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Oracle® MiniCluster S7-2 設置ガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

クラスタの概要

「クラスタの作成」画面では、Oracle Clusterware および Oracle 自動ストレージ管理 (Oracle ASM) で構成されるソフトウェアである Oracle Grid Infrastructure を設定します。

クラスタを作成すると、基本的に、仮想マシングループ内にある両方のコンピュートノードのすべての仮想マシンがまとめてクラスタ化されます。クラスタ作成画面のほとんどの部分は、前の画面で指定した情報に基づいて自動的に表示されます。ただし、設定しているデータベースクラスタの SCAN 名を指定する必要があります。

Oracle データベースクライアントはSCAN を使用してデータベースに接続します。SCAN とそれに関連付けられた IP アドレスは、クラスタを構成する仮想マシンには関係なく、クライアントが接続に使用するための一定の名前を提供します。

SCAN は、クラスタ全体に関連付けられた仮想 IP 名です。SCAN は、パブリッククライアント接続を処理しているクラスタ内の複数の IP アドレスを解決することによって機能します。クライアントが要求を送信すると、SCAN IP アドレスおよび SCAN ポートで待機している SCAN リスナーがクライアントから使用できるようになります。SCAN リスナーにはクラスタ上のすべてのサービスが登録されているため、SCAN リスナーは、そのサービスが現在提供されているもっとも負荷の低いノード上のローカルリスナーのアドレスで応答します。最終的に、クライアントは、そのサービスが提供されているノード上のリスナーを通してサービスへの接続を確立します。これらのアクションはすべて、クライアントでの明示的な構成をまったく必要とせず、クライアントには透過的に実行されます。