Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
BUI を使用した LACP 集計リンクインタフェースの作成
プローブベースのリンク状態障害検出を使用した IPMP グループの作成
リンク状態のみの障害検出を使用した IPMP グループの作成
BUI を使用した InfiniBand パーティションのデータリンクとインタフェースの作成
BUI を使用したクラスタ化されたコントローラでの VLAN ID なしの VNIC の作成
BUI を使用したクラスタ化されたコントローラでの同じ VLAN ID の VNIC の作成
CLI を使用したマルチホーミングプロパティーの「厳しい」への変更
BUI を使用した LUN と FC イニシエータグループの関連付け
CLI を使用した LUN と FC イニシエーターグループの関連付け
CLI を使用したイニシエータとイニシエータグループの別名のスクリプト作成
CLI を使用した自動生成の IQN を持つ iSCSI ターゲットの追加
CLI を使用した RADIUS 認証を使用する特定の IQN を持つ iSCSI ターゲットの追加
CLI を使用した CHAP 認証を使用する iSCSI イニシエータの追加
BUI を使用した、ダッシュボードの表示のみが可能なユーザーの追加
Oracle ZFS Storage Appliance の設定
Eethernet デバイス上に組み込まれたネットワークと同様に、アプライアンスの内部および外部でのネットワーク障害から保護するには、Infiniband ネットワークを冗長ファブリックトポロジの一部にする必要があります。ネットワークトポロジには、HCA、スイッチ、およびサブネットマネージャーの広範囲な冗長計画とともに、リンクレベルでのネットワーク障害から保護する IPMP を追加するようにしてください。
図 2-24 クラスタ化における Infiniband の考慮点
適切なクラスタ構成を確保するには、各ヘッドに同一スロットの同一 HCA を装着する必要があります。さらに、対応する各 HCA ポートを、同一メンバーシップ権限を持つサブネットマネージャー上の同じパーティション (pkey) に構成し、同じネットワークに接続する必要があります。複雑さを減らして適切な冗長性を確保するには、各ポートが Infiniband サブネットワーク内の 1 つのパーティションにのみ属することをお勧めします。ネットワークインタフェースに静的な IP 構成が含まれる場合は、シングルトンリソースとプライベートリソースのどちらかとして構成できます。シングルトンリソースとして構成された場合、インタフェースの構築に使用されるすべての IB パーティションデータリンクおよびデバイスは、いつでも 1 つのヘッドでのみアクティブにできます。この具体的な例が上の図に示されています。対応するポートのパーティションメンバーシップの変更は、上記のクラスタ化規則と整合性がある方法で同時に発生する必要があります。公認の Oracle 再販業者またはサービス担当者は、これらの要件を満たすハードウェアアップグレードの計画を支援できます。
次の図は、サブネットマネージャー冗長性のためのクラスタ構成を示しています。2 つのデュアルポート HCA をサーバースイッチの冗長ペアに接続すると、冗長性が高くなります。
図 2-25 サブネットマネージャー冗長性のためのクラスタ構成