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Oracle® MiniCluster S7-2 設置ガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

クライアントネットワーク構成情報の指定

クライアントネットワークは、管理ネットワークとは別のサブネットに配置するようにしてください。

  1. 「ネットワーク設定」ペインで、「クライアントネットワーク」タブをクリックします。

    クライアントアクセスネットワークの構成フィールドが表示されます。


    image:初期構成ツール内の「クライアントネットワーク」ペインを示す図。
  2. 「IP 割り当ての構成」ボタンをクリックします。

    「IP 割り当ての構成」ウィンドウが表示されます。


    image:「IP 割り当ての構成」ウィンドウを示す図。
  3. クライアントアクセスネットワークの開始 IP アドレスおよび IP アドレスプールサイズを入力します。

    このツールに入力した情報によって、クライアントアクセスネットワークの IP アドレスが割り当てられます。最初の 12 個の IP アドレスはシステムレベルのコンポーネント (たとえば、2 つのコンピュートノードおよびカーネルゾーン) に割り当てられ、残りの IP アドレスは、あとで作成するデータベースおよびアプリケーション仮想マシン用に使用されます。

    • 開始 IP アドレス — クライアントアクセスネットワークに割り当てられた IP アドレスの開始 IP アドレス。

    • IP アドレスプールサイズ — クライアントアクセスネットワークに必要な IP アドレスの総数。この数は、上で入力した開始 IP アドレスから始まり、システムレベルのコンポーネント (コンピュートノードなど) や、データベースまたはアプリケーション仮想マシンおよびグループを作成するときにクライアントアクセスネットワークで使用できる連続した IP アドレスの数を表します。

      システムレベルのコンポーネントのクライアントアクセスネットワークには、少なくとも 12 個の IP アドレスが必要です。仮想マシンおよびグループに必要な IP アドレスの追加の数は、作成する仮想マシンおよびグループの数によって異なります。ただし、仮想マシンおよびグループに必要な IP アドレスの最大数は通常 35 前後です。

  4. 「追加」ボタンをクリックします。

    開始 IP アドレスと IP アドレスプールサイズの情報がこのページの表に取り込まれます。

  5. 必要に応じて、クライアントアクセスネットワークの IP アドレスを追加します。

    追加の開始 IP アドレスと IP プールサイズの情報をこれらのフィールドに入力し、セットごとに「追加」ボタンをクリックすることによって、クライアントアクセスネットワークの IP アドレスのセットを追加できます。次に示すように、新しい開始 IP アドレスと IP アドレスプールサイズの各セットがそのたびに表に取り込まれます。


    image:クライアントアクセスネットワークの複数の IP 範囲を示す図。

    ヒント  -  「IP 割り当ての構成」ウィンドウに入力した各範囲に対して、その範囲の「開始 IP アドレス」フィールドに入力した内容から始まる連続した IP アドレスが割り当てられます。ただし、クライアントアクセスネットワークで連続していない個々の IP アドレスを使用する必要がある場合は、「開始 IP アドレス」フィールドに各 IP アドレスを入力し、「IP アドレスプールサイズ」に「1」と入力してから「追加」ボタンをクリックします。このプロセスを繰り返して、クライアントアクセスネットワークの連続していない複数の IP アドレスを構成します。
  6. 「IP 割り当ての構成」ウィンドウで入力した情報が正しいか確認します。

    IP アドレスのセットをリストから削除するには、そのアドレスのセットを選択し、「削除」をクリックします。

    このウィンドウには、初期構成ツールのメインウィンドウから再度アクセスできます。ただし、初期構成ツールプロセスを完了し、IP アドレスを生成したあとに IP アドレスプールの情報を変更するには、これらの手順を再実行するしかありません。


    注 -  初期構成ツールプロセスを完了してこの IP アドレスプールの情報が設定された場合でも、MiniCluster BUI を使用して、クライアントアクセスネットワークの IP アドレスプールに IP アドレスを追加できます。詳細は、『Oracle MiniCluster S7-2 管理ガイド』を参照してください。
  7. 「IP 割り当ての構成」ウィンドウでの情報の入力を完了したら、「OK」をクリックします。

    「IP 割り当ての構成」ウィンドウが消え、IP アドレスの情報として「IP 割り当ての構成」ウィンドウで入力した情報が取り込まれます。

    「IP 割り当ての構成」ウィンドウで IP アドレスの複数のセットに関する情報を指定した場合は、「IP 割り当ての構成」ウィンドウで入力したすべてが IP アドレスの情報に反映されます。たとえば、2 つのセットの IP アドレスに関する情報を入力し、これらの IP アドレスの 2 つのセットのそれぞれの IP プールサイズに「25」と入力した場合、「IP アドレスプールサイズ」フィールドには「50」が表示されます。

    「IP 割り当ての構成」ボタンを再度クリックすると、クライアントアクセスネットワーク用に入力した IP アドレスを表示または編集できます。

  8. 「ゲートウェイ IP アドレス」フィールドに、クライアントアクセスネットワークのゲートウェイ IP アドレスを入力します。

    例: 10.129.106.1

  9. 「CIDR 接頭辞」フィールドに、管理ネットワークのサブネットマスクを入力します。

    たとえば、23 です。使用しているサブネットマスクと同等の CIDR を見つけるための表については、管理ネットワーク構成情報の指定を参照してください。

  10. 「DNS サーバー 1」、「DNS サーバー 2」、および「DNS サーバー 3」フィールドに、ドメインネームサーバーの IP アドレスを入力します。

    「DNS サーバー 1」フィールドから始めて、IP アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。

  11. 「NTP サーバー 1」および「NTP サーバー 2」フィールドに、Network Time Protocol サーバーの IP アドレスを入力します。

    「NTP サーバー 1」フィールドから始めて、IP アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。

  12. 「ネットワーク冗長性タイプ」フィールドで、クライアントアクセスネットワークの高可用性を実現するために使用する方法を指定します。

    オプションは「IPMP」(IP ネットワークマルチパス) または「LACP」(リンクアグリゲーション制御プロトコル) です。


    注 -  スイッチが LACP をサポートするように正しく構成されていないかぎり、LACP を選択しないでください。

    「LACP」を選択した場合は、次のフィールドを完了します。

    • ロードバランシングポリシー — ロードバランシングポリシー。オプションは「L4」、「L2」、または「L3」です。

    • 構成された LACP モード — 構成された LACP モード。オプションは次のとおりです。

      • アクティブ — LACP を無条件に有効にします。

      • パッシブ — LACP デバイスが検出された場合にのみ LACP を有効にします。

  13. クライアントアクセスネットワーク上に VLAN 構成を設定するかどうか指定します。
    • クライアントアクセスネットワーク上に VLAN 構成を設定しない場合は、2 つの VLAN フィールドを空白のままにします。Step 14 に進みます。

    • クライアントアクセスネットワーク上に VLAN 構成を設定する場合は、タグ付き VLAN 構成またはタグなし (ポートベース) VLAN 構成を設定するかどうかを指定します。


      注 -  スイッチが VLAN をサポートするように正しく構成されていないかぎり、VLAN 構成を選択しないでください。
      • VLAN ID — クライアントアクセスネットワーク上にタグ付き VLAN 構成を設定する場合は、VLAN タグ ID を入力します。

      • ポート VLAN ID — タグなし (ポートベース) VLAN 構成を設定する場合は、ポート VLAN ID を入力します。

  14. 「クライアント接続性」フィールドで、MiniCluster を 10GbE クライアントアクセスネットワークに接続するために使用する方法を選択します。

    オプションは次のとおりです。

    • — カテゴリ 6/6E (RJ45) Ethernet 配線を使用して、NET 2 および NET 3 ポート経由でクライアントアクセスネットワークに接続する場合は、このオプションを選択します。

    • ファイバ — 次の 2 つのケーブルのどちらかを使用して、10GbE NIC 経由でクライアントアクセスネットワークに接続する場合は、このオプションを選択します。

      • QSFP 対 4x SFP 銅線スプリッタケーブル

      • MPO 対 4x LC デュプレックス光ファイバスプリッタケーブル

    詳細は、10GbE クライアントアクセスネットワークの接続を参照してください。

  15. 残りの構成情報を指定します。

    残りの構成情報の指定に進みます。