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マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- システムの保存停止またはシャットダウンと電源の切断
/usr/bin/sys-suspend [-fnxh][-d displayname]
sys-suspend には、システム全体を保存停止またはシャットダウンするためのオプションが用意されています。
システムを保存停止すると、電源を節約したり、システムに転送の準備をしたりできます。ハードウェアの再構成または交換を行う際には、保存停止を使用してはいけません。
保存停止では、メモリーへの電力供給を維持するか (Suspend to RAM)、または状態を不揮発性記憶領域に保存する (Suspend to Disk) ことによって、電源投入または復帰イベントによって復元再開操作が実行されるまで、現在のシステム状態が保持されます。
ウィンドウ環境で復元再開を行うと、承認されたユーザーのみがシステムにアクセスできるようにロック画面が表示されます。ウィンドウ以外の環境では、ユーザーはパスワードを求められます。
デバイスまたはプロセスが重要な操作やタイミングの影響を受ける操作 (リアルタイムの操作など) を実行しているときは、システムの保存停止に失敗する可能性があります。これが発生すると、システムは現在の実行状態のままになります。コンソールまたはシステムログに、失敗を報告するメッセージが表示されます。いったんシステムが正常に保存停止されると、ハードウェアの再構成など外部からの影響がないかぎり、復元再開操作は必ず成功します。
シャットダウンの場合、システムは poweroff(1M) を実行したときと同様に応答します。
このコマンドによって、solaris.system.power.suspend. 承認が強制されます。デフォルトのインストールでは、これらの承認はコンソールユーザーに関連付けられています。その他のユーザーは、これらの承認を追加するか、保存停止プロファイルを追加する必要があります。
次のオペランドがサポートされています。
displayname で指定された X サーバーに接続します。
強制的に保存停止します。保存停止に失敗した場合、poweroff(1M) が発生します。システム状態は保存されず、通常のブートに進みます。
デフォルトを保存停止からシャットダウンに変更します。
メッセージを表示しないか、またはユーザーの介入を要求しません。
「ロック画面」を無効にします。このフラグにより、復元再開時の「ロック画面」の実行が無効になります。
属性についての詳細は、attributes(5) を参照してください。
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