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マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- 3 つのファイルの内容比較
diff3 [-exEX3] filename1 filename2 filename3
diff3 は、1 つのファイルの 3 つのバージョンを比較します。異なった内容を持つ範囲を次のようなコードを使って通知します。
全ファイルが異なる
filename1 が異なる
filename2 が異なる
filename3 が異なる
示された範囲の内容をどのように変更すれば比較対象のほかのファイルの内容と一致させられるかは、次のいずれかの方法で表されます。
ファイル f の行番号 n1 の後にテキストを追加します。 f は 1 、 2 、または 3
行番号 n1 から n2 の範囲のテキストを変更します。n1 と n2 が等しい場合には、この範囲表記が省略されて、n1 となります。
示された範囲の元の内容が文字 c の後に出力されます。2 つのファイルの内容が同一のときは、 小さい方の番号のファイルの内容は省略されます。
次に示すコマンドは、その実行により生成されたスクリプトを filename1 に適用します。
(cat script; echo ´1,$p´) | ed - filename1
次のオプションがサポートされています。
filename2 と filename3 との間のすべての相違点、つまり通常であればフラグ ==== と ====3 とで示される相違点を filename1 に組み込むための、ed(1) エディタ用スクリプトを生成します。
単一のドット (. ) だけから成るテキスト行は、-e オプションを無効にします。
filename2 と filename3 との間のすべての相違点を組み込むためのスクリプトを生成しますが、その際、重複する相違点 (つまり通常の一覧でフラグ ==== で示される相違点) を異なる方法で処理します。両ファイルからの重複する行は、編集スクリプトにより、<<<<<< 行と >>>>>> 行で囲まれて挿入されます。
==== フラグにより示される相違箇所だけを取り込んだスクリプトを生成します。
フラグ ==== で示される相違点だけを組み込むためのスクリプトを生成しますが、その際、-E オプションと同じ方法でそれらの相違点を処理します。
====3 フラグにより示される相違箇所だけを取り込んだスクリプトを生成します。
ファイルが 2 ギガバイト ( 231 バイト) 以上ある場合の diff3 の動作については、 largefile(5) を参照してください。
次の終了値が返されます。
正常終了。
エラーが発生しました。差異が見つかったか、致命的なエラーが発生しました。
致命的なエラーが発生しました。
戻り値は、diff(1) やほかのベンダー版の diff3 とは異なります。
属性についての詳細は、attributes(5) を参照してください。
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diff(1), attributes(5), largefile(5)
64K バイトを超える大きさのファイルは処理できません。