このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

7.2 適切な最小限の権限委任

権限は、アプリケーションに付与できる個別の権利です。 プロセスに権限があれば、通常ならオペレーティング・システムによって禁止される操作を実行できます。 Oracle Linuxは従来のUNIXシステムのように、スーパーユーザー・ベースのモデルに準拠しています。 アプリケーションではユーザーID(たとえば、rootの場合は0)をチェックして特定の権限の有無を確認します。 sudoコマンドを使用すると、/etc/sudoersファイルで権限が付与されている場合、ユーザーはrootまたはその他の指定されたユーザーとしてコマンドを実行できます。 sudoを使用して特定のユーザーに特定の管理タスクを実行できる権限を付与するには、visudoコマンドを使用してこのファイルの内容を変更します。

デフォルトでは、Oracle Linuxシステムはrootとして直接ログインできないように構成されています。 事前に指定ユーザーとしてログインしてから、suまたはsudoを使用してrootとしてタスクを実行します。 この構成により、システム・アカウンティングで特権管理アクションを実行するユーザーの元のログイン名を追跡できます。

SELinuxを構成すれば、ロールベースのアクセス制御(RBAC)を提供することも可能です。 このセキュリティ・モデルでは、SELinuxドメインのユーザーのメンバーシップによって、ユーザーがシステム上で実行またはアクセス可能なプロセスとファイルが決まります。