Oracle® ILOM システム監視および診断用ユーザーズガイドファームウェアリリース 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ログの説明

ログ
説明
システム
最上位のシステムログは、関連する操作イベントログエントリのサブセットを示します。特にこのログは、システムインベントリアクションおよびコンポーネントの健全性に関するサブシステムレベルの診断イベントを報告します。これらのイベントには、電源の投入および切断、FRU の挿入および除去のほかに、「Service Required」、「Warning」、「OK」などの健全性ステータスイベントが含まれることがあります。
イベント
イベントログ は、コンポーネントの追加または削除やコンポーネントの障害など、管理対象デバイスに関する情報、警告、またはエラーメッセージを追跡します。イベントログに記録されるイベントのプロパティーには、イベントの重要度、イベントプロバイダ (クラス)、イベントが記録された日付と時間などがあります。
イベントログは、問題が発生したときのシステムのトラブルシューティングに役立ちます。また、管理対象デバイスのパフォーマンスのモニタリングにも役立ちます。
監査
監査ログは、ユーザーのログイン、ユーザーのログアウト、構成変更、パスワード変更など、インタフェース関連のすべてのユーザーアクションを追跡します。ユーザーアクションをモニタリングするユーザーインタフェースには、Oracle ILOM Web インタフェース、CLI、障害管理シェル (captive shell)、制限付きシェル、SNMP および IPMI クライアントインタフェースが含まれます。
監査ログは、ユーザーアクティビティーを監査して権限違反が発生していないことを確認するために役立ちます。
Syslog
syslog は、イベントのログの一般的な機能セットと、ログエントリをリモートログホストに転送するためのプロトコルを定義します。
syslog は、複数の Oracle ILOM セッションのイベントを 1 か所にまとめる場合に役立ちます。syslog に記録されるエントリには、ローカルのイベントログに表示される同じ情報がすべて含まれます。

注 - Oracle ILOM の syslog 機能はデフォルトでは無効になっています。Oracle ILOM で syslog のプロパティーを構成する方法の手順については、Configuring Alert Notifications, Service Requests, or Remote Logging in Oracle ILOM Administrator’s Guide for Configuration and Maintenance Firmware Release 3.2.x を参照してください。