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マニュアルページセクション 1: ユーザーコマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- ディレクトリの作成
/usr/bin/mkdir [-m mode] [-p] dir...
mkdir コマンドは、777 モード (ファイル生成マスク umask(1) で変更可能) で、指定されたディレクトリを作成します。
ディレクトリ内の標準エントリ (たとえば、そのディレクトリ自身を表す "." ファイルや、その親を表す " .") は自動的に作成されます。mkdir は、これらのエントリに名前を指定することはできません。ディレクトリを作成するためには、 親ディレクトリの書き込み権が必要です。
新しいディレクトリのオーナ ID とグループ ID はそれぞれ、プロセスの実効ユーザー ID と実効グループ ID に設定されます。mkdir は mkdir(2) システムコールを呼び出します。
新たに作成されたディレクトリの setgid ビットを変更するには、mkdir を実行後に、chmod g+s または chmod g-s を使用する必要があります。
setgid ビットの値は、親ディレクトリのものが受け継がれます。
次のオプションを指定できます。
新しいディレクトリにモードを指定します。モードの選択項目は chmod(1) で表示できます。
このオプションを指定すると、mkdir はまず、存在しない親ディレクトリをすべて作成することによって dir を作成します。中間ディレクトリに与えられるモードの値は、777 とファイル生成マスクに設定されたビットの値の差です。ただしこの差は、少なくとも 300 (ユーザーの書き込み権と実行権) でなければなりません。
次のオペランドがサポートされています。
生成されるディレクトリのパス名。
ファイルが 2G バイト (231 バイト) 以上ある場合の mkdir の動作については、largefile(5) を参照してください。
例 1 mkdir の使用
次の例を見てください。
example% mkdir -p ltr/jd/jan
この例では、ltr/jd/jan というサブディレクトリ構造を作成します。
mkdir の実行に影響を与える次の環境変数についての詳細は、environ(5) を参照してください。LANG、LC_ALL、LC_CTYPE、LC_MESSAGES、および NLSPATH。
次の終了値が返されます。
指定されたディレクトリはすべて正常に作成された、または (-p オプション指定時) 指定された各ディレクトリは存在していたかもしくは正常に作成されました。
エラーが発生しました。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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chmod(1), rm(1), sh(1), umask(1), Intro(2), mkdir(2), attributes(5), environ(5), largefile(5), standards(5)