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マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- 簡単なテキストフォーマッタ
fmt [-cs] [-w width | -width] [inputfile]...
fmt は簡単なテキストフォーマッタで、行を詰めたり結合することによって -w width オプションで指定した文字数までの出力行を作成します。デフォルトの width は 72 カラムです。fmt は引数に指定した inputfile を結合します。inputfile を指定しなかった場合、fmt は標準入力からのテキストを書式化します。
空白行は、単語間の空白としてそのまま出力されます。fmt は、nroff(1) との互換性のため . (ドット) で始まる行を詰めたり結合することはありません。また、メールヘッダーと判別された (つまり、最初の行が "From" で始まる) 連続する空白以外の行も詰めたり結合することはありません。
インデントはそのまま出力されます。インデントが異なる入力行は結合されません (-c オプションを使用しない場合)。
また、fmt は、vi(1) のインラインテキストフィルタとしても使用できます。次の vi コマンドを入力します。
!}fmt
すると、カーソルの位置から段落の最後までのテキストが書式化されます。
クラウンマージンモード。1 つの段落内の最初の 2 行のインデントを保持し、後続行の左マージンを 2 番目の行に揃えます。タグ付き段落に便利です。
行の分割のみ。短い行を連結してより長い行にはしません。これにより、コード例などの書式化されたテキストが不当に連結されるのを防ぐことができます。
出力行を width カラムの幅にします。
入力ファイル
fmt の実行に影響を与える環境変数 LC_CTYPE については、environ(5) を参照してください。
属性についての詳細は、attributes(5) を参照してください。
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nroff(1), vi(1), attributes(5), environ(5)
-width オプションは BSD 互換性のために提供されていますが、将来のリリースでは廃止される可能性があります。