始める前に
SPARC システムで Oracle ILOM の SPARC 診断プロパティーを変更するには、Reset and Host control (r) 役割が必要です。
この手順のステップは、T7、M7、および以降の SPARC シリーズサーバーなどの新しい SPARC に適用します。
Oracle ILOM ファームウェア 3.2.5.5 以降。
SPARC 診断テストを実行できるようにするには、次を実行します。
「Diagnostics」ページが表示されます。
Default –ルーチンの電源投入、電源再投入、またはリセット時に診断を実行します。
HW Change — AC 電源再投入、サーバーの上部カバーの取り外し、または FRU (現場交換可能ユニット) の交換時に診断を実行します。
Error Reset — エラーによるリセット時に診断を実行します。
Levels:
レベルによって、実行する診断テストのタイプが決定します。「Level」プロパティーを次のように設定できます。
Off — POST を実行しません
Min — 基本診断テストスイートを実行します。
Max — 基本診断テストスイートに加えて、広範囲なプロセッサおよびメモリーテストを実行します。
Verbosity:
詳細レベルによって、システムコンソールに出力されるデバッグ出力の量が決まります。「Verbosity」プロパティーを次のように設定できます。
None — システムコンソールにデバッグ出力を表示しません。
Min — 制限された量のデバッグ出力を表示します。
Normal — テストの名前と結果を含む中程度の量のデバッグ出力を表示します。
Max — すべての POST ステップのデバッグ出力を表示します。
Debug — テスト対象のデバイス名のほか、各テストのデバッグ出力を含む広範な量のデバッグ出力を表示します。詳細レベルによって、システムコンソールに出力されるデバッグ出力の量が決まります。「Verbosity」プロパティーを次のように設定できます。