシステムあるいはシステムグループに与えられた固有の名前。グループ内のすべてのシステムのホスト名は、「oracle.com」のような、同一のドメイン名接頭辞を含みます。ドメイン名は、右から左に向かって解釈されます。たとえば、「oracle.com」は Oracle Corporation のドメイン名であり、かつ、トップレベルの「.com」ドメインのサブドメインです。

DNS (ドメインネームサーバー)

ドメインにおいて通常はホスト名を管理するサーバー。DNS サーバーは「www.example.com」などのホスト名を「030.120.000.168」などのインターネットプロトコル (IP) アドレスに変換します。

DNS (ドメインネームシステム)

コンピュータがドメイン名によってネットワークあるいはインターネット上のほかのコンピュータを検索できるようにする、分散型名前解決システム。このシステムでは、「00.120.000.168」などの標準のインターネットプロトコル (IP) アドレスを、「www.oracle.com」などのホスト名と関連付けます。コンピュータは通常、この情報を DNS サーバーから取得します。

DDNS (動的ドメインネームサービス)

ドメインネームサーバー (DNS) がドメイン名に関連する動的または静的な IP アドレスを常に把握できるようにするサービス。

DHCP (動的ホスト構成プロトコル)

DHCP サーバーが、TCP/IP ネットワーク上のシステムにインターネットプロトコル (IP) アドレスを動的に割り当てられるようにするプロトコル。

E
EPP (拡張パラレルポート)

標準パラレルポートの 2 倍の速度でシステムがデータを転送できるようにする、ハードウェアおよびソフトウェアの標準。

Ethernet

ケーブルで直接接続されたシステム間のリアルタイム通信を可能にするローカルエリアネットワーク (LAN) の業界標準形式。Ethernet では、アクセス方法として CSMA/CD アルゴリズムを使用しており、全ノードが待機していて、かつ、いずれのノードもデータ転送を開始できます。複数のノードが同時にデータ転送をしようとする場合には (衝突)、転送しようとしているノードが任意の時間待ってからふたたび転送を試みます。

event (イベント)

管理対象オブジェクトの状態の変化。イベント処理サブシステムは通知を出すことができます。ソフトウェアシステムは、この通知に応答する必要がありますが、通知の要求や制御は行いません。

event log (イベントログ)

コンポーネントの追加または削除、あるいはコンポーネントの障害など、管理対象デバイスに関する情報、警告、またはエラーメッセージを追跡するログ。ログに記録されるイベントのプロパティーには、イベントの重要度、イベントプロバイダ (クラス)、イベントが記録された日付と時間などがあります。

exhaust temperature (排気温度)

サーバーまたはシャーシの背面から出る空気の温度。

external serial port (外部シリアルポート)

サーバーの RJ-45 シリアルポート。

XIR

ドメインのプロセッサに「ソフト」リセットを送る信号。XIR はドメインのリブートは行いません。XIR は通常、ハングしたシステムから脱出してユーザーがコンソールプロンプトにたどり着くために使用されます。そうすることにより、ユーザーはコアダンプファイルを作成して、それをシステムがハングした原因の診断に役立てることができます。

F
failover (フェイルオーバー)

冗長機能を提供するために、あるシステム、または多くの場合サブシステムから、別のシステムへコンピュータサービスを自動的に移管すること。

Fast Ethernet

最大 100 Mbps でデータを転送する Ethernet 技術。Fast Ethernet は 10 Mbps Ethernet 機器と下位互換性があります。

fault (障害)

ハードウェアまたはソフトウェアで検出されたエラー条件。

FMA (障害管理アーキテクチャー)

ハードウェアまたはソフトウェアの障害が発生してもコンピュータが機能し続けられるようにするアーキテクチャー。

Fault Manager (障害管理プログラム)

ハードウェア障害の発生時にそれらを診断するだけでなく、システムハードウェアの健全性を予防保守的に監視できるようにする、Oracle ILOM の機能。コンポーネントが障害状態のときに、障害イベントが Oracle ILOM の「Open Problems」テーブルとイベントログに収集されます。

Fault Manager shell (障害管理プログラムシェル)

Oracle の保守担当者がシステムの問題を診断できるようにするユーザーインタフェース。Oracle の保守担当者からリクエストされた場合にのみ、ユーザーはこのシェルでコマンドを実行できます。

faulted state (障害状態)

コンポーネントは存在しているが、Oracle ILOM で 1 つ以上の問題が診断されたために使用できないか機能低下していることを示すインジケータ。システムにそれ以上の損害を与えないために、Oracle ILOM は自動的にコンポーネントを無効にします。

FRU (現場交換可能ユニット)

顧客サイトで交換可能なシステム部品。

file system (ファイルシステム)

情報を物理メディアに整理して格納する、安定した方法。通常、ファイルシステムはオペレーティングシステムごとに異なります。ファイルシステムは、ファイルおよびディレクトリのツリー構造ネットワークであることが多く、最上位にはルートディレクトリが、ルート以下には親および子ディレクトリがあります。

FTP

TCP/IP に基づいた基本的なインターネットプロトコル。これを使うと、ファイル転送に関連するシステムのオペレーティングシステムやアーキテクチャーにこだわることなく、インターネット上のシステム間でファイルの読み取りや保存ができます。

firewall (ファイアウォール)

通常はハードウェアおよびソフトウェア両方のネットワーク構成で、組織内のネットワークコンピュータを外部アクセスから保護します。ファイアウォールは、特定のサービスやホスト間で行き来する接続を監視または禁止できます。

ファームウェア

通常、システムの初期ブート段階およびシステム管理をサポートするのに使用されるソフトウェア。ファームウェアは読み取り専用メモリー (ROM) またはプログラム可能 ROM (PROM) に組み込まれています。

完全修飾ドメイン名 (FQDN)

「www.oracle.com」のような、システムの完全かつ一意のインターネット名。FQDN には、ホストサーバー名 (www) とそのトップレベルドメイン名 (.com) および第 2 レベルドメイン名 (.oracle) が含まれます。FQDN はシステムのインターネットプロトコル (IP) アドレスにマップすることができます。

G
ゲートウェイ

2 つのネットワークを相互接続し、そのネットワーク間でデータパケットを渡すコンピュータまたはプログラム。ゲートウェイには 2 つ以上のネットワークインタフェースがあります。

Gigabit Ethernet (ギガビット Ethernet)

最大 1000 Mbps でデータを転送する Ethernet 技術。

grant limit (許可制限)

CMM がブレードスロットに許可できる電力 (ワット) の最大合計。

grantable power (許可可能電力)

許可制限を超えることなく CMM から Oracle ブレードシャーシスロットに割り当て可能な残りの電力 (ワット) の合計。

granted power (許可された電力)

電力を必要としているすべてのブレードスロットまたは電力を必要としている個別のブレードスロットに CMM が許可した電力 (ワット) の最大合計。

GUI (グラフィカルユーザーインタフェース)

アプリケーションを使いやすくするために、キーボードおよびマウスに加えてグラフィックスを使用したインタフェース。

H
health status states (健全性の状態)

管理対象デバイスの健全性を示すインジケータ。示す可能性があるステータスは、「OK」、「Service Required」、「Not Available」、および「Offline」です。

host (ホスト)

インターネットプロトコル (IP) アドレスおよびホスト名を割り当てられた、バックエンドサーバーなどのシステム。ホストは、ネットワーク上のほかのリモートシステムからアクセスされます。

host ID (ホスト ID)

ネットワーク上のホストを識別するのに使用する 32 ビットのインターネットプロトコル (IP) アドレスの一部。

host name (ホスト名)

ドメイン内の特定のコンピュータの名前。ホスト名は常に特定のインターネットプロトコル (IP) アドレスへマップします。

hot-plug (ホットプラグ)

システム稼働中に取り外しをしても安全な部品のこと。ただし、部品を取り外す前に、システム管理者はシステムに対してホットプラグ操作の準備を行う必要があります。新しい部品を挿入したあとで、システム管理者はそのデバイスを含めてシステムを再構成するよう、システムに指示する必要があります。

hot-swap (ホットスワップ)

稼働中のシステムから部品を取り外したり新しい部品を取り付けたりするだけで、取り付けまたは取り外しができる部品のこと。部品が変更されたことをシステムが自動的に認識して構成を行うか、システムの構成をユーザーが対話的に行う必要があるかのどちらかです。ただし、いずれの場合もリブートの必要はありません。ホットスワップ可能なコンポーネントはすべてホットプラグ可能ですが、ホットプラグ可能なコンポーネントがすべてホットスワップ可能であるとは限りません。

HTTP (ハイパーテキスト転送プロトコル)

リモートホストからハイパーテキストオブジェクトを取り込むインターネットプロトコル。HTTP メッセージは、クライアントからサーバーへのリクエストおよびサーバーからクライアントへの応答から構成されます。HTTP は TCP/IP に基づいています。

Hypertext Transfer Protocol Secure (HTTPS)

Secure Sockets Layer (SSL) を使用した HTTP の拡張。TCP/IP ネットワーク上でのセキュア転送を可能にします。

I
in-band system management (帯域内システム管理)

オペレーティングシステムが初期化されていて、かつ、サーバーが正常に機能している場合のみ使用可能な、サーバー管理機能。

inlet air temperature (吸気温度)

サーバーまたはシャーシの前面に入る温度。

installed hardware minimum (取り付けられているハードウェアの最小値)

サーバーに取り付けられているハードウェアコンポーネントによって消費されている入力電力 (ワット) の最小量。

Integrated Lights Out Manager (ILOM)

シャーシ内またはブレード内でのシステム管理のための、ハードウェアやファームウェア、ソフトウェアの統合ソリューション。

IPMI

多くの異なる物理的相互接続上のサーバーシステムの帯域外管理のために主に設計された、ハードウェアレベルのインタフェース仕様。IPMI 仕様には、センサーに関する幅広い抽象概念が記載されています。これによって、オペレーティングシステム (OS) 上またはリモートシステム内で実行されている管理アプリケーションは、システムの環境構成を把握でき、システムの IPMI サブシステムに登録してイベントを受信できるようになります。IPMI は異なるベンダー製の管理ソフトウェアと互換性があります。IPMI の機能には、現場交換可能ユニット (FRU) インベントリのレポート、システムモニタリング、ロギング、システム復旧 (ローカルおよびリモートシステムのリセットと電源投入/電源切断の機能も含む)、警告などがあります。

internal serial port (内部シリアルポート)

Oracle ILOM ユーザーがホストのシリアルコンソールにアクセスできるようになる、ホストサーバーと Oracle ILOM 間の接続。Oracle ILOM の内部シリアルポートの速度は、ホストサーバーのシリアルコンソールポート (多くの場合シリアルポート 0、COM1、または /dev/ttyS0 と呼ばれる) の速度と同じである必要があります。通常、ホストのシリアルコンソール設定は、Oracle ILOM のデフォルト設定 (9600 ボー、8N1 (データビット 8、パリティーなし、ストップビット 1)、フロー制御なし) に一致しています。

ICMP

ルーティング、信頼性、フロー制御、データの順序づけなどを提供する、インターネットプロトコル (IP) に対する拡張機能。ICMP は、IP で使用されるエラーおよび制御メッセージを指定します。

インターネットプロトコル (IP)

インターネットの基本的ネットワークレイヤープロトコル。IP は、あるホストから別のホストに対し、信頼性が低い状態での個々のパケットの送信を可能とします。IP では、パケットが配信されるかどうかや配信にかかる時間、また、複数のパケットが送信されたとおりの順序で配信されるかどうかについて、保証していません。IP の上に階層化されたプロトコルにより、接続の信頼性が高まります。

Internet Protocol (IP) address (インターネットプロトコル (IP) アドレス)

TCP/IP において、ネットワーク上の各ホストまたはほかのハードウェアシステムを認識する、固有の 32 ビットの数字。IP アドレスは、「192.0.2.1」のようにドットで区切られた数字のセットで、イントラネットまたはインターネット上でのコンピュータの実際の位置を指定します。

input power (入力電力)

外部電源からシャーシの電源ユニットに入る電力。

IPMItool

IPMI デバイスの管理に使用するユーティリティー。IPMItool では、ローカルシステムまたはリモートシステムのどちらの IPMI 機能も管理できます。機能には、現場交換可能ユニット (FRU) 情報やローカルエリアネットワーク (LAN) 構成、センサー読み取り、リモートシステム電源制御の管理などがあります。

J
Java Remote Console (Java リモートコンソール)

実行中のアプリケーションにユーザーをアクセスできるようにする、Java で記述されたコンソール。

Java Web Start application (Java Web Start アプリケーション)

Web アプリケーション起動ツール。Java Web Start では、Web リンクをクリックすることによってアプリケーションを起動します。そのアプリケーションが手元のシステムにない場合には、Java Web Start はアプリケーションをダウンロードし手元のシステム上にキャッシュします。アプリケーションは、いったんキャッシュにダウンロードすれば、デスクトップアイコンまたはブラウザから起動できるようになります。

K
kernel (カーネル)

オペレーティングシステム (OS) の核心で、ハードウェアを管理し、ファイリングおよびリソース割り当てといった、ハードウェアが提供していない基本的サービスを管理します。

Keyboard Controller Style (KCS) interface (KCS インタフェース)

レガシーパーソナルコンピュータ (PC) のキーボードコントローラに実装されているインタフェースの形式。データは、バイトごとのハンドシェークを使って KCS インタフェース全体に転送されます。

KVMS (キーボード、ビデオ、マウス、ストレージ)

キーボードやビデオ、マウス、ストレージイベントにシステムが応答できるようにする一連のインタフェース。

L
LOM

オペレーティングシステムが動作していなくてもサーバーとの帯域外通信を可能にする技術。これによってシステム管理者は、サーバーの電源オン/オフをしたり、システム温度やファン速度などを見たり、リモートロケーションからシステムを再起動できます。

LDAP

ユーザープロファイルや配布一覧、構成データなどの情報の格納、取り出し、配布に使用するディレクトリサービスプロトコル。LDAP は TCP/IP 上で複数のプラットフォームに渡って動作します。

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) server (LDAP サーバー)

LDAP ディレクトリおよびそのディレクトリへのサービスクエリーを保守するソフトウェアサーバー。Oracle Directory Services および Netscape Directory Services は、LDAP サーバーの実装です。

LAN (ローカルエリアネットワーク)

接続するハードウェアおよびソフトウェア経由で通信できる、至近距離にあるシステムの集まり。LAN 技術では Ethernet がもっとも広範に使われます。

local host (ローカルホスト)

ソフトウェアアプリケーションが動作しているプロセッサまたはシステム。

M
major event (メジャーイベント)

システムイベントのうち、深刻ではないがサービスに障害を与えるもの。

管理対象システム

ドキュメント内で使用する場合は次のいずれかの Oracle ハードウェアシステムを指します。Oracle ラックマウントサーバー、Oracle ブレードサーバー、Oracle ブレードシャーシ。

MIB (管理情報ベース)

ネットワークのリソースについての情報を分類する、ツリーに似た階層システム。MIB では、マスター SNMP エージェントがアクセス可能な変数を定義しています。MIB によって、サーバーのネットワーク構成やステータス、統計データにアクセスできる。SNMP を使うと、こういった情報をネットワーク管理ステーション (NMS) から見ることができます。業界協定により、各ディベロッパーにはツリー構造の一部分が割り当てられ、そこにディベロッパー独自のデバイスに特化した記述を加えることもできます。

最大許容電力

「許容ピーク」を参照してください

マニュアルページ

オンライン UNIX ドキュメント。

メディアアクセス制御 (MAC) アドレス

各ローカルエリアネットワークインタフェースカード (NIC) に製造時にプログラムされる、世界で唯一の 48 ビットハードウェアアドレス番号。

Message Digest 5 (MD5)

任意の長いデータ文字列を一意で固定サイズの短いダイジェストデータに変換する、セキュアなハッシュ関数。

minor event (マイナーイベント)

システムイベントのうち、現時点でサービスに障害は発生していないが、さらに深刻になる前に修正を必要とするもの。

N
namespace (ネームスペース)

LDAP ディレクトリのツリー構造における固有の名前のセットで、この名前からオブジェクト名が由来して解釈されます。たとえば、ファイルはファイルネームスペース内で命名され、プリンタはプリンタネームスペース内で命名されます。

NFS

ユーザーに気づかせることなく、各種ハードウェア構成を協調して機能させるプロトコル。

NIS

UNIX システムが使用する、プログラムおよびデータファイルのシステム。コンピュータシステムネットワーク全体のコンピュータ、ユーザー、ファイルシステム、およびネットワークパラメータに関する特定の情報の収集、照合、および共有のために使用します。

NIC (ネットワークインタフェースカード)

ワークステーションやサーバーをネットワークデバイスに接続する内部回路基盤またはカード。

NMS (ネットワーク管理ステーション)

1 つまたは複数のネットワーク管理アプリケーションがインストールされた高性能なワークステーション。NMS はネットワークをリモート管理するのに使用されます。

network mask (ネットワークマスク)

ローカルサブネットアドレスをほかの既知のインターネットプロトコル (IP) アドレスから区別するためにソフトウェアが使用する番号。

NTP

TCP/IP ネットワークのインターネット標準。NTP は、UTC を使用して、ネットワークデバイスのクロック時間を NTP サーバーのミリ秒に同期します。

node (ノード)

ネットワーク上でアドレス参照可能なポイントまたはデバイス。ノードにより、コンピュータシステムや端末、各種周辺機器をネットワークに接続できます。

nonvolatile memory (非揮発性メモリー)

システム電源がオフになったときにデータが失われないことを保証するメモリーの種類。

notification threshold (通知しきい値)

警告通知をトリガーする消費電力量 (ワット) を定義する値。

O
オブジェクト識別子 (OID)

グローバルオブジェクト登録ツリーにおけるオブジェクトの位置を識別する番号。ツリーのノードにはそれぞれ番号が割り当てられ、OID は一連の番号となっています。インターネットでの使用では、OID 番号はたとえば「0.128.45.12」といったようにドットで区切られます。LDAP において、OID は、オブジェクトクラスおよび属性タイプなどのスキーマ要素を一義的に識別するために使用されます。

OpenBoot PROM

電源投入時の自己診断テスト (POST) が部品のテストを問題なく終了したあとに、初期化されたシステムを制御するソフトウェアレイヤー。OpenBoot PROM は、メモリーにデータ構造を構築してオペレーティングシステムをブートします。

OpenIPMI

Intelligent Platform Management Interface (IPMI) へのアクセスを容易にする、オペレーティングシステムから独立したイベント駆動型ライブラリ。

open problem (未解決の問題)

管理対象デバイスに問題または障害状態が検出されたことを示すインジケータ。Oracle ILOM は、「Open Problems」Web ページまたは表形式の「Open Problems」CLI 出力で問題を特定します。

Operator (オペレータ)

管理対象ホストシステムへの制限付き権限を持つユーザー。

Oracle ILOM Remote System Console (Plus)

ユーザーがデバイス (キーボード、マウス、ビデオディスプレイ、ストレージメディア) をデスクトップからリモートホストサーバーにリダイレクトできるようにするグラフィカルリモートコンソール機能。

out-of-band (OOB) system management (帯域外 (OOB) システム管理)

オペレーティングシステムのネットワークドライバまたはサーバーが正常に機能していないときに使用可能なサーバー管理機能。

output power (出力電力)

電源ユニットからシャーシコンポーネントに供給される電力量。

P
parity (パリティー)

受信したデータが送信されたデータと一致するかどうかを検査するのにコンピュータが使用する方法。また、ディスク上のデータと一緒に格納されている情報も指し、これを使用すると、ドライブ障害発生後にコントローラがデータを再構築できます。

Pc-Check

Eurosoft (UK) Ltd. によって作成された、コンピュータハードウェア上で診断テストを実行するアプリケーション。

peak permitted (許容ピーク)

管理対象デバイスが消費できる最大電力 (ワット)。

アクセス権

ユーザーまたはグループに許可あるいは拒否される権限のセットで、ファイルまたはディレクトリへの読み込みや書き込み、実行といったアクセスを指定します。アクセス制御のために、アクセス権には、そのディレクトリ情報へのアクセスが許可されているのか拒否されているのか、および、許可あるいは拒否されているアクセスのレベルが記載されています。

許容消費電力

任意の時点でサーバーに使用を許可される最大電力 (ワット)。

物理アドレス

メモリーの位置と一致する実際のハードウェアアドレス。仮想アドレスを参照するプログラムは、あとで物理アドレスへとマップされます。

プラットフォームイベントフィルタ (PEF)

サービスプロセッサが、たとえば電源切断やシステムのリセット、警告のトリガーなどといったイベントメッセージを受信したときに、特定の動作をするように構成する仕組み。

PET

ハードウェアまたはファームウェア (BIOS) イベントによってトリガーされる構成済み警告。PET は Intelligent Platform Management Interface (IPMI) 仕様の SNMP トラップで、オペレーティングシステムから独立で動作します。

port (ポート)

TCP/IP 接続が確立される場所 (ソケット)。Web サーバーは従来からポート 80 を使用し、ファイル転送プロトコル (ftp) はポート 21 を、Telnet はポート 23 を使用します。ポートによって、クライアントプログラムは、ネットワーク上のコンピュータの特定のサーバープログラムを指定できます。サーバープログラムは、はじめて起動したときに、指定されたポート番号にバインドします。そのサーバーを使用しようとするすべてのクライアントは、指定されたポート番号にバインドするためにリクエストを送る必要があります。

port number (ポート番号)

ホストマシン上の個別の TCP/IP アプリケーションを指定する番号で、送信データの宛先を定めます。

power allocation plan (電力割り当て計画)

単一の管理対象デバイスまたは管理対象デバイスに取り付けられている個々のコンポーネントに割り当てられた正確な電力メトリックをユーザーが効果的に監視および取得できるようにする機能。これはエネルギー効率の高いデータセンターを計画するのに役立ちます。

power consumption (消費電力)

管理対象デバイスによって消費される入力電力または電源ユニット (PSU) から供給される出力電力を示す値。

power cycling (電源の再投入)

システムの電源をオフにしてからふたたびオンにするプロセス。

power supply maximum (電源装置の最大値)

電源装置が消費できる入力電力 (ワット) の最大量。

Power Monitoring interface (電源監視インタフェース)

ユーザーが電力消費をリアルタイムで監視できるようにするインタフェース。この電力消費には、使用可能電力、実電力、および許容電力が含まれ、サービスプロセッサ (SP) または個別の電源装置について、電力使用の発生から 1 秒以内の精度で監視できます。

電源投入時自己診断 (POST)

システムの起動時に初期化されていないシステムハードウェアおよびプローブを受け取り、部品を丹念に調べてテストするプログラム。POST は、有用な部品を首尾一貫した初期化済みシステムとして構成し、そのシステムを OpenBoot PROM に渡します。POST は、テストが成功した部品のみの一覧を OpenBoot PROM に渡します。

Preboot Execution Environment (PXE)

業界標準クライアントサーバーインタフェースで、Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) を使用して Transmission Control Protocol/Internet Protocol (TCP/IP) ネットワーク上のオペレーティングシステム (OS) をサーバーがブートできるようにします。PXE 仕様には、プライマリブートストラッププログラムに基本的なネットワーク機能を提供するように、ネットワークアダプタカードおよび BIOS を協調して動作させる方法が記述されており、これによって、プライマリブートストラッププログラムが、OS イメージの TFTP を介したロードなど、ネットワーク上でセカンダリブートストラップを実行できるようになります。したがって、プライマリブートストラッププログラムは、PXE 標準に従ってコーディングされている場合、システムのネットワークハードウェアについての情報を必要としません。

Privacy Enhanced Mail (PEM)

プライバシとデータの完全性を保証するようにデータを暗号化した、インターネット電子メールの標準。

プロトコル

ネットワーク上のシステムまたはデバイスが情報を交換する方法を記述した規則セット。

proxy (プロキシ)

プロトコルのリクエストに応答して、あるシステムがほかのシステムの代理として動作する仕組み。

public key encryption (公開鍵暗号)

公開および非公開のコンポーネントで作成された 2 つの部分からなる鍵 (コード) を使用する暗号方式。メッセージを暗号化するには、受取人の公表された公開鍵を使用します。メッセージを解読するには、受取人は、受取人のみが知っている非公開の秘密鍵を使用します。公開鍵を知っていても、対応する秘密鍵を推測することはユーザーにはできません。

R
rackmount server power consumption (ラック搭載型サーバー消費電力)

ラック搭載型シャーシ電源装置によって消費されている入力電力の合計。

RTC (リアルタイムクロック)

システムの電源オフ時にでさえもシステムの時間と日付を維持する、バッテリーバックアップ式の部品。

real-time power monitoring (リアルタイム電力監視)

ハードウェアインタフェース (CMM、SP、PSU など) をポーリングすることによって、1 秒以内の精度で消費電力メトリックを継続的に更新する機能。

reboot (リブート)

システムを停止してブートする、オペレーティングシステムレベルの操作。電源が入っていることが前提条件です。

redirection (出力先変更)

システムの標準入出力へではなく、ファイルまたはデバイスへの入出力のチャネリング。出力先変更の結果、システムが通常表示する入出力をほかのシステムのディスプレイに送ります。

redundant power (冗長電力)

ブレードシャーシ電源装置に現在割り当てられていない使用可能電力 (ワット)。

required power (必要電力)

すべてのブレードスロットまたは個別のブレードスロットに必要な電力 (ワット) の最大合計。

Remote Authentication Dial-In User Service (RADIUS)

サーバー上のデータベースに含まれている情報に照らしてユーザーを認証し、承認されたユーザーにリソースへのアクセス権限を付与するプロトコル。

Remote Management and Control Protocol (RMCP)

システムの電源の投入または切断、あるいはリブートを強制することにより、管理者がリモートで警告に応答できるようにするネットワークプロトコル。

RPC (リモート手続き呼び出し)

クライアントシステムがリモートサーバーの関数を呼び出せるようにする、ネットワークプログラミングの方法。クライアントがサーバーでプロシージャーを開始すると、その結果がクライアントに転送されて戻ります。

remote system (リモートシステム)

ユーザーが作業しているシステム以外のシステム。

reset (リセット)

システムの電源を切断してから投入する、ハードウェアレベルの操作。

role (役割)

ユーザーのアクセス権利を決定する、ユーザーアカウントの属性。

root

UNIX オペレーティングシステムのスーパーユーザー (root) の名前。root ユーザーは、全ファイルへのアクセス、および、一般ユーザーには許可していないほかの操作を実行することが許可されています。大まかに言うと、Windows Server オペレーティングシステムの管理者 (Administrator) ユーザー名と同等です。

root directory (ルートディレクトリ)

ベースディレクトリで、ほかのすべてのディレクトリは直接あるいは間接的にここから生じます。

router (ルーター)

ネットワークパケットまたはその他のインターネットトラフィックを送るパスを割り当てるシステム。ホストとゲートウェイの両方がルーティングを行いますが、通常、「ルーター」という用語は、2 つのネットワークを接続するデバイスを指します。

RSA algorithm (RSA アルゴリズム)

RSA Data Security 社が開発した暗号化アルゴリズム。暗号およびデジタル署名の両方に使用できます。

S
schema (スキーマ)

ディレクトリにエントリとして格納できる情報の種類を記述している定義。スキーマと一致しない情報がディレクトリに格納されている場合、ディレクトリにアクセスしようとしているクライアントは正しい結果を表示できないことがあります。

Secure Shell (SSH)

セキュアでないネットワーク上のリモートシステムで、セキュアで暗号化されたログインおよびコマンドの実行を可能にする、UNIX シェルプログラムおよびネットワークプロトコル。

Secure Sockets Layer (SSL)

ネットワーク上のクライアントサーバー通信をプライバシのために暗号化するプロトコル。SSL は、環境を確立するために鍵交換方式を使い、この方式では、交換されたデータすべては、盗聴や改ざんから保護するために暗号で暗号化されかつハッシュ化されています。SSL は Web サーバーと Web クライアントの間にセキュアな接続を作り出します。HTTPS では SSL を使用しています。

SDR (センサーデータレコード)

機能の動的発見を容易にするために、Intelligent Platform Management Interface (IPMI) には、このレコードセットがあります。これには、存在するセンサー数、センサーの種類、センサーのイベント、しきい値情報などのソフトウェア情報が含まれます。センサーデータレコードによって、ソフトウェアは、プラットフォームについての予備知識がなくてもセンサーデータの解釈および提示ができます。

serial console (シリアルコンソール)

サービスプロセッサのシリアルポートに接続された端子または導線。シリアルコンソールは、システムがほかの管理タスクを行うように構成するために使用されます。

serial port (シリアルポート)

シリアルポートリダイレクトを使用して、コマンド行インタフェース (CLI) およびシステムコンソールストリームへのアクセスを提供するポート。

server certificate (サーバー証明書)

Web アプリケーションを認証するために Hypertext Transfer Protocol Secure (HTTPS) で使用する証明書。証明書は、自身で署名したものあるいは認証局 (CA) が発行したものとなります。

Server Message Block (SMB) protocol (サーバーメッセージブロック (SMB) プロトコル)

ファイルおよびプリンタをネットワーク全体で共有できるようにするネットワークプロトコル。SMB プロトコルによって、クライアントアプリケーションが、ネットワーク内のサーバープログラムのファイルの読み書きおよびサーバープログラムからのサービスのリクエストができるようになります。SMB プロトコルを使うと、Windows と UNIX システムの間でファイルシステムをマウントできます。SMB プロトコルは、IBM によって設計されたあとにマイクロソフトによって変更が加えられ、マイクロソフトは、このプロトコルの名前を共通インターネットファイルシステム (CIFS) に変更しました。

SP (サービスプロセッサ)

シャーシ環境や構成、サービス機能を管理し、システムのほかの部品からイベントデータを受信するのに使うデバイス。センサーインタフェースからデータを受信し、そのデータを、インタフェースを提供している SDR を使用して解釈します。SP を使用すると、システムイベントログ (SEL) への別のインタフェースが提供されます。SP の典型的な機能には、プロセッサの温度や電源値、冷却ファンのステータスの測定があります。SP は、システムの完全性を保つために自立的に動作できます。

session time-out (セッションタイムアウト)

サーバーがユーザーセッションを無効にするまでの一定の時間。

SMTP

メール送受信に使用する TCP/IP。

SNMP

ネットワークの動作状態についてのデータ交換に使用する簡単なプロトコル。SNMP では、管理対象デバイスとネットワーク管理ステーション (NMS) との間でデータがやりとりされます。管理対象デバイスには、ホストやルーター、Web サーバー、またはネットワーク上のその他のサーバーなどの、SNMP が動作しているいずれのデバイスも含まれます。

SSO (シングルサインオン)

ユーザーが複数のアプリケーションにアクセスするために証明書を 1 回入力する認証形式。

スナップショットユーティリティー

サーバープロセッサ (SP) の状態に関するデータを収集するアプリケーション。Oracle Services では、このデータを診断目的で使用します。

サブネット

組織のネットワークを識別可能な方法で分割した部分。サブネットを使用すると、ルーティングを単純化するために、単一の論理ネットワークを複数の小さな物理ネットワークに分割できます。サブネットはホスト ID のブロックを認識するインターネットプロトコル (IP) アドレスの部分です。

subnet mask (サブネットマスク)

サブネットアドレッシングのためにインターネットアドレスからビットを選択するのに使うビットマスク。マスクは 32 ビット長で、インターネットアドレスのネットワーク部分およびローカル部分の 1 つまたは複数のビットを選択します。「アドレスマスク」とも呼ばれます。

Sun Blade Modular System (Sun Blade モジュラーシステム)

複数の Oracle ブレードサーバーモジュールを保持するシャーシ。

Sun blade server module (Sun ブレードサーバーモジュール)

シャーシに差し込むことができるサーバーモジュール (ブレード) で、モジュラーシステムとも呼ばれます。

superuser (スーパーユーザー)

UNIX システムですべての管理機能を実行する権限を持っている特別なユーザー。「ルート (root)」とも呼ばれます。

syslog

ログメッセージをサーバーに送信できるプロトコル。

SEL (システムイベントログ)

システムイベント用の非揮発性ストレージを供給するログで、サービスプロセッサにより自発的に記録されるか、またはイベントメッセージと一緒にホストに直接送付されます。

system identifier (システム識別子)

ホストシステムを識別しやすくするテキスト文字列。この文字列は、SUN-HW-TRAP-MIB から生成される SNMP トラップに varbind として含まれています。システム識別子は任意の文字列に設定できますが、ホストシステムを識別しやすくするために使用するのがもっとも一般的です。ホストシステムは、場所の説明によって識別するか、ホストのオペレーティングシステムが使用するホスト名を参照することによって識別できます。

T
target (ターゲット)

Oracle ILOM コマンド行インタフェースにおいて、CLI ネームスペース内のすべてのオブジェクト。

ターゲット制限

Oracle サーバーに設定され、そのサーバーで許可される電力バジェットパラメータを (ワットまたはパーセントで) 決定する値。

ターゲット名前空間

Oracle ILOM コマンド行インタフェースにおいて、システム内のすべての管理対象オブジェクトを含む階層型の定義済みツリー。詳細は、namespaceを参照してください。

Telnet

あるホストのユーザーがリモートホストにログインできるようにする仮想端末プログラム。リモートホストにログインしているあるホストの Telnet ユーザーは、そのリモートホストの通常の端末ユーザーのように対話できます。

しきい値

センサーが温度や電圧、電流、ファン速度を監視する際にこの範囲内で使用する最大値および最小値。

time-out (タイムアウト)

サーバーが、この時間を過ぎたら、ハングアップしたサービスルーチンを終了しようとする試みを停止するように指定された時間。

TCB

接続状態についての情報を記録して保守する TCP/IP の一部。

TCP/IP

あるホストから別のホストへデータストリームを確実に送信できるインターネットプロトコル。TCP/IP は、Oracle Solaris や Microsoft Windows、Linux ソフトウェアシステムといった各種のネットワークシステム間でデータを転送します。TCP はデータ配信を保証し、パケットは送信されたときのままのシーケンスで配信されます。

trap (トラップ)

特定の状態が検知されたときに SNMP エージェントが自らの主導権で作成するイベント通知。SNMP には形式的に 7 種のトラップが定義されていて、サブタイプを定義できます。

TFTP

システムにファイルを転送する簡単なトランスポートプロトコル。TFTP は UDP を使用しています。

U
unfilled grant requests (満たされていない許可リクエスト)

シャーシモニタリングモジュールがシャーシブレードスロットに許可するようにリクエストされている、まだ許可されていない電力 (ワット) の合計。

URI (Uniform Resource Identifier)

インターネットまたはイントラネット上のリソースを識別する一意の文字列。

USB (ユニバーサルシリアルバス)

450 Mbps (USB 2.0) のデータ転送レートをサポートする外部バス標準。USB ポートは、マウスポインタなどのデバイスをコンピュータシステムに接続します。

user account (ユーザーアカウント)

システムに格納されている、不可欠なユーザー情報レコード。システムにアクセスするユーザーはそれぞれユーザーアカウントを 1 つ持ちます。

UDP

インターネットプロトコル (IP) に信頼性と多重化をもたらすコネクションレス型のトランスポートレイヤープロトコル。UDP によって、アプリケーションプログラムは、IP 経由でほかのコンピュータのほかのアプリケーションプログラムにデータグラムを配信できます。通常、SNMP が UDP 上に実装されます。

user privilege levels (ユーザー権限レベル)

ユーザーが実行できる操作とアクセスできるリソースを指定する、ユーザーの属性。

user identification (userid) (ユーザー ID (userid))

システムのユーザーを識別する固有の文字列。

user identification number (UID number) (ユーザー ID 番号 (UID 番号))

UNIX システムにアクセスしているユーザーにそれぞれ割り当てられる番号。システムが、ファイルおよびディレクトリの所有者を番号によって識別するのに UID 番号を使用します。

user name (ユーザー名)

システムでユーザーを識別する、文字または場合によっては番号の組み合わせ。

W
Web サーバー

インターネットまたはイントラネットにアクセスするためのサービスを提供するソフトウェア。Web サーバーは Web サイトをホストし、HTTP-HTTPS およびその他のプロトコルをサポートし、サーバー側プログラムを実行します。

広域ネットワーク (WAN)

ファイル転送サービスを提供する数多くのシステムから構成されるネットワーク。WAN は広い物理範囲に、場合によっては世界中に及びます。

X
X.509 certificate (X.509 証明書)

もっとも一般的な証明書標準。X.509 証明書は、公開鍵および関連するアイデンティティー情報を持ち、認証局 (CA) によってデジタル署名されたドキュメントです。

X Window System (X ウィンドウシステム)

一般的な UNIX ウィンドウシステムで、ワークステーションまたは端末が複数セッションを同時に制御できるようにします。