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マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- 2 つのファイルに共通な行または共通でない行の表示
/usr/bin/comm [-options] file1 file2
comm は、現在のロケールの照合順序に従ってソートされているはずの 2 つのファイル file1 と file2 を読み込み、出力として 3 つのテキスト列を生成します。
file1 の行のみ。
file2 の行のみ。
両方のファイルの行。
いずれかのファイルの行が現在のロケールの照合順序に従ってソートされていない場合、結果は不確定です。
file1 または file2 が - の場合、comm は標準入力を使用します。開始位置は現在の位置です。
次のオプションがサポートされています。
file1 だけに存在している行の出力を抑制します。
file2 だけに存在している行の出力を抑制します。
file1 と file2 の両方に存在している行の出力を抑止します。
次のオペランドがサポートされています。
比較する 1 つ目のファイルのパス名。file1 として - を指定すると、標準入力とみなされます。
比較する 2 つ目のファイルのパス名。file2 として - を指定すると、標準入力とみなされます。
ファイルが 2G バイト (231 バイト) 以上ある場合の chmod の動作については、largefile(5) を参照してください。
例 1 ファイルによって指定された、ユーティリティのリストを出力する
file1、file2、file3 の 3 つのファイルに、ユーティリティのリストが 正しくソートされて書かれている場合、
example% comm -23 file1 file2 | comm -23 - file3
のコマンドは、file1 だけに含まれているユーティリティだけを出力します。次のエントリを見てください。
example% comm -12 file1 file2 | comm -12 - file3
このエントリは、3 つのファイルすべてに含まれているユーティリティを出力します。また、次のエントリを見てください。
example% comm -12 file2 file3 | comm -23 -file1
このエントリは、file2 と file3 には含まれているが file1 には含まれていないユーティリティを出力します。
comm の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。LANG、LC_ALL 、LC_COLLATE、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。
次の終了値が返されます。
入力ファイルはすべて、(指定されたとおりに) 正常に出力されました。
エラーが発生しました。
属性についての詳細は、attributes(5) を参照してください。
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cmp(1), diff(1), , sort(1), uniq(1), attributes(5), environ(5), largefile(5), standards(5)