アダプタ環境設定プロパティーには、アダプタと環境内のほかの Java CAPS コンポーネントの接続方法および対話方法を定義するパラメータが含まれています。環境プロパティーには、NetBeans IDE の「サービス」ウィンドウからアクセスします。以降の各節では、Java CAPS コンポーネント環境プロパティーの設定方法について説明し、各種の通信アダプタの環境プロパティーを示します。
必要な知識
次のトピックでは、環境プロパティーの設定を始めるにあたって知っておくべき情報を示します。
必要な作業
次の各トピックでは、通信アダプタの環境プロパティーを設定するために使用される設定情報を示します。
アダプタ環境設定プロパティーには、アダプタと環境内のほかの Java CAPS コンポーネントの接続方法および対話方法を定義するパラメータが含まれています。環境プロパティーには、NetBeans IDE の「サービス」ウィンドウからアクセスします。
NetBeans の「サービス」ウィンドウで、「CAPS エンバイロメント」ノードを展開します。
プロジェクトで作成した環境を展開し、特定のアダプタ用の外部システムを見つけます。
外部システムを右クリックし、ポップアップメニューから「Properties」を選択します。「環境設定プロパティー」ウィンドウが表示されます。
プロパティーエディタでいずれかのフォルダをクリックすると、そのセクションのデフォルトの設定プロパティーが表示されます。
いずれかのプロパティーフィールドをクリックすると、そのプロパティーが編集可能になります。
プロパティーの変更が完了したら、「了解」をクリックして変更を保存し、エディタを閉じます。
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする BatchInbound アダプタ (OTD) の設定パラメータについて説明します。
BatchInbound プロパティーには、次のセクションがあります。
BatchInbound 環境プロパティーの「MDB 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1 「コネクティビティーマップ」 - 「BatchInbound」 - 「設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
最大プールサイズ |
MDB (メッセージ駆動型 Bean) プールの最大サイズを指定します。 |
MDB プールの最大サイズを示す整数。 設定済みのデフォルトは 1000 です。 |
TCP/IP アダプタ環境プロパティーは、次のセクションで構成されています。
「一般インバウンド設定」プロパティーは、TCPIP インバウンドの一般設定情報を表します。「TCPIP サーバー (インバウンド) アダプタ」 - 「一般インバウンド設定」プロパティーには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 2 「TCPIP サーバー (インバウンド) アダプタ」 - 「一般インバウンド設定」プロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
持続性状態ファイルの場所 |
状態値を持続的にするために使用される状態ファイルが保存されているディレクトリの場所 (ローカルフォルダ名) を指定します。このプロパティーは、「状態の範囲」が「持続性」に設定されている場合に必要です。 |
ファイルおよびパス。デフォルト値は C:/temp/tcpipinbound/state です。ただし、環境設定によって異なります。 |
Java ソケットおよびサーバーソケットのオプションを指定します。詳細は、JDK の Javadoc を参照してください。
「TCPIP サーバー (インバウンド) アダプタ」 - 「TCPIP インバウンド設定」プロパティーには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 3 「TCPIP サーバー (インバウンド) アダプタ」 - 「MDB」プロパティー
Sun JavaTM System Application Server および Sun Enterprise Service Bus の MDB Bean プールに固有のプロパティーです。このセクションのパラメータ設定は、sun-ejb-jar.xml に適用されます。
「TCPIP サーバー (インバウンド) アダプタ」 - 「MDB プール設定」プロパティーには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 4 「TCPIP サーバー (インバウンド) アダプタ」 - 「MDB プール設定」プロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
維持する MDB Bean の最小数を指定します。この値を 0 より大きい値に設定した場合、コンテナは MDB Bean プールに事前に指定された数の MDB Bean を生成するだけでなく、空きプールに常に指定された数の MDB Bean を確保しようとします。これによって、ユーザーの要求を処理するのに十分な数の MDB Bean が「いつでも提供できる状態」で確保されます。 このパラメータは、ある時点で「通常プールサイズ」より多くの MDB インスタンスが存在しないことを保証しません。長期間にわたってプールされるインスタンスの数を管理するだけです。 たとえば、アイドル状態のステートレスセッションコンテナに、通常プールサイズが 10 に設定された満杯状態のプールがあるとします。MDB Bean コンポーネントに対して 20 個の要求が同時に到着した場合、このコンテナは 10 個のインスタンスを追加作成して、連続する要求に対応します。これによって、コンテナはどの着信要求もブロックせずに済みます。ただし、アクティビティーが減少し、同時に到着する要求が 10 以下になった場合は、追加作成された 10 個のインスタンスは破棄されます。 |
維持する MDB Bean (メッセージ駆動型 Bean) の最小数を示す整数。設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大プールサイズ |
プール内の MDB Bean の最大数を指定します。 |
プール内の MDB Bean の最大数を示す整数。値 0 は、プールがバインドされていないことを意味します。設定済みのデフォルトは 60 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
「期限切れ MDB の削除」スレッドの実行間隔を指定します。このスレッドは、未使用のままタイムアウトになった MDB Bean を定期的に削除します。これによって、サーバーにヒントが提供され、ユーザーは MDB Bean インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間を指定できます。この期間が経過すると、その Bean はプールから削除されます。 「プールアイドルタイムアウト (秒)」を 0 より大きい値に設定した場合、コンテナはこの指定された期間アイドル状態だった MDB Bean インスタンスを削除または破棄します。値 0 は、アイドル状態の MDB Bean がプール内に無期限に残留できることを指定します。 |
未使用の MDB のプールアイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。値 0 は、アイドル状態の MDB がプール内に無期限に残留できることを指定します。設定済みのデフォルト値は 600 です。 |
「一般アウトバウンド設定」プロパティーは、TCPIP アウトバウンドの一般設定情報を表します。「TCPIP クライアント (アウトバウンド) アダプタ」 - 「一般アウトバウンド設定」プロパティーには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 5 「TCPIP クライアント (アウトバウンド) アダプタ」 - 「一般アウトバウンド設定」プロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
持続性状態ファイルの場所 |
ファイルの場所 (ローカルフォルダ名) を指定します。このプロパティーは、「状態の範囲」の値が「持続性」に設定されている場合に必要です。このファイルは、状態値を持続的にするために使用される状態ファイルを保存するために使用します。 |
ファイルおよびパス。デフォルト値は /temp/tcpipoutbound/state です。 |
「TCPIP アウトバウンド設定」プロパティーは、TCPIP アウトバウンドの一般設定情報を表します。「TCPIP クライアント (アウトバウンド) アダプタ」 - 「TCPIP アウトバウンド設定」プロパティーには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 6 「TCPIP クライアント (アウトバウンド) アダプタ」 - 「TCPIP アウトバウンド設定」プロパティー
Sun Java™ System Application Server または Sun Enterprise Service Bus の RA 接続プールに固有のプロパティーです。このセクションのパラメータ設定は、sun-ra.xml に適用されます。
「TCPIP クライアント (アウトバウンド) アダプタ」 - 「接続プールの設定」プロパティーには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 7 「TCPIP クライアント (アウトバウンド) アダプタ」 - 「接続プールの設定」プロパティー
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
維持する RA 接続の最小数を指定します。この値を 0 より大きい値に設定した場合、コンテナは RA 接続プールに事前に指定された数の RA 接続を生成するだけでなく、空きプールに常に指定された数の RA 接続を確保しようとします。これによって、ユーザーの要求を処理するのに十分な数の RA 接続が「いつでも提供できる状態」で確保されます。 たとえば、アイドル状態のステートレスセッションコンテナに、通常プールサイズが 10 に設定された満杯状態のプールがあるとします。RA 接続コンポーネントに対して 20 個の要求が同時に到着した場合、このコンテナは 10 個のインスタンスを追加作成して、連続する要求に対応します。これによって、コンテナはどの着信要求もブロックせずに済みます。ただし、アクティビティーが減少し、同時に到着する要求が 10 以下になった場合は、追加作成された 10 個のインスタンスは破棄されます。 |
維持する RA 接続の最小数を示す整数。設定済みのデフォルトは 1 です。 |
最大プールサイズ |
プール内の RA 接続の最大数を指定します。 |
プール内の RA 接続の最大数を示す整数。値 0 は、プールがバインドされていないことを示します。設定済みのデフォルトは 32 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
「期限切れ RA 接続の削除」スレッドの実行間隔を指定します。このスレッドは、未使用のままタイムアウトになった RA 接続を定期的に削除します。これによって、サーバーにヒントが提供され、ユーザーは RA 接続インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間を指定できます。この期間が経過すると、その Bean はプールから削除されます。 「プールアイドルタイムアウト (秒)」を 0 より大きい値に設定した場合、コンテナはこの指定された期間アイドル状態だった RA 接続インスタンスを削除または破棄します。値 0 は、アイドル状態の RA 接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 |
未使用の RA 接続のプールアイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。値 0 は、アイドル状態の RA 接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。設定済みのデフォルト値は 600 です。 |
エンバイロメントエクスプローラツリーからアクセスする TCP/IP HL7 アダプタの設定パラメータは、インバウンドアダプタとアウトバウンドアダプタの両方に適用されます。TCP/IP アダプタの環境プロパティーは、次のセクションで構成されます。
「HL7 インバウンドアダプタ」 - 「TCPIP インバウンド設定」は、Java ソケットおよびサーバーソケットのオプションを提供します。詳細は、JDK の javadoc を参照してください。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 8 「Environment」 - 「HL7 インバウンドアダプタ」 - 「TCPIP インバウンド設定」
「HL7 インバウンドアダプタ」 - 「MDB プール設定」は、Sun Java System Application Server または Sun Runtime Server の MDB Bean プールに固有のプロパティーです。このセクションのパラメータ設定は、sun-ejb-jar.xml に保存されます。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 9 「Environment」 - 「HL7 インバウンドアダプタ」 - 「TCPIP インバウンド設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
維持する MDB Bean の最小数を指定します。 この値を 0 (ゼロ) より大きい数値に設定した場合、コンテナは MDB Bean プールに事前に指定された数の MDB Bean を生成するだけでなく、空きプールに常に指定された数の MDB Bean を確保しようとします。これによって、ユーザーの要求を処理するために十分な数の MDB Bean がいつでも提供できる状態で確保されます。 このパラメータは、ある時点で「通常プールサイズ」より多くのインスタンスが存在しないことを必ずしも保証しません。長期間にわたってプールされるインスタンスの数を管理するだけです。たとえば、アイドル状態のステートレスセッションコンテナに、通常プールサイズが 10 に設定された満杯状態のプールがあるとします。MDB Bean コンポーネントに対して 20 個の要求が同時に到着した場合、このコンテナは 10 個のインスタンスを追加作成して、連続する要求に対応します。この方法の利点は、コンテナが着信要求をブロックしなくなることです。ただし、アクティビティーが減少し、同時に到着する要求が 10 以下になった場合は、追加作成された 10 個のインスタンスは破棄されます。 |
維持する MDB Bean の最小数を示す整数。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大プールサイズ |
プール内の MDB Bean の最大数を指定します。 |
プール内の MDB Bean の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プールがバインドされていないことを示します。 設定済みのデフォルトは 60 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
MDB Bean インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位) を指定します。MDB に設定されたプールアイドルタイムアウトが時間切れになると、タイマースレッドが未使用の MDB Bean を削除します。このプロパティーは、このスレッドの実行間隔を定義します。 0 より大きい値は、コンテナがこの指定された期間アイドル状態だった MDB Bean インスタンスを削除または破棄することを示します。値 0 (ゼロ) は、アイドル状態の MDB Bean がプール内に無期限に残留できることを指定します。 |
MDB Bean インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位)。 設定済みのデフォルトは 600 (10 分) です。 |
「HL7 インバウンドアダプタ」 - 「シーケンス番号プロトコル」は、データの重複を防止するために使用される設定を提供します。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 10 「Environment」 - 「HL7 インバウンドアダプタ」 - 「シーケンス番号プロトコル」
名前 |
説明 |
必要な値 |
||
---|---|---|---|---|
シーケンス番号ファイルの場所 |
シーケンス番号ファイルの場所 (ローカルディレクトリ) を指定します。これは、「シーケンス番号プロトコル」を有効にしたときに必要です。シーケンス番号ファイルは、HL7 のシーケンス番号を持続的にするために使用されるシーケンス番号ファイルを保存する不揮発性ディレクトリです。この一意のベースファイル名は、プロジェクト/コラボレーションの情報に従って自動的に生成されます。 インバウンドアダプタの場合、ファイル名は次のように作成されます。
次に例を示します。
|
シーケンス番号ファイルが格納されているパスおよびディレクトリ。 デフォルト設定は次のとおりです。 /temp/hl7inbound/seq |
Java ソケットのオプションを提供します。詳細は、JDK の javadoc を参照してください。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 11 「Environment」 - 「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「TCPIP アウトバウンド設定」
「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「接続プールの設定」は、Sun Java System Application Server (Sun One Application Server) または Sun Runtime Server の RA 接続プールに固有のプロパティーです。このセクションのパラメータ設定は、sun-ra.xml に保存されます。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 12 「Environment」 - 「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
維持する RA 接続の最小数を指定します。 この値を 0 (ゼロ) より大きい数値に設定した場合、コンテナは RA 接続プールに事前に指定された数の RA 接続を生成するだけでなく、空きプールに常に指定された数の RA 接続を確保しようとします。これによって、ユーザーの要求を処理するのに十分な数の RA 接続がいつでも提供できる状態で確保されます。 このパラメータは、ある時点で「通常プールサイズ」より多くのインスタンスが存在しないことを必ずしも保証しません。長期間にわたってプールされるインスタンスの数を管理するだけです。たとえば、アイドル状態のステートレスセッションコンテナに、通常プールサイズが 10 に設定された満杯状態のプールがあるとします。RA 接続コンポーネントに対して 20 個の要求が同時に到着した場合、このコンテナは 10 個のインスタンスを追加作成して、連続する要求に対応します。この方法の利点は、コンテナが着信要求をブロックしなくなることです。ただし、アクティビティーが減少し、同時に到着する要求が 10 以下になった場合は、追加作成された 10 個のインスタンスは破棄されます。 |
維持する RA 接続の最小数を示す整数。 設定済みのデフォルトは 1 です。 |
最大プールサイズ |
プール内の RA 接続の最大数を指定します。 |
プール内の RA 接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プールがバインドされていないことを示します。 設定済みのデフォルトは 32 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
RA 接続インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位) を指定します。RA 接続に設定されたプールアイドルタイムアウトが時間切れになると、タイマースレッドが未使用の RA 接続を削除します。このプロパティーは、このスレッドの実行間隔を定義します。 0 より大きい値は、コンテナがこの指定された期間アイドル状態だった RA 接続インスタンスを削除または破棄することを示します。値 0 (ゼロ) は、アイドル状態の RA 接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 |
RA 接続インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位)。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「シーケンス番号プロトコル」は、データの重複を防止するために使用される設定を提供します。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 13 「Environment」 - 「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「シーケンス番号プロトコル」
名前 |
説明 |
必要な値 |
|||
---|---|---|---|---|---|
シーケンス番号ファイルの場所 |
シーケンス番号ファイルの場所 (ローカルディレクトリ) を指定します。これは、「シーケンス番号プロトコル」を有効にしたときに必要です。シーケンス番号ファイルは、HL7 のシーケンス番号を持続的にするために使用されるシーケンス番号ファイルを保存する不揮発性ディレクトリです。この一意のベースファイル名は、プロジェクト/コラボレーションの情報に従って自動的に生成されます。 アウトバウンドアダプタの場合、ファイル名は次のように作成されます。
次に例を示します。
|
シーケンス番号ファイルが格納されているパスおよびディレクトリ。 デフォルト設定は次のとおりです。
|
エンバイロメントエクスプローラツリーの E-mail アダプタ外部システムからアクセスする E-mail アダプタの設定パラメータは、次のセクションで構成されています。
「「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」」
一部の E-mail アダプタプロパティーは、コラボレーションから設定することもできます。コラボレーションから設定したプロパティーは、アダプタの設定ファイルの対応するプロパティーに優先します。コラボレーションから設定していないプロパティーは、設定済みのデフォルト値を保持します。
E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 14 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名。 |
|
電子メールメッセージ受信時の接続に使用されるポート番号を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
電子メールメッセージ受信時の接続に使用されるポート番号。これは、1 から 65535 までの数値です。設定済みのデフォルトは 110 です。 |
|
メッセージの受信時に使用されるユーザー名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
電子メールメッセージの受信時に使用される有効なログイン名。 |
|
メッセージの受信時に使用されるパスワードを指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
メッセージの受信時に使用されるユーザーパスワード。 |
E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 15 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコルを指定します。 |
適切な SSL プロトコルを選択します。次のオプションがあります。 SSL なし TLS TLSv1 SSLv3 SSLv2 SSL 設定済みのデフォルトは「SSL なし」です。 |
|
トラストマネージャーファクトリおよびキーマネージャーファクトリで使用される X509 アルゴリズム名を指定します。 |
X509 アルゴリズム名。 設定済みのデフォルトは SunX509 です。 |
E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 16 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアのタイプを指定します。 |
トラストストアのタイプ。 設定済みのデフォルトは JKS です。 |
|
SSL 接続を確立するための CA 証明書の管理に使用されるトラストストアを指定します。トラストストアファイルは、ターゲットサーバーの公開鍵を含む鍵データベースファイルです。 |
CA 証明書の管理に使用されるトラストストア。 |
|
SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアにアクセスするためのパスワードを指定します。 |
トラストストアのパスワード。 |
E-mail アダプタ環境プロパティーの「インバウンド E-mail アダプタ」->「MDB 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 17 「Environment」->「インバウンド E-mail アダプタ」->「MDB 設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
最大プールサイズを指定します。これは、並行セッションの数を制御します。 |
最大プールサイズを示す整数。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「送信 SMTP」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 18 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「送信 SMTP」
E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「受信 POP3」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 19 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「接続設定」->「受信 POP3」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
メッセージを受信するために使用されるサーバーのホスト名。 |
|
メッセージの受信時に接続するポート番号を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
受信ホストサーバーとの接続に使用されるポート番号を示す整数。 設定済みのデフォルトは 110 です。 |
|
メッセージの受信時に使用されるユーザー名を指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
受信ホストサーバーにアクセスするために使用されるログイン名。 |
|
メッセージの受信時に使用されるパスワードを指定します。これは、「受信」アダプタ接続に必要です。また、「セッション認証」パラメータが POP3 ログイン用に「はい」に設定されている場合は、「送信」アダプタ接続にも必要です。 |
受信ホストサーバーにアクセスするために使用されるユーザーパスワード。 |
|
SMTP 接続を試行する前に POP3 セッション認証を実行するかどうかを決定します。これは、一部の電子メールサービスで必要です。 必要な場合にのみ、値を「はい」に設定します。「はい」に設定した場合は、送信アダプタ接続のために「受信ホスト」、「受信ポート」、「受信ユーザー」、および「受信パスワード」の設定値を入力する必要があります。 |
「はい」または「いいえ」。「はい」は、SMTP 接続を試行する前に POP3 セッションの認証が行われることを示します。 設定済みのデフォルトは「いいえ」です。 |
E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 20 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
SMTP サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコルを指定します。 |
適切な SSL プロトコルを選択します。次のオプションがあります。 SSL なし TLS TLSv1 SSLv3 SSLv2 SSL 設定済みのデフォルトは「SSL なし」です。 |
|
サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコルを指定します。 |
適切な SSL プロトコルを選択します。次のオプションがあります。 SSL なし TLS TLSv1 SSLv3 SSLv2 SSL 設定済みのデフォルトは「SSL なし」です。 |
|
トラストマネージャーファクトリおよびキーマネージャーファクトリで使用される X509 アルゴリズム名を指定します。 |
X509 アルゴリズム名。 設定済みのデフォルトは SunX509 です。 |
E-mail アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 21 「Environment」->「アウトバウンド E-mail アダプタ」->「SSL」->「CA 証明書」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアのタイプを指定します。 |
トラストストアのタイプ。 設定済みのデフォルトは JKS です。 |
|
SSL 接続を確立するための CA 証明書の管理に使用されるトラストストアを指定します。 |
CA 証明書の管理に使用されるトラストストア。 |
|
SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアにアクセスするためのパスワードを指定します。 |
トラストストアのパスワード。 |
エンバイロメントエクスプローラからアクセスするファイルアダプタの設定パラメータは、次のセクションで構成されています。
ファイルアダプタ環境プロパティーの「インバウンドファイルアダプタ」 - 「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 22 ファイルアダプタ環境プロパティー - 「インバウンドファイルアダプタ」 - 「パラメータ設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
ディレクトリ |
アダプタが入力ファイルをポーリングするフォルダまたはディレクトリを指定します。 |
フォルダまたはディレクトリの名前。絶対パスを使用する必要があります。スラッシュ (/) マークを使用してパスを指定します。 設定済みのデフォルトは C:/temp です。 |
ファイルアダプタ環境プロパティーの「インバウンドファイルアダプタ」 - 「MDB 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 23 ファイルアダプタ環境プロパティー - 「インバウンドファイルアダプタ」 - 「MDB 設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
最大プールサイズ |
メッセージ処理のある時点でインスタンス化されるメッセージ駆動型 Bean の最大数を指定します。 ポーリング間隔と MDB プールのサイズ (最大プールサイズ) は、想定される着信メッセージの数と頻度に基づいて「調整」できます。大量の新しいメッセージのためにポーリング間隔を短くすると、新しいスレッドの作成がトリガーされます。しかし、処理できるスレッドの数は MDB プールのサイズによって制限されます。 MDB プールのサイズが最大限度に達すると、着信スレッドがブロックされます。MDB プールのサイズを増やすと、より多くのリソースアダプタスレッドが コラボレーションにデータを送信できるようになります。ほとんどの場合、MDB プールのサイズはデフォルトの 1000 で十分です。 |
MDB プールの最大サイズを示す整数。 デフォルト値は 1000 です。 |
ファイルアダプタ環境プロパティーの「アウトバウンドファイルアダプタ」 - 「パラメータ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 24 ファイルアダプタ環境プロパティー - 「アウトバウンドファイルアダプタ」 - 「パラメータ設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
ディレクトリ |
出力ファイルが書き込まれるディレクトリを指定します。 |
絶対パスおよびディレクトリ名。 |
MSMQ アダプタ環境プロパティーは、次のセクションで構成されます。
MSMQ アダプタ環境プロパティーの「インバウンド MSMQ アダプタ」 - 「MSMQ 環境」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 25 「Environment」 - 「インバウンド MSMQ アダプタ」 - 「MSMQ 環境」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
Microsoft Message Queue のホスト名を指定します。 |
Microsoft Message Queue のホスト名。 ローカルサーバーに対して IP アドレスや「localhost」を使用しないでください。これらは MSMQ 環境では機能しない可能性があります。 注 – 15 文字を超えるホスト名を指定すると、MSMQ によってホスト名が切り詰められます。その場合は、切り詰められたホスト名を使用する必要があります。システムの具体的なホスト名を確認するには、「全般」タブの「キュー」プロパティーを参照してください。 |
MSMQ アダプタ環境プロパティーの「インバウンド MSMQ アダプタ」 - 「MDB 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 26 「Environment」 - 「インバウンド MSMQ アダプタ」 - 「MDB 設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
プールに含めることができる物理接続の最大数を指定します。 値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
最大プールサイズを示す整数。 設定済みのデフォルトは 1000 です。 |
MSMQ アダプタ環境プロパティーの「インバウンド MSMQ アダプタ」 - 「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 27 「Environment」 - 「インバウンド MSMQ アダプタ」 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行回数 |
接続先のキューマネージャーまたはキューに接続するために行われる試行の最大回数を指定します。 なんらかの理由でキューマネージャーまたはキューにアクセスできない場合、この設定により、処理を完了させるために行なわれる再試行の回数が指定されます。 |
接続試行の最大回数を示す整数。 設定済みのデフォルトは 0 です。 |
接続再試行間隔 |
接続先のキューマネージャーまたはキューへの接続を次に試行するまでの時間 (ミリ秒単位) を指定します。これは、接続先のキューマネージャーまたはキューへのアクセスを次に再試行するまでの一時停止です。 「接続再試行回数」の設定と組み合わせて使用します。 |
接続試行間の待機時間 (ミリ秒) を示す整数。 設定済みのデフォルトは 1000 です。 |
MSMQ アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド MSMQ アダプタ」 - 「MSMQ 環境」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 28 「Environment」 - 「アウトバウンド MSMQ アダプタ」 - 「MSMQ 環境」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
MSMQ ホスト名 |
Microsoft Message Queue のホスト名。 ローカルサーバーに対して IP アドレスや「localhost」を使用しないでください。これらは MSMQ 環境では機能しない可能性があります。 注 – 15 文字を超えるホスト名を指定すると、MSMQ によってホスト名が切り詰められます。その場合は、切り詰められたホスト名を使用する必要があります。システムの具体的なホスト名を確認するには、「全般」タブの「キュー」プロパティーを参照してください。 |
MSMQ アダプタ環境プロパティーの「アウトバウンド MSMQ アダプタ」 - 「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 29 「Environment」 - 「アウトバウンド MSMQ アダプタ」 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行回数 |
接続先のキューマネージャーまたはキューに接続するために行われる試行の最大回数を指定します。 なんらかの理由でキューマネージャーまたはキューにアクセスできない場合、この設定により、処理を完了させるために行なわれる再試行の回数が指定されます。 |
接続試行の最大回数を示す整数。 設定済みのデフォルトは 0 です。 |
接続再試行間隔 |
接続先のキューマネージャーまたはキューへの接続を次に試行するまでの時間 (ミリ秒単位) を指定します。これは、接続先のキューマネージャーまたはキューへのアクセスを次に再試行するまでの一時停止です。 「接続再試行回数」の設定と組み合わせて使用します。 |
接続試行間の待機時間 (ミリ秒) を示す整数。 設定済みのデフォルトは 1000 です。 |
BatchFTP、BatchFTPOverSSL、BatchSCP、および BatchSFTP OTD は、初期化時の自動接続をサポートします。「接続モード」が「自動」に設定されている場合は、各 OTD のいくつかのプロパティーに有効な値を設定する必要があります。これには、次のプロパティーが含まれます。ただし、これらに限定されません。
環境プロパティー:
ホスト名
サーバーポート
ユーザー名
パスワード
正常に接続するために必要なその他のプロパティー
BatchFTP OTD を使用してアダプタを正常に初期化するには、あらかじめこれらのパラメータに有効な値を設定する必要があります。正常に初期化されたあとは、「コラボレーションルール」の中でパラメータを再設定できます。
動的設定では、実行時にデータ入力または「コラボレーションルール」のロジックに基づいて設定を変更できます。コラボレーションに対する変更は、コラボレーションエディタを使用して行います。必要な設定変更を行い、put または get を実行します。プロジェクトは、切断後に新しい設定で再接続され、転送を実行します。
次のサンプルコードは、アダプタを動的に設定し、簡易ファイル転送を実行する方法を示しています。
BatchLocalFile から、ターゲットディレクトリ名を設定します。
//@map:Copy "InDir" to TargetDirectoryName BatchLocalFile_1.getConfiguration().setTargetDirectoryName( "InDir" ); |
BatchFTP から、アダプタを切断します。
//@map:Client.disconnect BatchFTP_1.getClient().disconnect(); |
ターゲットディレクトリ名を設定します。
//@map:Copy "OutDir" to TargetDirectoryName BatchFTP_1.getConfiguration().setTargetDirectoryName( "OutDir" ); |
ホスト名を設定します。
//@map:Copy "myftphostname" to HostName BatchFTP_1.getConfiguration().setHostName( "myftphostname" ); |
アダプタを接続します。
//@map:Client.connect BatchFTP_1.getClient().connect(); |
簡易ファイル転送
(ローカルファイルの取得) を実行します。
//@map: BatchLocalFile_1.getClient().get(); |
ペイロードを割り当てます。
//@map:Copy Payload to Payload BatchFTP_1.getClient().setPayload(BatchLocalFile_1.getClient().getPay load() ); |
ファイルを FTP サーバーに配置します。
//@map:Client.put BatchFTP_1.getClient().put(); |
コラボレーションエディタの Java ソースエディタを表示するには、コラボレーションエディタのツールバーにある「詳細モード」アイコンまたは「ソースコードモード」アイコンをクリックします。
セキュリティー保護された BatchFTP OTD には、複数の動的に設定可能なパラメータがあります。これには、次のパラメータが含まれます。ただし、これらに限定されません。
表 30 「CM リンク設定」->「BatchFTPOverSSL」->「値」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
リモートディレクトリ |
データが発行または登録される仮想ディレクトリサーバーを指定します。 |
リモートディレクトリ名 |
リモートディレクトリ名がパターン |
リモートディレクトリ名の意味を指定します。 「はい」は、リモートディレクトリ名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、リモートディレクトリ名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
リモートファイル |
取得するデータの受信または保持のために使用されるリモートサーバー上のファイルの名前を指定します。 |
リモートファイル名 |
リモートファイル名がパターン |
リモートファイル名の意味を指定します。 「はい」は、リモートファイル名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、リモートファイル名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
ローカルディレクトリ |
リモートサーバーに送信するファイル、またはリモートサーバーから受信するファイルを保存するローカルディレクトリを指定します。 |
ローカルディレクトリ名 |
ローカルディレクトリ名がパターン |
ローカルディレクトリ名の意味を指定します。 「はい」は、ローカルディレクトリ名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、ローカルディレクトリ名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
ローカルファイル |
リモートサーバーに送信するファイル、またはリモートサーバーから受信するファイルを保存するローカルファイル名を指定します。 |
ローカルファイル名 |
ローカルファイル名がパターン |
ローカルファイル名の意味を指定します。 「はい」は、ローカルファイル名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、ローカルファイル名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
転送モード |
転送がバイナリコードか ASCII かを指定します。 |
「2 進数」または「ASCII」 |
追加 |
既存のファイルを上書きするか、既存のファイルの末尾にデータを追加するかを指定します。 「はい」は、データを既存のファイルの末尾に追加することを意味します。 「いいえ」の場合は、リモートシステム上の既存のファイルを上書きします。 同じ名前のファイルが存在しない場合は、「はい」または「いいえ」のどちらを指定しても、 外部ホスト上に新しいファイルが作成されます。 |
「はい」または「いいえ」 |
ローカルファイルの上書き |
リモートサーバーからダウンロードした新しいデータで既存のデータを上書きするかどうかを指定します。 |
「はい」または「いいえ」 |
表 31 「CM リンク設定」->「BatchSCP」->「値」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
リモートディレクトリ |
データが発行または登録される仮想ディレクトリサーバーを指定します。 |
リモートディレクトリ名 |
リモートファイル |
取得するデータの受信または保持のために使用されるリモートサーバー上のファイルの名前を指定します。 |
リモートファイル名 |
ローカルディレクトリ |
リモートサーバーに送信するファイル、またはリモートサーバーから受信するファイルを保存するローカルディレクトリを指定します。 |
ローカルディレクトリ名 |
ローカルファイル |
リモートサーバーに送信するファイル、またはリモートサーバーから受信するファイルを保存するローカルファイル名を指定します。 |
ローカルファイル名 |
転送モード |
転送がバイナリコードか ASCII かを指定します。 |
「2 進数」または「ASCII」 |
再帰的なコピー |
コピーを再帰的にするかどうか、つまり、すべてのサブディレクトリをコピー対象とするかどうかを指定します。 |
「はい」または「いいえ」 |
表 32 「CM リンク設定」->「BatchSFTP」->「値」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
リモートディレクトリ |
データが発行または登録される仮想ディレクトリサーバーを指定します。 |
リモートディレクトリ名 |
リモートディレクトリ名がパターン |
リモートディレクトリ名の意味を指定します。 「はい」は、リモートディレクトリ名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、リモートディレクトリ名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
リモートファイル |
取得するデータの受信または保持のために使用されるリモートサーバー上のファイルの名前を指定します。 |
リモートファイル名 |
リモートファイル名がパターン |
リモートファイル名の意味を指定します。 「はい」は、リモートファイル名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、リモートファイル名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
ローカルディレクトリ |
リモートサーバーに送信するファイル、またはリモートサーバーから受信するファイルを保存するローカルディレクトリを指定します。 |
ローカルディレクトリ名 |
ローカルディレクトリ名がパターン |
ローカルディレクトリ名の意味を指定します。 「はい」は、ローカルディレクトリ名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、ローカルディレクトリ名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
ローカルファイル |
リモートサーバーに送信するファイル、またはリモートサーバーから受信するファイルを保存するローカルファイル名を指定します。 |
ローカルファイル名 |
ローカルファイル名がパターン |
ローカルファイル名の意味を指定します。 「はい」は、ローカルファイル名がパターンマッチング用の正規表現として使用されるパターンを表すことを示します。 「いいえ」は、ローカルファイル名がパターンマッチングなしで使用される正確な名前を表すことを示します。 |
「はい」または「いいえ」 |
転送モード |
転送がバイナリコードか ASCII かを指定します。 |
「2 進数」または「ASCII」 |
次の一覧に示す設定パラメータは、コラボレーションエディタで、指定する整数値をメソッドパラメータに入力することによって設定できます。com.stc.connect.ssl.FTPSSLConstants クラスと com.stc.connect.ssh.SSHConstants クラスでは、「差分補完」を使用できません。つまり、定数にアクセスするには、完全修飾名を使用して値を入力する必要があります。
たとえば、BatchFTPOverSSL の「セキュリティー保護モード」を「Explicit SSL」に設定するには、コラボレーションエディタで次の手順に従います。
コラボレーションエディタのツールバーで、「ソースコードモード」をクリックします。コラボレーションエディタの Java ソースエディタが開きます。
「ビジネスルール」ツリー (「ビジネスルール」区画) で、設定するパラメータまたはメソッドを含むルールを選択します。ルールを選択すると、Java ソースエディタ内の対応するコードが強調表示されます。変更するコードを見つけます。
Java ソースエディタで、必要な設定の値を入力します。たとえば、BatchFTPOverSSL の「SecureType」メソッドを「Explicit SSL」に設定するには、パラメータ値として com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_SECURE_TYPE_SSL_EXPLICIT を入力します (次を参照)。
public void receive( com.stc.connector.appconn.file.FileTextMessage input, com.stc.connector.batchadapter.appconn.ftps.FTPOverSSL BatchFTPOverSSL_1 ) throws Throwable { if (!BatchFTPOverSSL_1.getClient().isConnected()) { logger.error( "Collab Start NOT CONNECTED ============ DO CONNECT" ); BatchFTPOverSSL_1.getClient().connect(); BatchFTPOverSSL_1.getConfiguration().setSecureType( com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_SECURE_TYPE_SSL_EXPLICIT ); } BatchFTPOverSSL_1.getClient().get(); if (BatchFTPOverSSL_1.getClient().isConnected()) { logger.error( "Collab End IS CONNECTED ============ DO DISCONNECT" ); BatchFTPOverSSL_1.getClient().disconnect(); } } |
コラボレーションに変更を加えたら、Java ソースエディタのツールバーにある「変更のコミット」アイコンをクリックします。
次に示す OTD パラメータは、次の指定値を受け入れます。
BatchFTPOverSSL:
「CM リンク設定」->「FTP および SSL の設定」->「SecureType」
「なし」: com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_SECURE_TYPE_NONE
「Implicit SSL」: com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_SECURE_TYPE_IMPLICIT
「Explicit SSL」: com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_SECURE_TYPE_SSL_EXPLICIT
「環境リンク設定」->「FTP および SSL の設定」->「キーストアタイプ」
「JKS」: com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.KEY_STORE_TYPE_JKS (唯一の有効な選択肢)
「その他」: (今後の拡張用に予約されたプレースホルダ)
「CM リンク設定」->「FTP および SSL の設定」->「転送モード」
「ASCII」: com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_TRANS_MODE_ASCII
「2 進数」: com.stc.connector.ssl.FTPSSLConstants.FTP_TRANS_MODE_BINARY
BatchSFTP:
ディレクトリリストスタイルに表示されないほかのプラットフォームとのインタフェースを取ることができる「ユーザー定義の」発見的設定を作成できます。Batch アダプタには、ベースとなるパーサーが LIST コマンドの結果を正しく解析できるように、一連の発見的プロパティーを設定できるメカニズムがあります。これらのプロパティーについては、「FTP 発見的設定パラメータ」で説明しています。
独自のユーザー定義のディレクトリリストスタイルを作成するには、次の 2 つの方法があります。
独自の発見的設定ファイルを作成する: FtpHeuristics.cfg ファイルと同じ形式でスタイル名とパラメータを表示する独自のユーザー定義の発見的設定ファイルを作成できます。作成したファイルは、アプリケーションサーバーに配置します。設定ファイルの場所とスタイル名は、BatchFTP 設定プロパティーで指定します (「独自の発見的設定ファイルを作成する」を参照)。
FTP 発見的設定ファイルを変更する: FtpHeuristics.cfg ファイルを開き、ユーザー定義スタイルを追加して、ファイルを再パッケージ化できます。この方法では、JAR ファイルを解凍し、独自のスタイルを追加して、ファイルを再パッケージ化する必要があります (「FTP 発見的設定ファイルを変更する」を参照)。多くの場合、この方法は前述の方法より面倒です。
テキストエディタを使用して、目的のプラットフォームとのインタフェースを取るのに必要なプロパティー設定を含むユーザー定義設定ファイルを作成します。このためには、FtpHeuristics.cfg ファイルから作成するスタイル (プラットフォームのパラメータ設定) に似たセクション (スタイル) をコピーするか、「発見的設定ファイルの形式」に示された書式をコピーします。
ユーザー定義の設定をアプリケーションサーバー上の安全な場所に CFG ファイルとして保存します。
BatchFTP の環境プロパティーから「FTP」->「ユーザー定義の発見的設定ファイル」プロパティーを選択し、ユーザー定義の発見的設定ファイルの場所と名前を入力します (たとえば、C:\USER_DEFINED_HEURISTICS\UDH.cfg)。
BatchFTP のコネクティビティーマッププロパティーから「FTP」->「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」を選択し、ユーザー定義スタイルの名前を入力します (たとえば、MY AS400-UNIX)。指定できるユーザー定義スタイルは 1 つだけです。このスタイルは設定済みのディレクトリリストスタイルになり、「ディレクトリリストスタイル」プロパティーの値より優先されます。
この方法を使用して複数のユーザー定義スタイルを作成するには、ユーザー定義の設定ファイルにそれらのスタイルを追加し、各種の FTPBatch コンポーネントアダプタのそれぞれについて、コネクティビティーマッププロパティーに異なるユーザー定義スタイル名を入力します。
必要に応じて、複数のユーザー定義の設定ファイルを作成することもできますが、そのためには環境内に追加の BatchFTP 外部システムを作成する必要があります。この方法を選択した場合は、自動マップを適用する前に、環境コンポーネントをドラッグ&ドロップで正しい BatchFTP 外部システムにコピーする必要があります。
この方法を使用して独自のユーザー定義の発見的設定を作成する場合は、次の点に注意してください。
BatchFTP のコネクティビティーマッププロパティーである「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」は、「ディレクトリリストスタイル」プロパティーより優先されます。「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」が指定されている場合は、対応する BatchFTP アダプタ (OTD) の発見的設定として使用されます。適用される発見的スタイルとして「ディレクトリリストスタイル」プロパティーの値を使用するには、「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」プロパティーの値を空白のままにする必要があります。
「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」プロパティーの値を空白 (値なし) に設定すると、選択した「ディレクトリリストスタイル」プロパティーの値 (組み込みの発見的設定) が現在の有効なスタイルになります。
ユーザー定義の発見的設定ファイルは、実行時にアプリケーションサーバー上に存在し、配備されたアプリケーションが発見的設定パラメータにアクセスできるように適切なアクセス権設定を持っている必要があります。
「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」が指定されているが、「ユーザー定義の発見的設定ファイル」プロパティーの値が空白である場合や、関連付けられたユーザー定義の発見的設定ファイルにアクセスできないか、または対応するスタイル設定がこのファイルに含まれていない場合は、BatchFTP OTD によってエラーメッセージが生成されます。
「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」の値を設定すると、「ユーザー定義の発見的設定ファイル」プロパティーで指定された対応する発見的設定ファイルの読み込みがトリガーされます。発見的設定ファイルに変更を加えた場合は、「ユーザー定義の発見的設定ファイル」プロパティーを設定してから「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」を設定します。
FtpHeuristics.cfg ファイルを変更して、ユーザー定義の発見的設定スタイルを含めるには、次の手順に従います。
FtpHeuristics.cfg ファイルは、次の場所にある stcbatch.jar ファイルに含まれています。
<JavaCAPS6>\netbeans\usrdir\modules\ext\batcheway\ stcbatch.jar |
JavaCAPS6 は、Sun Java Composite Application Platform Suite のインストールディレクトリです。
stcbatch.jar を解凍し、FtpHeuristics.cfg ファイルを見つけます。
テキストエディタで FtpHeuristics.cfg を開き、ユーザー定義の発見的設定スタイルを追加します。
「ユーザー定義」セクション (またはその他のセクション) をコピーし、FtpHeuristics.cfg の末尾に貼り付けます。
コピーしたセクションと各プロパティーの名前をユーザー定義の名前または利用可能なリスト (「ユーザー定義 1」、「ユーザー定義 2」など) のいずれかに変更します。「発見的設定ファイルの形式」に示された例を参照してください。この例では、ユーザー定義の名前は MY AS400-UNIX です。ユーザー定義の名前を持つスタイルは 1 つしか指定できませんが、10 個の設定スタイルに「ユーザー定義 1 - 10」という名前を付けることができます。
新しいセクションのプロパティーを目的のプラットフォームに合わせて変更します。「FTP 発見的設定パラメータ」を参照してください。
追加のユーザー定義設定を作成するには、前述の手順 2 から 4 までを繰り返します。
更新された FtpHeuristics.cfg ファイルを含む stcbatch.jar ファイルを圧縮し、stcbatch.jar を元の場所にコピーします。
BatchFTP の設定マッププロパティーから「FTP」->「ユーザー定義」->「ディレクトリリストスタイル」を選択し、ユーザー定義スタイルの名前を入力します (たとえば、MY AS400-UNIX)。または、「ディレクトリリストスタイル」ドロップダウンリストから 10 個のユーザー定義プロパティーのいずれかを選択することもできます (「ユーザー定義の発見的ディレクトリリストスタイルの作成」を参照)。
設定変更は、この Netbeans IDE で構築および配備されたすべてのプロジェクトに適用されます。
この例には、2 つのユーザー定義スタイル (MY AS400-UNIX および UDH NT 4.0) が含まれています。
# # -------------------------------------------------------------------------- # Section: MY AS400-UNIX # -------------------------------------------------------------------------- # MY AS400-UNIX!Commands Supported By FTP Server!value=APPE%CWD%DELE%LIST%MKD%NOOP%PASS%QUIT%RETR%RNFR%RNTO %SITE%STOR%TYPE%USER!set=APPE%CWD%DELE%LIST%MKD%NOOP%PASS%QUIT%RETR %RNFR%RNTO%SITE%STOR%TYPE%USER MY AS400-UNIX!Header Lines To Skip!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!Header Indication Regex Expression!value=!set= MY AS400-UNIX!Trailer Lines To Skip!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!Trailer Indication Regex Expression!value=!set= MY AS400-UNIX!Directory Indication Regex Expression!value=!set= MY AS400-UNIX!File Link Real Data Available!value=No!set=No%Yes MY AS400-UNIX!File Link Indication Regex Expression!value=!set= MY AS400-UNIX!File Link Symbol Regex Expression!value=!set= MY AS400-UNIX!List Line Format!value=Fixed!set=Blank Delimited%Fixed MY AS400-UNIX!Valid File Line Minimum Position!value=52!set=52 MY AS400-UNIX!File Name Is Last Entity!value=Yes!set=No%Yes MY AS400-UNIX!File Name Position!value=52!set=52 MY AS400-UNIX!File Name Length!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!File Extension Position!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!File Extension Length!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!File Size Verifiable!value=No!set=No%Yes MY AS400-UNIX!File Size Position!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!File Size Length!value=0!set=0 MY AS400-UNIX!Special Envelope For Absolute Pathname!value=!set=’’ MY AS400-UNIX!Listing Directory Yields Absolute Pathnames!value=No!set=No%Yes MY AS400-UNIX!Absolute Pathname Delimiter Set!value=///!set=/// MY AS400-UNIX!Change Directory Before Listing!value=Yes!set=No%Yes MY AS400-UNIX!Directory Name Requires Terminator!value=No!set=No%Yes # # # -------------------------------------------------------------------------- # Section: UDH NT 4.0 # -------------------------------------------------------------------------- # UDH NT 4.0!Commands Supported By FTP Server!value=APPE%CWD%DELE%LIST%MKD%NOOP%PASS%QUIT%RETR%RNFR%RNTO%SITE% STOR%TYPE%USER!set=APPE%CWD%DELE%LIST%MKD%NOOP%PASS%QUIT%RETR%RNFR%RNTO%SITE% STOR%TYPE%USER UDH NT 4.0!Header Lines To Skip!value=0!set=0 UDH NT 4.0!Header Indication Regex Expression!value=!set= UDH NT 4.0!Trailer Lines To Skip!value=0!set=0 UDH NT 4.0!Trailer Indication Regex Expression!value=!set= UDH NT 4.0!Directory Indication Regex Expression!value=<DIR>!set=<DIR> UDH NT 4.0!File Link Real Data Available!value=No!set=No%Yes UDH NT 4.0!File Link Indication Regex Expression!value=\.lnk$!set=\.lnk$ UDH NT 4.0!File Link Symbol Regex Expression!value=!set= UDH NT 4.0!List Line Format!value=Blank Delimited!set=Blank Delimited%Fixed UDH NT 4.0!Valid File Line Minimum Position!value=4!set=4 UDH NT 4.0!File Name Is Last Entity!value=Yes!set=No%Yes UDH NT 4.0!File Name Position!value=4!set=4 UDH NT 4.0!File Name Length!value=0!set=0 UDH NT 4.0!File Extension Position!value=0!set=0 UDH NT 4.0!File Extension Length!value=0!set=0 UDH NT 4.0!File Size Verifiable!value=Yes!set=No%Yes UDH NT 4.0!File Size Position!value=3!set=3 UDH NT 4.0!File Size Length!value=0!set=0 UDH NT 4.0!Special Envelope For Absolute Pathname!value=!set= UDH NT 4.0!Listing Directory Yields Absolute Pathnames!value=No!set=No%Yes UDH NT 4.0!Absolute Pathname Delimiter Set!value=\\\\\\!set=\\\\\\ UDH NT 4.0!Change Directory Before Listing!value=No!set=No%Yes UDH NT 4.0!Directory Name Requires Terminator!value=No!set=No%Yes |
ここでは、FtpHeuristics.cfg ファイルに含まれる BatchFTP の発見的解決に関する設定パラメータについて説明します。BatchFTP 発見的設定ファイルである FtpHeuristics.cfg には、「プラットフォームの選択」に示されたプラットフォームのそれぞれについて、パラメータの完全なセットが含まれています。
FTP 発見的設定パラメータについては、表 33 で説明されています。具体例については、表 34 を参照してください。
表 33 FTP 発見的設定パラメータ
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
FTP サーバーでサポートされるコマンド |
説明 特定のホスト上の FTP サーバーがサポートするコマンドを指定します。 |
必要な値 リストから選択した 1 つ以上の FTP コマンド。 |
スキップするヘッダー行 |
後述の「ヘッダー指定正規表現」設定パラメータに従ってヘッダーとみなし、スキップする LIST コマンドの先頭行の数を指定します。 |
負でない整数。ヘッダーがない場合は 0 (ゼロ) を入力します。 具体例は、表 34 の「スキップするヘッダー行」を参照してください。 |
ヘッダー指定正規表現 |
LIST コマンドの出力からヘッダーを構成する行を識別するために使用される正規表現を指定します。ヘッダーとして宣言されたすべての行 (前述の「スキップするヘッダー行」を参照) は、この正規表現に一致する必要があります。 |
正規表現。デフォルトは、FTP サーバーのオペレーティングシステムによって異なります。LIST コマンドの出力に含まれるヘッダー行を識別する確実な方法がない場合は、このパラメータを未定義のままにしてください。 追加情報 正規表現 "^ *total" は、ヘッダーの各行が "total" で始まり、場合によってはその直前に空白が入ることを示します。具体例は、表 34 の「ヘッダー指定正規表現」を参照してください。 正規表現が定義されていない場合は、「スキップするヘッダー行」設定パラメータの値だけでヘッダーが判定されます。 |
スキップするトレーラ行 |
「トレーラ指定正規表現」に従ってトレーラとみなし、スキップする LIST コマンドの末尾行の数を指定します。 |
負でない整数。トレーラがない場合は 0 (ゼロ) を入力します。 |
トレーラ指定正規表現 |
LIST コマンドの出力からトレーラを構成する行を識別するために使用される正規表現を指定します。トレーラとして宣言されたすべての行 (「スキップするトレーラ行」を参照) は、この正規表現に一致する必要があります。 |
正規表現。LIST の出力に含まれるトレーラ行を識別する確実な方法がない場合は、このパラメータを未定義のままにします。 正規表現が定義されていない場合は、「スキップするトレーラ行」設定パラメータの値だけでトレーラが判定されます。 |
ディレクトリ指定正規表現 |
LIST コマンドの出力から外部ディレクトリを識別するために使用される正規表現を指定します。ディレクトリは取得できないため、ファイルリストから除外する必要があります。 |
正規表現。LIST の出力に含まれるディレクトリを識別する確実な方法がない場合は、このパラメータを未定義のままにします。 正規表現 "^ *d" は、小文字の "d" で始まる行がディレクトリを示し、場合によってはその直前に空白が入ることを指定します。具体例は、表 34 を参照してください。 |
ファイルリンクの実データが使用可能 |
FTP サーバーがファイルリンク (ファイルへのポインタ) 自体の内容ではなく実際のファイルのデータを返すオペレーティングシステムで、ファイルがファイルリンクである可能性があるかどうかを指定します。 |
「はい」または「いいえ」 |
ファイルリンク指定正規表現 |
LIST コマンドの出力から外部ファイルリンクを識別する正規表現を指定します。ファイルリンクは実際のファイルへのポインタで、LIST コマンドの出力では、通常何らかの視覚的な記号 (-> など) とファイル名の組み合わせによって示されます。返されるリストに含まれるリンク名だけが必要になります。 |
正規表現。LIST の出力に含まれるファイルリンクを識別する確実な方法がない場合は、このパラメータを未定義のままにします。 追加情報 正規表現 "^ *l" は、小文字の "l" で始まる行がファイルリンクを示し、場合によってはその直前に空白が入ることを指定します。具体例は、表 34 を参照してください。 |
ファイルリンク記号正規表現 |
LIST コマンドの出力に含まれる外部ファイルリンク名を解析する正規表現を指定します。返されるファイルリストのリンク名だけが必要になります。 |
正規表現。LIST の出力に含まれるファイルリンクを識別する確実な方法がない場合は、このパラメータを未定義のままにします。 正規表現 "[ ] ->[ ]" は、空白で囲まれた矢印 (" -> ") によってファイルリンク記号が表されることを定義します。解析時には、記号の右側にあるファイル名だけが使用されます。 表 34 の「ファイルリンク記号正規表現」の例では、"public_html" だけが使用され、文字 "p" は使用されません。 |
リスト行形式 |
各行のフィールドが空白区切りと固定のどちらであるか、つまり、情報が常に特定の桁に現れるかどうかを指定します。 |
「空白区切り」または「固定」。 「固定」リスト行形式の場合は、左端の桁を第 1 桁とした場合の桁数を表す値を入力します。「空白区切り」リスト行形式の場合は、左端のフィールドを第 1 フィールドとした場合のフィールド数を表す値を入力します。 どちらの場合も、最小数を決定できないときはこの値を 0 に設定します。 追加情報 表 34 の「リスト行形式」の例では、空白区切り行の最小フィールド数は 9 です。 |
有効なファイル行の最小位置数 |
リスト行を有効なファイル名行とみなすのに必要な位置の (内包的な) 最小数を指定します。 |
注 – URL FTP プロキシは、先頭の空白、末尾の空白、またはその両方を含むファイル名を確認できません。 |
ファイル名が最後のエンティティー |
ファイル名が各行の最後のエンティティーであるかどうかを指定します。これにより、ファイル名に空白を含めることができます。ただし、先頭または末尾の空白はサポートされません。 |
「はい」または「いいえ」 |
ファイル名の位置 |
ファイル名の (内包的な) 開始位置を指定します。 |
「固定」リスト行形式の場合は、左端の桁を第 1 桁とした場合の桁数を入力します。「空白区切り」リスト行形式の場合は、左端のフィールドを第 1 フィールドとした場合のフィールド数を入力します。 追加情報 「空白区切り」リスト行形式の場合のみ、ファイル名の途中に空白があると、ファイル名が複数のフィールドにまたがる可能性があります。具体例は、表 34 の「ファイル名の位置」を参照してください。 |
ファイル名の長さ |
ファイル名の最大長を表します。「固定」リスト行形式の場合にのみ有効です。 |
次のいずれかを入力します。
|
ファイル拡張子の位置 |
ファイル名拡張子をメインファイル名と切り離して表示するオペレーティングシステムについて、ファイル拡張子の左端の位置を指定します。 |
「固定」リスト行形式の場合は、左端の桁を第 1 桁とした場合の桁数を入力します。「空白区切り」リスト行形式の場合は、左端のフィールドを第 1 フィールドとした場合のフィールド数を入力します。UNIX システムのようにファイル拡張子が存在しない場合は、値をゼロ (0) に設定します。 |
ファイル拡張子の長さ |
ファイル拡張子の最大長を表します。「固定」リスト行形式の場合にのみ有効です。 |
次のいずれかを入力します。 |
ファイルサイズが検証可能 |
ファイルサイズがディレクトリリスト内で検証可能であり、有効であり、正確であるかどうかを指定します。 |
「はい」または「いいえ」「ファイルサイズ安定性チェック」設定可能パラメータも有効にする必要があります。 追加情報 リスト行のファイルサイズフィールドが有効でない (つまり、存在はするが、近似値しか表さない) 場合も、このパラメータの値を「いいえ」にする必要があります。ただし、リストのどの行が有効なファイル名を表すかを判定しやすくするには、「ファイルサイズの位置」でファイルサイズの位置も宣言する必要があります。具体例は、表 34 の「ファイルサイズが検証可能」を参照してください。 注 – このパラメータを使用しても、ファイルが実際に安定していることは保証されません。この機能は古い FTP 実装との下位互換性のみを目的としているため、重要なデータに対してこの機能を使用することはお勧めしません。 |
ファイルサイズの位置 |
リスト行のファイルサイズを表す位置の左端を指定します。一部のオペレーティングシステムでは、表示される値が実際のファイルサイズを反映しない場合もありますが、この位置は行に有効なファイル名が含まれていることを確認するために重要です。 |
負でない整数。「固定」リスト行形式の場合、この位置の値は左端を第 1 桁とした場合の桁数です。「空白区切り」リスト行形式の場合、この値は左端を第 1 フィールドとした場合のフィールド数です。LIST 行にサイズフィールドがない場合は、このパラメータをゼロ (0) に設定します。具体例は、表 34 の「ファイルサイズの位置」を参照してください。 |
ファイルサイズの長さ |
「固定」リスト行形式の場合に、ファイルサイズフィールドの最大幅 (桁数) を指定します。 |
負でない整数。「空白区切り」リスト行形式の場合は、この値をゼロ (0) に設定します。 |
絶対パス名の特殊エンベロープ |
絶対パス名を囲むのに必要な特殊エンベロープ文字 (たとえば、MVS で使用される単一引用符など) を指定します。単一引用符はディレクトリ名の先頭にのみ使用します。 |
エンベロープ文字のペア。先頭と末尾の文字が同じである場合も、2 回入力します。 オペレーティングシステムでエンベロープ文字が必要とされない場合は、このパラメータを未定義にします。 注 – UNIX では、このパラメータは常に未定義です。 |
ディレクトリリストに絶対パス名を表示 |
ディレクトリ名に対して DIR コマンドを使用したときに表示されるファイル名が絶対パス名かどうかを指定します。 |
「はい」または「いいえ」 注 – UNIX では、この文字は常に「いいえ」に設定されます。 |
絶対パス名の区切り文字セット |
ディレクトリ名またはそれに相当するものをほかのディレクトリ名やファイル名から切り離すために特定の区切り文字が必要な絶対パスを指定します。 |
次の絶対パスの区切り文字を左から順に入力します。
特定の区切り文字がない場合は、プレースホルダとして機能する "\0" (円記号とゼロ) を使用します。円記号からなる区切り文字は、もう 1 つの円記号でエスケープする必要があります。詳細は、表 35 を参照してください。 |
リスト取得前のディレクトリ移動 |
DIR コマンドを発行して目的のディレクトリに含まれるファイルのリストを取得する前に、ディレクトリ移動 (cd) コマンドを実行する必要があるかどうかを決定します。 |
「はい」または「いいえ」 注 – 現在の Batch アダプタの実装は、このパラメータを使用しません。 |
ディレクトリ名に終端文字が必要 |
ディレクトリ名の直後にファイル名が付かない場合に、(たとえば、MVS のように) 終端文字としてディレクトリの終わりを表す区切り文字が必要かどうかを決定します。 |
表 34 BatchFTP の発見的解決に関する設定パラメータの例
名前 |
例 |
|||
---|---|---|---|---|
スキップするヘッダー行 |
|
|||
ヘッダー指定正規表現 |
|
|||
ディレクトリ指定正規表現 |
|
|||
ファイルリンク指定正規表現 |
|
|||
ファイルリンク記号正規表現 |
|
|||
リスト行形式 |
|
|||
ディレクトリ指定正規表現 |
|
|||
ファイル名の位置 |
|
|||
ファイルサイズが検証可能 |
|
|||
ファイルサイズの位置 |
次のテキストは、ファイルサイズの有効な数値表現を表しています。
次のテキストは、ファイルサイズの無効な数値表現を表しています 。^ はエラーの発生箇所を示します。
|
表 35 プラットフォームごとの区切り文字とパス名の形式
OS |
パス名の形式 |
区切り文字セット | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
2 |
3 |
4 |
Enter |
||
UNIX |
/dir1/dir2/file.ext |
/ |
/ |
/ |
/// |
|
Windows |
C:\dir1\dir2\file.ext |
\\ |
\\ |
\\ |
\\\\\\ |
|
VMS |
disk1:[dir1.dir2]file.ext;1 |
[ |
. |
] |
; |
[.]; |
MVS PDS |
dir1.dir2(メンバー) |
\0 |
. |
( |
) |
\0.() |
MVS Sequential |
dir1.dir2.filename |
\0 |
. |
. |
\0.. |
|
MVS GDG |
dir1.dir2.file(version#) (注を参照) |
\0 |
. |
. |
\0.. |
|
AS400 |
dir1/file.ext |
\0 |
/ |
. |
\0/. |
version# は、現在の世代が 0、新しい世代が +1、古い世代が -1 (-2、-3 など) です。
BatchFTP アダプタ環境プロパティー
ここでは、エンバイロメントエクスプローラツリーからアクセスする BatchFTP OTD の設定プロパティーについて説明します。
BatchFTP エンバイロメントエクスプローラプロパティーには、次のセクションがあります。
これらの設定オプションには、正規表現を使用できるものが複数あります。この拡張機能は便利ですが、使用する際には注意が必要です。正規表現を正しく入力しないと、不必要なデータが作成されたり、場合によってはデータが消失したりする可能性があります。この機能を使用する前に、正規表現の構文としくみを明確に理解する必要があります。このような設定は、本稼働環境に移行する前に十分にテストすることをお勧めします。
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする SOCKS のプロパティーの設定について説明します。BatchFTP アダプタは、ネゴシエーション方式として NO-AUTHENTICATION と USER/PASSWORD をサポートします。
BatchFTP 環境プロパティーの「SOCKS」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 36 「Environment」 - 「BatchFTP」 - 「SOCKS」
BatchFTP 環境プロパティーの「FTP」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 37 「Environment」 - 「BatchFTP」 - 「FTP」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
「SSH トンネリング」設定の「SSH トンネリングが有効」パラメータが「はい」に設定されている場合は、「FTP」設定の「ホスト名」パラメータと「サーバーポート」パラメータは無視されます。この場合、FTP のホスト名は SSH オプションで次のモデルに従って決定されます。 ssh -L ListenPort:FtpServerHost:FtpServerPort SSHServer 前述の例では、この FTP 機能は既存の SSH トンネルを使用して FTP サーバー FtpServerHost:FtpServerPort と通信します。詳細は、「SSH トンネリング」(BatchFTP のコネクティビティーマップ) を参照してください。 SOCKS 設定パラメータの「SOCKS が有効」パラメータが「はい」に設定されている場合は、「FTP」設定の「ホスト名」で「ローカルホスト」や「127.0.0.1」などの一部の名前が正しく解決されないことがあります。実際の IP やマシン名を使用してホストを表現してください。詳細は、「SOCKS」(BatchFTP のコネクティビティーマップ) を参照してください。 |
ホスト名。 |
|
FTP サーバーへの接続時にサーバー上で使用されるポート番号を指定します。 「SSH トンネリング」設定の「SSH トンネリングが有効」パラメータが「はい」に設定されている場合は、「FTP」設定の「ホスト名」パラメータと「サーバーポート」パラメータは無視されます。この場合、FTP サーバーのポート番号は SSH オプションで次のモデルに従って決定されます。 ssh -L ListenPort:FtpServerHost:FtpServerPort SSHServer 前述の例では、この FTP 機能は既存の SSH トンネルを使用して FTP サーバー FtpServerHost:FtpServerPort と通信します。詳細は、「SSH トンネリング」(BatchFTP のコネクティビティーマップ) を参照してください。 |
サーバーのポート番号。 |
|
外部システムへのアクセスを提供するユーザー名 |
||
外部システムへのログオン時にパスワードが必要な場合に、ユーザー名に対応するパスワードを入力します。 対応する Java アクセサメソッドは、getPassword()、setPassword()、および setEncryptedPassword() です。 |
パスワード。 |
|
ユーザー定義の発見的設定ファイル |
ユーザー定義の FTP 発見的設定ファイルの名前と場所を指定します。ファイル内容の形式は、FTPHeuristics.cfg ファイルと同じにする必要があります。詳細は、「独自の発見的設定ファイルを作成する」を参照してください。 このプロパティーは、「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」との組み合わせによって機能します。 注 – BatchFTP OTD は、選択した「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」または「ユーザー定義の発見的設定ファイル」のパスが正しく定義されていない場合に、例外を生成します。「ユーザー定義のディレクトリリストスタイル」を指定した場合は、「ユーザー定義の発見的設定ファイル」プロパティーの対応する値も指定する必要があります。 |
ローカルホスト上のユーザー定義の FTP 発見的設定ファイルの場所と名前。 |
BatchFTP 環境プロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 38 「Environment」 - 「BatchFTP」 - 「一般設定」
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする SSH トンネリングのプロパティーの設定について説明します。セキュリティー保護された FTP (FTP over SSH または FTP over SSL) が必要な場合は、セキュリティー保護された FTP の OTD (BatchFTPOverSSL、BatchSFTP、および BatchSCP) を使用します。SSH トンネリングは、互換性を維持するためにサポートされています。
BatchFTP 環境プロパティーの「SSH トンネリング」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 39 「Environment」 - 「BatchFTP」 - 「SSH トンネリング」
BatchFTP 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 40 「Environment」 - 「BatchFTP」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理 EIS 接続の最小数を指定します。 |
常に使用可能な接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続が作成されることを示します。 設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プールに含める物理 EIS 接続の最大数を指定します。 |
使用できる接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 デフォルト値は 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト (秒) |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を指定します。これは、サーバーに対するヒントです。タイマースレッドは、定期的に未使用の接続を削除します。このパラメータは、このスレッドの実行間隔を定義します。このスレッドは、指定されたアイドル時間の経過後に未使用の接続を削除します。これによって、ユーザーは接続がプール内に残留できる最大時間を指定できます。 . |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。このパラメータに 0 (ゼロ) より大きい値を設定すると、コンテナは指定された時間アイドル状態だったすべての接続を消去または破棄します。値 0 は、アイドル状態の接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
BatchFTP 環境プロパティーの「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 41 「Environment」 - 「BatchFTP」 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の回数を指定します。 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の最大回数を示す整数。 設定済みのデフォルト値は 0 です。 |
接続再試行間隔 |
宛先ファイルへのアクセスを次に再試行するまでの時間の長さ (ミリ秒単位) を指定します。これは、「接続再試行」の設定と組み合わせて使用します。 |
一時停止の長さ (ミリ秒単位) を示す整数。 設定済みのデフォルト値は 1000 (1 秒) です。 |
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする BatchFTPOverSSL OTD の設定プロパティーについて説明します。
BatchFTPOverSSL アダプタ環境プロパティーには、次のセクションがあります。
BatchFTPOverSSL 環境プロパティーの「FTP および SSL の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 42 「Environment」 - 「BatchFTPOverSSL」 - 「FTP および SSL の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
FTP サーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。 |
FTP サーバーのホスト名または IP アドレス。 設定済みのデフォルトは「ローカルホスト」です。 |
|
Explicit SSL 用の FTP ポートを指定します。デフォルトは 21 (データポート 20) です。 |
Explicit SSL 用の FTP ポート番号。 設定済みのデフォルトは 21 (データポート 20) です。 |
|
Implicit SSL 用の FTP ポートを指定します。 |
Implicit SSL 用の FTP ポート。 設定済みのデフォルトは 990 (データポート 989) です。 |
|
FTP サーバー用のユーザーログインを指定します。 |
FTP サーバー用のユーザーログイン名。 |
|
FTP サーバーのユーザーログイン用のパスワードを指定します。 |
FTP サーバーのユーザーログイン用のパスワード。 |
|
サーバー認証に必要な信頼できる認証局証明書が含まれるキーストアのパスを指定します。 |
キーストアファイルの完全修飾パス。 |
|
キーストアファイルにアクセスするためのパスワードを指定します。 |
キーストア用のパスワード。 |
|
キーストア形式のタイプを指定します。「JKS」または「その他」を選択できます。 注 – 現在サポートされているキーストアタイプは「JKS」だけです。「その他」を値として選択した場合は、OTD が初期化されたときに例外がスローされ、「不明なタイプのキーストア」というエラーメッセージが表示されます。 |
「JKS」を選択します。「JKS」は現在サポートされている唯一のキーストアタイプであり、デフォルトとして設定されています。 |
BatchFTPOverSSL 環境プロパティーの「ファイアウォール設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 43 「Environment」 - 「BatchFTPOverSSL」 - 「ファイアウォール設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
プロキシサーバーのホスト名または IP を指定します。 |
プロキシサーバーのホスト名または IP アドレス。 |
|
プロキシサーバーのポートを指定します。 |
プロキシサーバーのポート番号。 |
|
プロキシサーバー上のユーザーログインを指定します。 |
ユーザーログイン ID。 |
|
ユーザーログイン用のパスワードを指定します。 |
ユーザーパスワード。 |
BatchFTPOverSSL 環境プロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 44 「Environment」 - 「BatchFTPOverSSL」 - 「一般設定」
BatchFTPOverSSL 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 45 「Environment」 - 「BatchFTPOverSSL」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理接続の最小数を指定します。 |
常に使用可能な接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続が作成されることを示します。 設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プールに含める物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
使用できる接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト (秒) |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を指定します。これは、サーバーに対するヒントです。タイマースレッドは、定期的に未使用の接続を削除します。このパラメータは、このスレッドの実行間隔を定義します。このスレッドは、指定されたアイドル時間の経過後に未使用の接続を削除します。これによって、ユーザーは接続がプール内でアイドル状態でいられる時間を指定できます。 |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。このパラメータに 0 より大きい値を設定すると、コンテナは指定された時間アイドル状態だったすべての接続を削除または破棄します。値 0 は、アイドル状態の接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
BatchFTPOverSSL 環境マッププロパティーの「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 46 「Environment」 - 「BatchFTPOverSSL」 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の回数を指定します。 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の最大回数を示す整数。デフォルト値は 0 です。 |
接続再試行間隔 |
宛先ファイルへのアクセスを次に再試行するまでの一時停止の長さ (ミリ秒単位) を指定します。「接続再試行」の設定と組み合わせて使用します。 |
一時停止の長さ (ミリ秒単位) を示す整数。デフォルト値は 1000 (1 秒) です。 |
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする BatchSCP OTD の設定プロパティーについて説明します。
BatchSCP アダプタ環境プロパティーには、次のセクションがあります。
BatchSCP 環境プロパティーの「SSH 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 47 「Environment」 - 「BatchSCP」 - 「SSH 設定」
BatchSCP 環境プロパティーの「ファイアウォール設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 48 「Environment」 - 「BatchSCP」 - 「ファイアウォール設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
プロキシサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。 |
プロキシサーバーのホスト名または IP アドレス。設定済みのデフォルトは「ローカルホスト」です。 |
|
プロキシサーバーのポート番号を指定します。 |
プロキシサーバーのポート番号。設定済みのデフォルトは 1080 です。 |
|
プロキシサーバーのログインパスワードを指定します。 |
プロキシサーバーのログイン ID に対応するパスワード。 |
|
プロキシサーバーのユーザーログイン ID を指定します。 |
プロキシサーバーのユーザーログイン ID。 |
BatchSCP 環境プロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 49 「Environment」 - 「BatchSCP」 - 「一般設定」
BatchSCP 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 50 「Environment」 - 「BatchSCP」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理接続の最小数を指定します。 |
常に使用可能な接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続が作成されることを示します。 設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プールに含める物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
使用できる接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト (秒) |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を指定します。これは、サーバーに対するヒントです。タイマースレッドは、定期的に未使用の接続を削除します。このパラメータは、このスレッドの実行間隔を定義します。このスレッドは、指定されたアイドル時間の経過後に未使用の接続を削除します。これによって、ユーザーは接続がプール内でアイドル状態でいられる時間を指定できます。 |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。このパラメータに 0 より大きい値を設定すると、コンテナは指定された時間アイドル状態だったすべての接続を消去または破棄します。値 0 は、アイドル状態の接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
「接続再試行の設定」セクションには、次の最上位パラメータが含まれています。
BatchSCP 環境マッププロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 51 「Environment」 - 「BatchSCP」 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の回数を指定します。 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の最大回数を示す整数。デフォルト値は 0 です。 |
接続再試行間隔 |
接続先のファイルへのアクセスを次に再試行するまでの一時停止の長さ (ミリ秒単位) を指定します。「接続再試行」の設定と組み合わせて使用します。 |
一時停止の長さ (ミリ秒単位) を示す整数。デフォルト値は 1000 (1 秒) です。 |
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする BatchSFTP OTD の設定プロパティーについて説明します。
BatchSFTP アダプタ環境プロパティーには、次のセクションがあります。
BatchSFTP 環境プロパティーの「SFTP 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 52 「Environment」 - 「BatchSFTP」 - 「SFTP 設定」
BatchSFTP 環境プロパティーの「ファイアウォール設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 53 「Environment」 - 「BatchSFTP」 - 「ファイアウォール設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
プロキシサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。 |
プロキシサーバーのホスト名または IP アドレス。 設定済みのデフォルトは「ローカルホスト」です。 |
|
プロキシサーバーのポート番号を指定します。 |
プロキシサーバーのポート番号。 設定済みのデフォルトは 1080 です。 |
|
プロキシサーバーのユーザーログイン ID を指定します。 |
プロキシサーバーのユーザーログイン ID。 |
|
プロキシサーバーのログインパスワードを指定します。 |
プロキシサーバーのログイン ID に対応するパスワード。 |
BatchSFTP 環境プロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 54 「Environment」 - 「BatchSFTP」 - 「一般設定」
BatchSFTP 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 55 「Environment」 - 「BatchSFTP」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理接続の最小数を指定します。 |
常に使用可能な接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続が作成されることを示します。 設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プールに含める物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
使用できる接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト (秒) |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を指定します。これは、サーバーに対するヒントです。タイマースレッドは、定期的に未使用の接続を削除します。このパラメータは、このスレッドの実行間隔を定義します。このスレッドは、指定されたアイドル時間の経過後に未使用の接続を削除します。これによって、ユーザーは接続がプール内でアイドル状態でいられる時間を指定できます。 |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。このパラメータに 0 より大きい値を設定すると、コンテナは指定された時間アイドル状態だったすべての接続を消去または破棄します。値 0 は、アイドル状態の接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
「接続再試行の設定」セクションには、次の最上位パラメータが含まれています。
BatchSFTP 環境マッププロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 56 「Environment」 - 「BatchSFTP」 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の回数を指定します。 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の最大回数を示す整数。デフォルト値は 0 です。 |
接続再試行間隔 |
宛先ファイルへのアクセスを次に再試行するまでの一時停止の長さ (ミリ秒単位) を指定します。「接続再試行」の設定と組み合わせて使用します。 |
一時停止の長さ (ミリ秒単位) を示す整数。デフォルト値は 1000 (1 秒) です。 |
ここでは、エンバイロメントエクスプローラからアクセスする BatchLocalFile OTD のプロパティーについて説明します。
BatchLocalFile プロパティーには、次のセクションが含まれています。
BatchLocalFile 環境プロパティーの「一般設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 57 「Environment」 - 「BatchLocalFile」 - 「一般設定」
BatchLocalFile 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 58 「Environment」 - 「BatchLocalFile」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理接続の最小数を指定します。 |
常に使用可能な接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続が作成されることを示します。 設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プールに含める物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
使用できる接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト (秒) |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を指定します。これは、サーバーに対するヒントです。タイマースレッドは、定期的に未使用の接続を削除します。このパラメータは、このスレッドの実行間隔を定義します。このスレッドは、指定されたアイドル時間の経過後に未使用の接続を削除します。これによって、ユーザーは接続がプール内でアイドル状態でいられる時間を指定できます。 |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。このパラメータに 0 より大きい値を設定すると、コンテナは指定された時間アイドル状態だったすべての接続を消去または破棄します。値 0 は、アイドル状態の接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
BatchRecord 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 59 「Environment」 - 「BatchRecord」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理接続の最小数を指定します。 |
常に使用可能な接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続が作成されることを示します。 設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プールに含める物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
使用できる接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定済みのデフォルトは 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト (秒) |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を指定します。これは、サーバーに対するヒントです。タイマースレッドは、定期的に未使用の接続を削除します。このパラメータは、このスレッドの実行間隔を定義します。このスレッドは、指定されたアイドル時間の経過後に未使用の接続を削除します。これによって、ユーザーは接続がプール内でアイドル状態でいられる時間を指定できます。 |
最大アイドルタイムアウト (秒単位) を示す整数。このパラメータに 0 より大きい値を設定すると、コンテナは指定された時間アイドル状態だったすべての接続を消去または破棄します。値 0 は、アイドル状態の接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |
エンバイロメントエクスプローラツリーからアクセスする CICS アダプタの設定パラメータは、次のセクションで構成されています。
CICS 環境プロパティーの「Sun CICS Listener」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 60 環境プロパティー - 「Sun CICS Listener」セクション
CICS 環境プロパティーの「CICS ゲートウェイ」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 61 環境プロパティー - 「CICS ゲートウェイ」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続するリモートまたはローカルのゲートウェイを指定します。 注 – このパラメータの値として「ローカル:」を使用する場合は、特定の JAR ファイルが必要です。 注 – デフォルト値の「ローカル:」は、z/OS 上で実行されている CTG では使用できません。z/OS 上で実行されている CTG では、「URL」プロパティーの値を「ローカルホスト」またはサーバー名に設定する必要があります。 |
リモートまたはローカルゲートウェイのノード名または IP アドレス。設定済みのデフォルトは「ローカル:」です。 |
|
CTG が実行されている TCP/IP ポートを指定します。 |
TCP/IP ポートを示す番号。 |
|
CTG 設定のリストに指定されたサーバーから、使用するサーバーを指定します。 |
CTG サーバーリストに指定されたサーバーの名前。この値を空白のままにすると、リストに指定された最初のサーバーがデフォルトで使用されます。 |
|
SSL キーリングクラスのクラス名を指定します。 |
SSL キーリングクラスの完全なクラス名。 |
|
暗号化されたキーリングクラスのパスワードを指定します。 |
SSL キーリングクラスのパスワード。 |
CICS 環境プロパティーの「CICS クライアント」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 62 環境プロパティー - 「CICS クライアント」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
CICS ユーザーの ID を指定します。最大長は 8 文字です。 |
8 文字以下の CICS ユーザー ID。 |
|
CICS ユーザーのパスワードを指定します。最大長は 8 文字です。 |
8 文字以下のパスワード。 |
CICS 環境プロパティーの「トレース」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 63 環境プロパティー - 「トレース」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
CTG 固有。記録された利用可能なトレース情報のレベルを指定します。次のオプションがあります。 0: なし。CICS Java クライアントアプリケーションのトレースがありません。 1: 標準。データブロック (COMMAREA やネットワークフローなど) の最初の 128 バイトのみをデフォルトで表示します。このトレースレベルは、ctgstart の -trace オプションで設定されるゲートウェイのトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T.trace=on を使用して設定することもできます。 2: 詳細デバッグデフォルトでデータブロック全体を完全にトレースします。このトレースには、標準トレースレベルより多くの CICS トランザクションゲートウェイに関する情報が含まれています。このトレースレベルは、ctgstart の -x オプションで設定されるゲートウェイのデバッグトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T=on を使用して設定することもできます。 3: 例外スタックほとんどの Java 例外をトレースします。これには、CICS トランザクションゲートウェイの通常動作中に発生する可能性がある例外を含みます。その他のトレースは記録されません。このトレースレベルは、ctgstart の -stack オプションで設定されるゲートウェイのスタックトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T.stack=on を使用して設定することもできます。 |
指定するトレース情報レベルを示す 0 から 3 までの整数。設定済みのデフォルトは 0 です。 |
|
CTG 固有。トレース出力が書き込まれるファイルの場所を指定します。これは、stderr へのデフォルト出力の代わりに使用されます。長いファイル名は、引用符で囲む必要があります (たとえば、"trace output file.log")。 注 – このファイル名は、システムプロパティー gateway.T.setTFile=xxx (xxx はファイル名) を使用して設定することもできます。 |
出力ファイル名。 |
|
CTG 固有。トレースに書き込まれるデータブロックの最大サイズを指定します。 注 – 切り捨てサイズは、システムプロパティー gateway.T.setTruncationSize=xxx (xxx は数値) を使用して設定することもできます。 |
最大データブロックサイズを示す数値。値 0 は、トレースにデータブロックが書き込まれないことを示します。値なし (プロパティーを空白のままにすること) は、切り捨てサイズが指定されないことを示します。 |
|
CTG 固有。データブロックの表示を開始するオフセットを指定します。 注 – ダンプオフセットは、システムプロパティー gateway.T.setDumpOffset=xxx (xxx は数値) を使用して設定することもできます。 |
CTG 固有。データブロックの表示を開始するオフセットを指定します。 |
|
トレースにタイムスタンプを表示するかどうかを指定します。 |
「オン」または「オフ」。「オン」は、トレース内にタイムスタンプが表示されることを示します。デフォルト設定は「オン」です。 注 – 時間表示は、システムプロパティー gateway.T.timing=on を使用して設定することもできます。 |
CICS 環境プロパティーの「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 64 環境プロパティー - 「接続再試行の設定」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行の最大回数を指定します。 |
アダプタが接続の確立を試行する回数を示す数値。設定済みのデフォルトは 5 です。 |
|
次の接続再試行までの待機時間 (ミリ秒単位) を指定します。 |
アダプタが次の接続を試行するまでに待機する時間 (ミリ秒単位) を示す数値。設定済みのデフォルトは 5000 (5 秒) です。 |
CICS 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 65 環境プロパティー - 「接続プールの設定」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
維持する接続の初期数および最小数を指定します。 |
維持する接続の初期数および最小数を示す数値。設定済みのデフォルトは 2 です。 |
|
EIS への接続の最大サイズを指定します。 |
EIS への接続の最大サイズを示す数値。設定済みのデフォルトは 10 です。 |
COM/DCOM 環境プロパティーの「DCOM」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
DCOM コンポーネントのインスタンス (つまり、リモートサーバーの実行可能ファイル) を作成するときに使用されるデフォルトサーバーを指定します。このプロパティーは、インプロセスコンポーネント (.dll など) を使用する場合には必要ありません。 |
DCOM コンポーネントが作成されるサーバーの名前。この名前を指定しなかった場合は、ローカルホスト上にオブジェクトが作成されます。 注 – コラボレーションから動的にこのプロパティーを設定することもできます。 |
アダプタ外部システムのプロパティーは、環境の内部から設定する必要があります。Java CAPS プロジェクトのすべてのアダプタの設定を問題なく完了するまでは、プロジェクトを適切に実行または配備できません。次の一覧では、HTTPS アダプタのプロパティーを示します。HTTPS アダプタが実装する環境設定には、4 つのカテゴリがあります。
「HTTP 設定」には、次の表に示す設定パラメータが含まれています。
コラボレーションエディタ (Java) で clear() メソッドを呼び出すと、「HTTP 設定」セクションのすべてのプロパティーがクリアーされます。プロパティーがクリアーされた場合は、変換デザイナで要求メッセージのヘッダーセクションとペイロードセクションを手動で再構築する必要があります。
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
URL |
HTTP または HTTPS 接続を確立するために使用されるデフォルトの URL を指定します。HTTP OTD に URL が割り当てられなかった場合は、GET コマンドと POST コマンドの両方の URL としてデフォルト値が使用されます。GET メソッドおよび POST メソッドを参照してください。 「HTTPS」プロトコルを指定した場合は、SSL を有効にする必要があります。SSL のプロパティー表を参照してください。 |
有効な URL。 完全な URL を入力する必要があります。次に例を示します。 または http://google.yahoo.com/bin/query GET 機能を使用する場合は、エンコードされたクエリー文字列の表記法を使用してプロパティーを指定できます。次に例を示します。すべてを 1 行で入力してください。 http://www.ee.cornell.edu/cgi-bin/cgiwrap/~wes/pq?FirstName=John&LastName=Doe 注 – 国際 URL の場合は、ターゲット URL がこのプロパティーに使用されているエンコーディングをサポートしていることを確認してください。Java 2 プラットフォームでサポートされている文字エンコーディングのリストは、Sun の Web サイト (http://java.sun.com) にあります |
コンテンツタイプ |
サーバーに要求を送信するときに指定するコンテンツタイプヘッダーのデフォルト値。値を指定しなかった場合は、デフォルト値の application/x-www-form-urlencoded がアダプタによって指定されます。 注 – この設定値を変更しても、ヘッダーの値が変更されるだけで、実際のコンテンツタイプは変更されません。必要な場合は、データを手動で変換できます。 |
有効な文字列。 |
エンコード |
テキストデータの読み取りまたは書き込み時に使用されるデフォルトのエンコーディング。 |
有効なエントリ。デフォルトは ASCII です。 |
このセクションのプロパティーは、アダプタがプロキシサーバー経由で外部システムにアクセスするのに必要な情報を指定します。
クライアントの HTTPS 環境プロパティーの「プロキシ構成」設定は、コラボレーション (Java) またはビジネスプロセスの内部で目的の URL を動的に設定するときに使用します。
Java 仮想マシン (JVM) の既知の動作として、無効なプロキシサーバーはローカル接続経由でバイパスされます。その結果、プロキシ設定が無効であっても、応答が得られる場合があります。この虚偽の応答は、HTTP 接続でのみ発生します。HTTP 接続では、プロキシからの認証済みのハンドシェークが保証されます。
HTTPS アダプタクライアントは、ローカルアドレスにアクセスするときにプロキシサーバーをバイパスします。これは、ローカルな要求も含めてすべての要求をプロキシに送信する Web ブラウザの動作とは対照的です。
「プロキシ構成」には、次の表に示す設定パラメータが含まれています。
表 67 「環境設定」 - 「プロキシ構成」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
プロキシホスト |
HTTP プロキシのホスト名を指定します。このプロパティーで HTTPS プロキシホストを設定することにより、HTTP サーバーまたは HTTP サーバーからのデータの受信要求をプロキシに移譲できるようになります。このプロパティーは、セキュリティー保護された HTTP 接続用のプロキシポートを設定します。 |
有効な HTTPS プロキシホスト名。 |
プロキシポート |
HTTPS プロキシのポートを指定します。このプロパティーで HTTPS プロキシポートを設定することにより、HTTP サーバーまたは HTTP サーバーからのデータの受信要求をプロキシに移譲できるようになります。このプロパティーは、セキュリティー保護された HTTP 接続用のプロキシポートを設定します。 |
有効な HTTPS プロキシポート。デフォルトは 8080 です。 |
プロキシのユーザー名 |
プロキシサーバーにアクセスするための認証に必要なユーザー名を指定します。 |
有効なユーザー名。 注 – このユーザー名は、サイトへのアクセスに HTTP 基本認証を必要とする URL で使用されます。 注 – 「プロキシパスワード」プロパティーの値を入力する前に、このプロパティーの値を入力してください。 |
プロキシパスワード |
HTTPS プロキシにアクセスするのに必要なパスワードを指定します。 |
適切なパスワード。 注 – このプロパティーを入力する前に、「プロキシのユーザー名」プロパティーの値を入力してください。 |
プロキシのプロパティーを適切に設定するには、追加作業として、アプリケーションサーバーの server.policy ファイルの PropertyPermission ユーティリティーを次のように編集します。
次の場所に移動します。
c:\JavaCAPS\appserver\is\lib\install\templates\ |
c:\JavaCAPS は、インストールの場所です。
server.policy ファイルに次の構文を追加します。
permission java.util.PropertyPermission “*”, “read,write”; |
アクセス権の変更を反映するには、新しいドメインを作成する必要があります。
新しいドメインの作成方法については、「ドメインの作成と起動」を参照してください。
「環境設定」の「セキュリティー」プロパティーは、HTTP 認証と SSL 接続を実行するために使用されます。これには、次の設定セクションが含まれます。
次の表に、HTTP 認証に使用される認証設定の詳細を示します。
表 68 「環境設定」 - 「セキュリティー」、「認証」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
HTTP ユーザー名 |
URL で指定された Web サイトを認証するためのユーザー名を指定します。 |
有効なユーザー名。 注 – 「HTTP パスワード」プロパティーの値を入力する前に、このプロパティーの値を入力してください。 |
HTTP パスワード |
URL で指定された Web サイトを認証するためのパスワードを指定します。 |
有効なパスワード。 注 – このプロパティーを入力する前に、「HTTP ユーザー名」プロパティーの値を入力してください。 |
次の表に、SSL 接続に使用される SSL 設定の詳細を示します。
表 69 「環境設定」 - 「セキュリティー」、「SSL」
名前 |
説明 |
必要な値 |
|
---|---|---|---|
SSL プロトコル |
サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコル。この方法でプロトコルが設定されなかった場合は、デフォルトのプロトコルタイプである TLS (Sun JSSE) が使用されます。SSL 接続が不要な場合は、デフォルトの「SSL なし」オプションのままにします。 |
デフォルトの Sun JSSE プロバイダを使用する場合は、次のいずれかの設定を選択します。 TLSv1 TLS SSLv2 SSLv3 SSL Sun Integration Server on AIX を実行している場合は、次のいずれかの設定を選択します。 SSL-TLS TLSv1 TLS SSLv3 SSLv2 SSL これらの設定の詳細は、該当する JSSE のマニュアルを参照してください。 |
|
JSSE プロバイダクラス |
JSSE プロバイダクラスの完全修飾名を指定します。詳細は、次の Sun Java Web サイトを参照してください。 http://java.sun.comプロバイダクラスが実行時クラスパスに含まれていることが前提です。 |
有効な JSSE プロバイダクラスの名前。デフォルトは次のとおりです。 com.sun.net.ssl.internal.ssl.Provider Sun Integration Server on AIX を実行している場合は、次を指定します。 com.ibm.jsse.IBMJSSEProvider |
|
X509 アルゴリズム名 |
トラストマネージャーファクトリおよびキーマネージャーファクトリで使用される X509 アルゴリズム名を指定します。 |
有効な X509 アルゴリズムの名前。デフォルトは SunX509 です。Sun Integration Server on AIX を実行している場合は、IbmX509 を指定します。 |
|
キーストアタイプ |
デフォルトのキーストアタイプを指定します。このキーストアタイプは、SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されます。この方法でデフォルトのキーストアタイプを設定しなかった場合は、デフォルトのキーストアタイプである JKS が使用されます。 | ||
キーストア |
デフォルトのキーストアファイルを指定します。このキーストアは、SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されます。 |
有効なパッケージの場所。デフォルト値はありません。次のファイルを使用することをお勧めします。
項目の意味を次に示します。 c:\JavaCAPS は、Sun Java Composite Application Platform Suite がインストールされているディレクトリです。MyDomain は、ドメインの名前です。 |
|
キーストアのユーザー名 |
SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されるキーストアにアクセスするためのユーザー名を指定します。 注 – キーストアタイプが PKCS12 または JKS の場合は、「キーストアのユーザー名」プロパティーを使用しません。PKCS12 および JKS キーストアタイプでは、アクセス用のパスワードが必要ですが、ユーザー名は必要ありません。このプロパティーの値を入力しても、PKCS12 および JKS では無視されます。 | ||
キーストアパスワード |
デフォルトのキーストアパスワードを指定します。このパスワードは、SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されるキーストアにアクセスするために使用されます。デフォルトはありません。 | ||
トラストストアタイプ |
SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアのタイプを指定します。この方法でトラストストアタイプを設定しなかった場合は、デフォルトのトラストストアタイプである JKS が使用されます。 |
有効なトラストストアのタイプ。 |
|
トラストストア |
デフォルトのトラストストアを指定します。このトラストストアは、SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されます。 |
有効なトラストストアのタイプ。デフォルト値はありません。次のファイルを使用することをお勧めします。
c:\JavaCAPS は、Sun Java Composite Application Platform Suite がインストールされているディレクトリです。MyDomain は、ドメインの名前です。 |
|
トラストストアのパスワード |
デフォルトのトラストストアパスワードを指定します。このパスワードは、SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアにアクセスするためのものです。 |
有効なトラストストアパスワード。デフォルト値はありません。 |
「SSL」セクションのプロパティーに関するその他の注意事項を次に示します。
説明
SSL のハンドシェークでサーバー証明書に対してホスト名の確認を行うかどうかを決定します。
このプロパティーを使用して、要求 URL 内のサーバーホスト名、および受信したサーバー証明書のホスト名の厳密なチェックを実行できます。
必要な値
「True」または「False」。デフォルトは「False」です。
追加情報
状況によっては、このプロパティーを「True」と「False」のどちらに設定するかによって、異なる Java 例外が発生します。ここでは、これらの例外の原因について説明します。
たとえば、URL のホスト名が localhost で、サーバー証明書のホスト名が localhost.stc.com だったとします。この場合、次の条件が適用されます。
「ホスト名を確認する」を「False」に設定した場合:
要求された URL とサーバー証明書の間のホスト名チェックがオフになります。
不完全なドメインホスト名 (https://localhost:444 など) または完全なドメインホスト名 (https://localhost.stc.com:444 など) を使用できます。どちらの場合も肯定的な応答が得られます。
「ホスト名を確認する」を「True」に設定した場合:
要求された URL とサーバー証明書の間のホスト名チェックがオンになります。
不完全なドメインホスト名 (https://localhost:444 など) を使用した場合は、例外 java.io.IOException: HTTPS hostname wrong が発生することがあります。
完全なドメインホスト名 (https://localhost.stc.com:444 など) を使用する必要があります。
「接続プールの設定」には、次の表に示す設定パラメータが含まれています。
表 70 「環境設定」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にしておくべき物理接続の最小数を指定します。0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続を作成すべきであることを示します。 |
有効な数値。デフォルトは 1 です。 |
最大プールサイズ |
プール内で常に使用可能にしておくべき物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
有効な数値。デフォルトは 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト |
未使用の物理接続を閉じるまでの時間 (秒数) を指定します。0 (ゼロ) は、制限がないことを示します。 |
有効な数値。デフォルトは 300 です。 |
エンバイロメントエクスプローラツリーからアクセスする IMS アダプタの設定パラメータは、次のセクションで構成されています。
「TCP/IP 設定」セクションには、Portal Infranet に接続するための情報が含まれています。このセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 71 「Environment」 - 「TCP/IP 設定」設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
サーバーホストの名前を指定します。このパラメータは必須です。 |
サーバーホスト名。 |
|
IMS Connect が待機するポートを指定します。このパラメータは必須です。 |
IMS Connect が待機するポートを示す数値。デフォルトは 7777 です。 |
「IRM (IMS 要求メッセージ) ヘッダー」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
IRM ヘッダーの詳細は、IBM の『IMS Connect Guide and Reference』(SC27-0946-00) を参照してください。
次のトピックでは、IMS アダプタのクライアント ID の設定について説明します。
このモードでは、複数の要求を同時に処理するように IMS アダプタが設定されます (並列モード)。
「IRM_Header」セクションのクライアント ID を、末尾に 1 つ以上のアスタリスクを含む文字列 (たとえば、「SUN*」) に設定します。
アダプタは、ランダムに生成した英数文字を使用してクライアント ID 文字列の残りを生成します。クライアント ID の長さは 8 です。静的なクライアント ID を使用し、使用している IMS 外部システムが同じ IMS Connect に接続するように設定されている場合は、クライアント ID が 配備間で一意である必要があります。
「IRM_Header」セクションの「IRM_SOCT」を「Persistent」に設定します。
これによって、アダプタは物理接続を保持し、接続プールをリソースアダプタとして使用できるようになります。このパラメータを「Persistent」に設定せず、「*」による動的生成を使用するようにクライアント ID を設定した場合は、プロトコルエラーが発生します。
並列モードでは、「IRM_SOCT」のほかのタイプを使用できません。前述のように、「Persistent」を使用しないとプロトコルエラーが発生します。
確認応答の表現 (「IRM_F4」の ACK/NAK 応答) については、前述のパラメータに加えて次の追加パラメータを設定する必要があります。
このモードでは、一度に 1 つの要求を処理するように IMS アダプタが設定されます。複数の要求が IMS アダプタの内部ロックメカニズムによって直列化されます。
「IRM_Header」セクションのクライアント ID を、アスタリスクを含まない文字列 (たとえば、「SUNIMS」) に設定します。
アダプタは、ランダムに生成した英数文字を使用してクライアント ID 文字列の残りを生成します。クライアント ID の長さは 8 です。静的なクライアント ID を使用し、使用している IMS 外部システムが同じ IMS Connect に接続するように設定されている場合は、クライアント ID が 配備間で一意である必要があります。
確認応答の表現 (「IRM_F4」の ACK/NAK 応答) については、前述のパラメータに加えて次の追加パラメータを設定する必要があります。
IMS Connect の対話を特定のポートに送信すると、そのポートですでに使用されているクライアント ID を使用したときにエラーが発生します。これは、ソケットのタイムアウトによって終了した別の対話で使用されていたのと同じクライアント ID との対話を実行しているときに発生します。IMS Connect がソケットのタイムアウトを受信した元の対話に関して IMS からの応答を待機している間にこの新しい対話を受信すると、クライアント ID の重複エラーが発生する可能性があります。
また、元の対話で使用されていたソケットのタイムアウトが「IRM_TIMER」で設定されたタイムアウトまたは HWSCFGxx メンバーで設定される IMS Connect のデフォルトのタイムアウトよりも小さい値に設定された場合にも発生する可能性があります。IMS Connect は、ソケットのタイムアウトによって元のソケットが切断されたことを、そのソケットに対する読み取りを次に実行するまで認識しません。つまり、IMS Connect は元のソケットがすでにクライアント側から切断されていても、そのソケットがまだアクティブであるとみなします。このような状況になった場合は、IMS Connect 側で「IRM_TIMER」が時間切れになるまで、DUPECLNT エラーを受信します。
クライアント ID とタイマーの問題の詳細は、『IMS Connectivity in the On Demand Environment - A Practical Guide to IMS Connectivity』(IBM Publication SG24-6794-00) を参照してください。
アウトバウンド IMS アダプタ環境の「直列モードの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 73 アウトバウンド IMS アダプタ環境 - 「直列モードの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
待機タイムアウト |
「IRM_CLIENTID」が静的な場合は、要求が直列化されるため、同じクライアント ID を使用する複数のスレッドによる要求ロックの競合が起こります。別のスレッドによって保持されている要求ロックが競合するスレッドは、保留状態の要求スレッドがロックを解放するまで待機します。このパラメータは、要求スレッドがロックを待機する時間 (ミリ秒単位) を制御します。 |
スレッドがロックを待機する時間の設定を示す整数。デフォルトは 6000 (ミリ秒) です。 |
アウトバウンド IMS 環境の「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 74 アウトバウンド IMS アダプタ環境 - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
最大再試行回数 |
IMS アダプタデータベースとの接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の回数を指定します。 |
接続を確立するために行うことができる再試行の回数を示す整数。設定済みのデフォルトは 5 です。 |
再試行間隔 (ミリ秒) |
宛先ファイルへのアクセスを次に再試行するまでの設定された一時停止の長さを指定します。このプロパティーは、「最大再試行回数」プロパティーと組み合わせて使用します。 |
宛先ファイルへのアクセスを次に再試行するまでの時間 (ミリ秒単位) の設定された長さを示す整数。設定済みのデフォルト値は 5000 (1 秒) です。 |
アウトバウンド IMS アダプタ環境の「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 75 アウトバウンド IMS アダプタ環境 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
維持する接続の初期数および最小数を指定します。 |
維持する接続の初期数および最小数を示す数値。設定済みのデフォルトは 2 です。 |
最大プールサイズ |
プール内で常に使用可能にする物理接続の最大数。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
有効な数値。デフォルトは 10 です。 |
このアダプタ外部システムは、次のプロパティーのカテゴリで構成されています。
LDAP アダプタの「接続」セクションのプロパティーでは、LDAP システムへの接続を定義できます。
表 76 LDAP アダプタ - 「接続」設定
LDAP アダプタの「セキュリティー/SSL」セクションは、SSL の基本的なセキュリティー機能を設定するために使用します。「SSL」セクションのプロパティーの詳細は、『通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成』の「「セキュリティー/SSL」プロパティーに関する追加の注意事項」を参照してください。
表 77 LDAP アダプタ - 「セキュリティー/SSL」設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
JSSE プロバイダクラス |
JSSE プロバイダクラスの完全修飾名を指定します。詳細は、次の Sun Microsystems Java サイトを参照してください。 http://java.sun.com/ |
有効な JSSE プロバイダクラスの名前。デフォルトは次のとおりです。 com.sun.net.ssl.internal.ssl.Provider Integration Server on AIX を実行している場合は、 com.ibm.jsse.IBMJSSEProvider を指定します。 |
キーストア |
デフォルトのキーストアファイルを指定します。このキーストアは、SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されます。 |
有効なパッケージの場所。デフォルトはありません。 |
キーストアパスワード |
デフォルトのキーストアパスワードを指定します。このパスワードは、SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されるキーストアにアクセスするために使用されます。デフォルトはありません。 |
有効なキーストアパスワード。デフォルト値はありません。 |
キーストアタイプ |
デフォルトのキーストアタイプを指定できます。このキーストアタイプは、SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されます。キーストアタイプを設定しなかった場合は、デフォルトのキーストアタイプである JKS が使用されます。 |
有効なキーストアタイプ。 |
キーストアのユーザー名 |
SSL 接続を確立するときの鍵/証明書の管理に使用されるキーストアにアクセスするためのユーザー名を指定します。 注 – キーストアタイプが PKCS12 または JKS の場合は、「キーストアのユーザー名」プロパティーを使用しません。PKCS12 および JKS キーストアタイプでは、アクセス用のパスワードが必要ですが、ユーザー名は必要ありません。このプロパティーの値を入力しても、PKCS12 および JKS では無視されます。 |
有効なキーストアのユーザー名。 |
SSL 接続タイプ |
使用される SSL 接続のタイプを指定できます。 |
「なし」、「SSL の有効化」、または「TLS オンデマンド」を選択します。次のようにして必要な値を入力します。 「なし」: SSL なし (簡単なプレーン接続)。 「SSL の有効化」: SSL を有効にします。LDAP サーバーとのすべての通信に、セキュリティー保護された通信チャネルが使用されます。 注 – 「SSL の有効化」オプションを使用する場合は、「プロバイダ URL」プロパティーに、セキュリティー保護された LDAP ポート (デフォルトは 636) が指定されている必要があります。 このプロパティーの必要な値の詳細は、「SSL 接続タイプ」を参照してください。 |
SSL プロトコル |
LDAP サーバーとの SSL 接続を確立するときに使用される SSL プロトコル。 |
「TLS」、「TLSv1」、「SSLv3」、「SSLv2」、または「SSL」を選択します。 |
トラストストア |
デフォルトのトラストストアを指定します。このトラストストアは、SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されます。 |
有効なトラストストアファイル。デフォルトはありません。 |
トラストストアのパスワード |
デフォルトのトラストストアパスワードを指定できます。このパスワードは、SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアにアクセスするためのものです。 |
有効なトラストストアパスワード。デフォルトはありません。 |
トラストストアタイプ |
SSL 接続を確立するときの CA 証明書の管理に使用されるトラストストアのトラストストアタイプを指定できます。トラストストアタイプを設定しなかった場合は、デフォルトのトラストストアタイプである JKS が使用されます。 |
有効なトラストストアのタイプ。 |
ホスト名を確認する |
SSL のハンドシェークでサーバー証明書に対してホスト名の確認を行うかどうかを決定します。 このプロパティーを使用して、要求 URL 内のサーバーホスト名、および受信したサーバー証明書のホスト名の厳密なチェックを実行できます。 |
「True」または「False」。デフォルトは「False」です。 このプロパティーの必要な値の詳細は、「ホスト名を確認する」を参照してください。 |
X509 アルゴリズム名 |
トラストマネージャーファクトリおよびキーマネージャーファクトリで使用される X509 アルゴリズム名を指定します。 |
有効な X509 アルゴリズムの名前。デフォルトは SunX509 です。Integration Server on AIX を実行している場合は、IbmX509 を指定します。 |
LDAP アダプタの「接続再試行の設定」プロパティーには、次のパラメータが含まれています。
表 78 LDAP 外部アダプタプロパティー - 「接続再試行の設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
最大再試行回数 |
接続の取得に失敗したときに接続を確立するために行う再試行の最大回数。 |
必要な値はありません。デフォルト値は 5 です。 |
再試行間隔 |
次の接続再試行までの待機時間 (ミリ秒数)。 |
任意の有効な数値。デフォルト値は 10000 です。 |
LDAP アダプタの「接続プールの設定」プロパティーには、次のパラメータが含まれています。
表 79 LDAP 外部アダプタプロパティー - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で維持する必要がある接続の最小数。 |
デフォルト値は 1 です。 |
最大プールサイズ |
プール内の使用可能な接続の最大数。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 |
デフォルト値は 10 です。 |
最大アイドルタイムアウト |
接続がプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位)。ゼロは、制限がないことを示します。 |
デフォルト値は 300 です。 |
注 – LDAP アダプタの現在の接続プールの動作は、次の例のようになります。次のように設定されているとします。
|
ここでは、SNA アダプタの環境プロパティーの設定方法について説明します。
アダプタ環境設定プロパティーには、アダプタと環境内のほかの Sun Enterprise Service Bus コンポーネントの接続方法および対話方法を定義するパラメータが含まれています。新しい SNA 外部システムを作成するときは、必要な外部システムのタイプを設定できます。
使用可能な外部システムプロパティーには、次のものがあります。
アダプタを配備する前に、次の環境プロパティーを設定する必要があります。インバウンド SNA アダプタには、次の設定セクションが含まれています。
SNA 設定
一般設定
MDB プール設定
SNALU62 インバウンドアダプタの「SNA 設定」の詳細を次の表に示します。
表 80 「SNALU62 インバウンドアダプタ」 - 「SNA 設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
ホスト名 |
LU62 サーバーが実行されているホスト名を指定します。 注 – このパラメータは、Brixton LU62 サーバーの場合にのみ必要であり、ほかのプラットフォームでは無視されます。 |
任意の有効な文字列。デフォルトは localhost です。 |
シンボリック宛先名 |
設定ファイルから読み込まれたサイド情報エントリに関連付けられたシンボリック宛先名を指定します。詳細は、SNA のマニュアルを参照してください。 |
任意の有効な文字列。 注 – このパラメータは、大文字と小文字を区別します。 |
ローカル LU 名 |
SunLink LU62 サーバーに対して定義されたローカル LU 名を指定します。詳細は、SNA のマニュアルを参照してください。 注 – このパラメータは、SunLink P2P LU6.2.9.1 の場合に必要であり、ほかのプラットフォームでは無視されます。 |
任意の有効な文字列。 注 – このパラメータは、大文字と小文字を区別します。 |
ローカル TP 名 |
ローカル LU で実行されちるローカルトランザクションプログラム (TP) 名を指定します。詳細は、SNA のマニュアルを参照してください。 |
任意の有効な文字列。 注 – このパラメータは、大文字と小文字を区別します。 |
SNALU62 インバウンドアダプタの「一般設定」の詳細を次の表に示します。
表 81 「SNALU62 インバウンドアダプタ」 - 「一般設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
持続的記憶領域の場所 |
持続的データを保存するために使用されるファイルを含む持続的な場所 (ローカルフォルダのパスと名前) を指定します。ベースファイル名は、プロジェクト、配備、およびコラボレーションの情報に従って生成されます。 |
ディレクトリの絶対パスと名前。デフォルトは次のとおりです。 /temp/snalu62inbound/persist |
SNALU62 インバウンドアダプタの「MDB プール設定」の詳細を次の表に示します。
表 82 「SNALU62 インバウンドアダプタ」 - 「MDB プール設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にしておくべき物理接続の最小数を指定します。0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続を作成すべきであることを示します。 プールサイズが小さすぎると、既存の物理接続数のために接続時間が長くなることがあります。 プールに接続が存在すれば、トランザクションはより高速な論理接続を介してその接続を使用できます。 |
有効な数値。デフォルトは 10 です。 |
最大プールサイズ |
プール内で常に使用可能にしておくべき物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定するプールサイズは、トランザクションの量とアプリケーションの応答時間によって異なります。プールサイズが大きすぎると、SNA の送信先への接続が多くなりすぎることがあります。 |
有効な数値。デフォルトは 60 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
未使用の物理接続を閉じるまでの最大時間 (秒数) を指定します。0 (ゼロ) は、制限がないことを示します。 |
有効な数値。デフォルトは 600 です。 |
アダプタを配備する前に、次の環境プロパティーを設定する必要があります。アウトバウンド SNA アダプタには、次の設定セクションが含まれています。
SNA 設定
一般設定
接続プールの設定
SNALU62 アウトバウンドアダプタの「SNA 設定」の詳細を次の表に示します。
表 83 「SNALU62 アウトバウンドアダプタ」 - 「SNA 設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
ホスト名 |
LU62 サーバーが実行されているホスト名を指定します。 注 – このパラメータは、Brixton LU62 サーバーの場合にのみ必要であり、ほかのプラットフォームでは無視されます。 |
任意の有効な文字列。デフォルトは localhost です。 |
シンボリック宛先名 |
設定ファイルから読み込まれたサイド情報エントリに関連付けられたシンボリック宛先名を指定します。詳細は、SNA のマニュアルを参照してください。 |
任意の有効な文字列。 注 – このパラメータは、大文字と小文字を区別します。 |
ローカル LU 名 |
SunLink LU62 サーバーに対して定義されたローカル LU 名を指定します。詳細は、SNA のマニュアルを参照してください。 注 – このパラメータは、SunLink P2P LU6.2.9.1 の場合に必要であり、ほかのプラットフォームでは無視されます。 |
任意の有効な文字列。 注 – このパラメータは、大文字と小文字を区別します。 |
ローカル TP 名 |
ローカル LU で実行されちるローカルトランザクションプログラム (TP) 名を指定します。詳細は、SNA のマニュアルを参照してください。 |
任意の有効な文字列。 注 – このパラメータは、大文字と小文字を区別します。 |
SNALU62 アウトバウンドアダプタの「一般設定」の詳細を次の表に示します。
表 84 「SNALU62 アウトバウンドアダプタ」 - 「一般設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
持続的記憶領域の場所 |
持続的データを保存するために使用されるファイルを含む持続的な場所 (ローカルフォルダのパスと名前) を指定します。ベースファイル名は、プロジェクト、配備、およびコラボレーションの情報に従って生成されます。 |
ディレクトリの絶対パスと名前。デフォルトは次のとおりです。 /temp/snalu62inbound/persist |
SNALU62 アウトバウンドアダプタの「接続プールの設定」の詳細を次の表に示します。
表 85 「SNALU62 アウトバウンドアダプタ」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
プール内で常に使用可能にしておくべき物理接続の最小数を指定します。0 (ゼロ) は、プール内に物理接続がなく、必要に応じて新しい接続を作成すべきであることを示します。 プールサイズが小さすぎると、既存の物理接続数のために接続時間が長くなることがあります。 プールに接続が存在すれば、トランザクションはより高速な論理接続を介してその接続を使用できます。 |
有効な数値。デフォルトは 1 です。 |
最大プールサイズ |
プール内で常に使用可能にしておくべき物理接続の最大数を指定します。0 (ゼロ) は、最大数がないことを示します。 設定するプールサイズは、トランザクションの量とアプリケーションの応答時間によって異なります。プールサイズが大きすぎると、SNA の送信先への接続が多くなりすぎることがあります。 |
有効な数値。デフォルトは 32 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
未使用の物理接続を閉じるまでの最大時間 (秒数) を指定します。0 (ゼロ) は、制限がないことを示します。 |
有効な数値。デフォルトは 300 です。 |