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Oracle® MiniCluster S7-2 設置ガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

初期構成ツールを使用しない方法

システム固有の必要な構成情報を収集するために初期構成ツールを使用しない場合は、これらの表にあるシステムレベルの必要な構成情報を指定します。

  1. この表にあるシステムレベルの構成情報を指定します。

    この表にある情報は、このドキュメント内のあとで installmc --deploy を使用して情報を手動で入力するときに使用します。

    フィールド
    説明
    エントリ
    MiniCluster の一意の接頭辞
    MiniCluster で使用されるシステムレベルのホスト名接頭辞。ホスト名接頭辞は、20 文字以下の英数字である必要があります。例: mc2
    ホスト名接頭辞とドメイン名のエントリは、システム内のコンポーネントに対してホスト名が生成されるときに使用されます (最初のコンピュートノードのホスト名には mc2-n1.us.acme.com など)。
    CIDR 形式のネットマスク
    CIDR 形式のクライアントアクセスネットワークのサブネットマスク。たとえば、23 です。
    最初の IP アドレス (範囲 1)
    クライアントアクセスネットワークに割り当てられた IP アドレスの開始 IP アドレス。例: 10.129.106.1
    IP アドレスの数 (範囲 1)
    クライアントアクセスネットワークに必要な IP アドレスの総数。この数は、上で入力した開始 IP アドレスから始まり、データベースまたはアプリケーション仮想マシングループを作成するときにクライアントアクセスネットワークで使用できる連続した IP アドレスの数を表します。
    開始 IP アドレスとプールサイズ (追加の範囲)
    (オプション) IP アドレスの個別のセットが追加で必要な場合は、これらの追加の IP アドレスセットの開始 IP アドレスとプールサイズを指定します。
    デフォルトゲートウェイアドレス
    クライアントアクセスネットワークのゲートウェイ IP アドレス。例: 10.129.105.1
    ドメイン名
    会社のドメイン名。この名前には、英数字、ピリオド (.)、およびハイフン (-) を含めることができます。この名前は英数字で始める必要があります。このフィールドは空にできません。例: us.acme.com
    ホスト名接頭辞とドメイン名のエントリは、システム内のコンポーネントに対してホスト名が生成されるときに使用されます (最初のコンピュートノードのホスト名には mc2-n1.us.acme.com など)。
    DNS サーバー
    ドメインネームサーバーの IP アドレス。最初の DNS サーバーの場所に IP アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。
    NTP サーバー
    時間情報プロトコルサーバーの IP アドレス。最初の NTP サーバーの場所に IP アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。
    [ILOM] CIDR 形式のネットマスク
    CIDR 形式の管理ネットワークのサブネットマスク。例: 24
    [ILOM] 最初のコンピュートノードの IP アドレス
    最初のコンピュートノードの ILOM IP アドレス。例: 10.129.105.8
    [ILOM] 2 番目のコンピュートノードの IP アドレス
    2 番目のコンピュートノードの ILOM IP アドレス。例: 10.129.105.9
    [ILOM] デフォルトゲートウェイアドレス
    管理ネットワークのゲートウェイ IP アドレス。例: 10.129.105.1
    [ILOM] DNS サーバー
    管理ネットワークのドメインネームサーバーの IP アドレス。最初の DNS サーバーの場所に IP アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。
    [ILOM] NTP サーバー
    管理ネットワークの時間情報プロトコルサーバーの IP アドレス。最初の NTP サーバーの場所に IP アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。
    クライアントアクセスネットワークに接続するために使用されるケーブルのタイプ。
    MiniCluster を 10GbE クライアントアクセスネットワークに接続するために使用するケーブルのタイプ。オプションは「銅」または「ファイバ」です。詳細は、10GbE クライアントアクセスネットワークの接続を参照してください。
    クライアントアクセスネットワークの高可用性のタイプ
    クライアントアクセスネットワークの高可用性を実現するために使用する方法。オプションは「IPMP」(IP ネットワークマルチパス) または「AGGR」(データリンクアグリゲーション) です。
    場所 1
    最初のレベルのタイムゾーン情報。例: アメリカ
    場所 2
    2 番目のレベルのタイムゾーン情報。例: ロサンジェルス
    PCI DSS へのコンプライアンス
    必要に応じて、Payment Card Industry Data Security Standard (PCI DSS) へのコンプライアンスを有効にできます。オプションは「はい」または「いいえ」です。
    セキュリティーキーストアのタイプ
    Oracle Solaris 暗号化フレームワークで使用される機能。デフォルトの選択: pkcs11。
    pkcs11
    VLAN ID 情報 (オプション)
    クライアントアクセスネットワーク上にタグ付き VLAN 構成を設定する場合は、VLAN タグ ID を入力します。
    ポート VLAN 情報 (オプション)
    クライアントアクセスネットワーク上にタグなし (ポートベース) VLAN 構成を設定する場合は、ポート VLAN ID を入力します。
    [ILOM] VLAN ID 情報 (オプション)
    管理ネットワーク上にタグ付き VLAN 構成を設定する場合は、VLAN タグ ID を入力します。
    [ILOM] ポート VLAN 情報 (オプション)
    管理ネットワーク上にタグなし (ポートベース) VLAN 構成を設定する場合は、ポート VLAN ID を入力します。
  2. この表にあるシステム固有の IP アドレスとホスト名の情報を指定します。

    この表で指定している情報は、通常は初期構成ツールによって自動的に生成されるものと同じ情報です。

    この表を正しく完了するには:

    • 前の表でこの表にある最初の IP アドレスとして入力した、クライアントアクセスネットワークの範囲 1 の開始 IP アドレスを入力します。例: 10.129.106.1

    • 開始 IP アドレスのあとに、クライアントアクセスネットワークの IP アドレスごとの連続した IP アドレスを使用します。

    • 前の表でこの表にある hostname-prefix として入力した、MiniCluster の一意のホスト名接頭辞を使用します。例: mc2

    • 前の表でこの表にある domainname として入力したドメイン名を使用します。例: us.acme.com

    システムレベルのコンポーネント
    IP アドレスエントリ
    ホスト名エントリ
    ホスト名の形式
    最初のコンピュートノードのサービスプロセッサの Oracle ILOM
    hostname-prefix-n1-ilom.domainname
    10.129.105.8
    mc2-n1-ilom.us.acme.com
    2 番目のコンピュートノードのサービスプロセッサの Oracle ILOM
    hostname-prefix-n1-ilom.domainname
    10.129.105.9
    mc2-n1-ilom.us.acme.com
    最初のコンピュートノードのクライアントネットワークホスト名
    hostname-prefix-n1.domainname
    10.129.106.1
    mc2-n1.us.acme.com
    2 番目のコンピュートノードのクライアントネットワークホスト名
    hostname-prefix-n2.domainname
    10.129.106.2
    mc2-n2.us.acme.com
    最初のコンピュートノード上のカーネルゾーンのクライアントネットワークホスト名
    hostname-prefixss01.domainname
    10.129.106.3
    mc2ss01.us.acme.com
    2 番目のコンピュートノード上のカーネルゾーンのクライアントネットワークホスト名
    hostname-prefixss02.domainname
    10.129.106.4
    mc2ss02.us.acme.com
    最初のコンピュートノードのクライアントネットワーク上のカーネルゾーンの Oracle RAC VIP
    hostname-prefixss01-vip.domainname
    10.129.106.5
    mc2ss01-vip.us.acme.com
    2 番目のコンピュートノードのクライアントネットワーク上のカーネルゾーンの Oracle RAC VIP
    hostname-prefixss02-vip.domainname
    10.129.106.6
    mc2ss02-vip.us.acme.com
    クライアントネットワーク上の NFS (Network File Storage) VIP
    hostname-prefixss-nfsvip.domainname
    10.129.106.7
    mc2ss-nfsvip.us.acme.com
    MiniCluster 内のクライアントネットワーク上のシステムレベルの Oracle RAC の 3 つの SCAN IP アドレスのうちの最初
    hostname-prefixss-scan.domainname
    10.129.106.8
    mc2ss-scan.us.acme.com
    MiniCluster 内のクライアントネットワーク上のシステムレベルの Oracle RAC の 3 つの SCAN IP アドレスのうちの 2 番目
    hostname-prefixss-scan.domainname
    10.129.106.9
    mc2ss-scan.us.acme.com
    MiniCluster 内のクライアントネットワーク上のシステムレベルの Oracle RAC の 3 つの SCAN IP アドレスのうちの 3 番目
    hostname-prefixss-scan.domainname
    10.129.106.10
    mc2ss-scan.us.acme.com
  3. 前の表にあるシステム固有の IP アドレスとホスト名の情報を DNS に入力します。

    MiniCluster を設定する前に、システム固有の特定の IP アドレスとホスト名の情報を DNS に入力する必要があります。

  4. MiniCluster コンポーネントバンドルをダウンロードします。

    MiniCluster コンポーネントバンドルのダウンロードを参照してください。