Oracle ZFS Storage Appliance の概要
Oracle ZFS Storage Appliance の構成
BUI を使用した LACP 集計リンクインタフェースの作成
プローブベースのリンク状態障害検出を使用した IPMP グループの作成
リンク状態のみの障害検出を使用した IPMP グループの作成
BUI を使用した InfiniBand パーティションのデータリンクとインタフェースの作成
BUI を使用したクラスタ化されたコントローラでの VLAN ID なしの VNIC の作成
BUI を使用したクラスタ化されたコントローラでの同じ VLAN ID の VNIC の作成
CLI を使用したマルチホーミングプロパティーの「厳しい」への変更
BUI を使用した LUN と FC イニシエータグループの関連付け
CLI を使用した LUN と FC イニシエーターグループの関連付け
CLI を使用したイニシエータとイニシエータグループの別名のスクリプト作成
CLI を使用した自動生成の IQN を持つ iSCSI ターゲットの追加
CLI を使用した RADIUS 認証を使用する特定の IQN を持つ iSCSI ターゲットの追加
CLI を使用した CHAP 認証を使用する iSCSI イニシエータの追加
BUI を使用した、ダッシュボードの表示のみが可能なユーザーの追加
Oracle ZFS Storage Appliance の設定
このアクションによってストレージプールが構成されます。BUI でこれを行うには、プールのリストの横にある
ボタンをクリックします。ここに、新しいプールの名前を入力するように求められます。CLI でこれを行うには、config コマンドを使用します。このコマンドは、プールの名前を引数として受け取ります。
図 2-3 ストレージプロファイルの選択
タスクが開始されると、ストレージ構成は、検証と構成という 2 つの異なるフェーズに入ります。
図 2-4 デバイスの検証と割り当て
検証により、すべてのストレージが接続され、機能していることが保証されます。ストレージデバイスを割り当てる前に、すべてのストレージデバイスが接続され、機能している必要があります。存在しないか障害の発生したデバイスを含むプールを割り当てる場合、存在しないか障害の発生したディスクをあとで追加することはできません。
接続ストレージのないシステムでは、使用可能なすべてのドライブがデフォルトで割り当てられます。拡張可能なシステムでは、ディスクシェルフがヘッドノードとともにリストに表示され、各ディスクシェルフ内で割り当てを制御できます。この動作は、ヘッドノードまたはディスクシェルフのモデルによって異なることがあります。
次を選択できます。
「デバイスサイズ」- データデバイスを論理サイズでフィルタ処理します。デフォルトでは、Any で使用可能なすべてのデータデバイスが表示されます。
「データデバイス」 - 使用可能なすべてのデータサービス、または選択したデバイスサイズの使用可能な数を表示します。
デフォルトで割り当てられるディスクの数は、次に基づいて変化します。
使用可能な最大数 - 接続されるストレージに同じサイズと回転数のデバイスのみが含まれている場合、または複数のサイズから 1 つのサイズが選択されている場合
「なし」 - 接続されるストレージに混在した回転数が含まれている場合。
シャーシ全体のドライブを個別に割り当てることができますが、ディスクシェルフからディスクを割り当てるときは、最適なプール構成になるようにしてください。管理が簡素化され、使用可能な全体の容量の割合が高まるため、一般に、プール数を少なくし、プールあたりのディスク数を多くすることが推奨されます。
システムは必要に応じて任意の増分でストレージを割り当てることができますが、各割り当てにはすべてのディスクシェルフに分散するようにして少なくとも 8 台のディスクを含めること、可能であればさらに多くを含めることをお勧めします。