このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

2.3.2 コードの分類

実際の移植プロセスを開始する前に、各移行単位に要する工数に基づいてコードを分離します。 これにより、移行に必要な工数全体の見積もりが可能になります。

たとえば、Javaなどの場合に、コードの80%が移植可能で10%がスクリプトであるなら、残りの10%のみに対して移植に困難が伴うことが予想され、より注意を要することになります。 この見積もりを導き出す最も簡単な方法には、コーディングに使用されているプログラミング言語に基づいてコードを分離し、それぞれの移植の複雑さを個別に評価するというやり方があります。

経験からいって、Javaで記述されたコード、Perlスクリプトおよびシェル・スクリプトは、C、C++、Visual Cといったプログラミング言語で記述されたネイティブ・モジュールと比べて問題は少ないでしょう。 ただし、例外的なプロジェクトに遭遇することもあります。 スクリプトの移植は、慎重な計画と評価が求められる領域の1つです。 次の項では、スクリプトの移行時に発生する可能性のある問題について、さらに詳しく説明します。