Oracle® ILOM システム監視および診断用ユーザーズガイドファームウェアリリース 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

サポートされている CLI 構文

コマンドを実行するために、Oracle ILOM CLI に入力するサポートされている構文は、次の形式になります。

<verb> [<-option>] [<target>] [<property>=<property_value>]

ここでは:

  • <verb> — verb (動詞) という語は、実行される特定のコマンドまたはアクションを表します。たとえば、コマンド verb を使用して、データの取得と管理 (setshow)、データの作成または削除 (createdelete)、管理対象のコンポーネントの状態の変更 (setresetstartstop)、現在の CLI セッションの管理 (cdversionexit)、およびコマンド情報の表示 (help) を実行できます。


    注 - コマンド行に発行できるコマンド verb は 1 つだけです。
  • <-option> — option (オプション) という語は、コマンド verb のアクションや動作を変更するために使用するコマンド -option を表します。たとえば、オプションの使用により、CLI 出力形式を変更したり、コマンドをネストしたレベルに適用したり、1 つまたは複数のアクションを実行するようにスクリプトを実行したりする機能が可能になります。

    コマンド行にオプションを入力する場合、コマンド verb の直後に配置することができ、常に直前にハイフン (-) を付ける必要があります。


    注 - すべてのコマンド verb がオプションをサポートしているわけではありません。そのため、発行されたコマンド verb でサポートされているオプションは 0 個以上です。
  • <target> — target (ターゲット) という語は、発行されたコマンド verb のアドレスやパスを表します。たとえば、ターゲットは、個々の管理対象のコンポーネント (ディスク、電源、メモリーモジュールなど) や管理対象のコンポーネントのコレクション (システムなど) を参照することができます。

    コマンド行にターゲットを入力する場合、コマンド verb のあとに配置することができますが、発行される各コマンド verb で参照できるターゲットは 1 つだけです。

  • <property> — property (プロパティー) という語は、コマンドの処理に必要な値を含めることができるターゲットの属性です。プロパティーは、コマンドによって取得される、または動作するターゲットのクラスを識別します。

  • =<property_value> — 代入演算子 (=) は、指定したプロパティーに割り当てる目的の値を示すために使います。

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